サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

fOUL×サンボマスター「クアトロ殿の3人」@渋谷CLUB QUATTRO 22.12.24

2023-03-15 | LIVE













去年の年末、fOULとサンボマスターの対バンを観ました。










先に書くと、
これサンボの企画ではあったんですけど、
個人的にどうしても復活したfOULを観たくて・・・
それも、
出来れば復活したその年に観ておきたい。という個人的な欲望があったんですよ
その上で、どこに行くか・・・?ってなった時にこの日が最も都合が良かった訳なんですよね
他の日は元々行く予定だったイベントと重なってたりどこも都合が悪かったので。
もっと言えば、
サンボマスターは昔ライブにも行ったし今でも聴くぐらい好きなので、
そう、
「どっちも好きだから。」というのが最終的な決め手ですかね笑

fOULは本当に大好きなバンドで・・・
聴くようになったきっかけが、
当時NHK-FM「ミュージックスクエア」に「Husserliana」が出たタイミングで出演していて、
それ聴いて一発で好きになって。ちなみに確か近しいタイミングでbloodthirsty butchersも出てたはずです
だから、そう、、、今回中学生の頃から大好きなバンドを生で観れたのは本当に貴重な事でした。
一時期、谷口さんの書く詞に励まされたりしてた事もあって念願の生fOULでございました。
では、以下。










fOUL

fRATERNITY
ドストエフスキーグルーヴ
向こう3年の通暁者
フッサリアーナ
私は求めない

裁判所の架空の訓示
wax&wane






大体こんな感じのセットリスト。
一曲だけ空白の部分があるのが申し訳ない。
ただ、
初っ端から一番聴き込んだ「Husserliana」の一曲目だったんで、
思わず震えたと言いますか完全に気分が中学生の頃に戻りましたよね(笑
また、この曲の歌詞が大好きで「手つかずの宝物だらけでどうしたものだろう」みたいな歌詞、
それと「満足するのはいつもあなた」等、名フレーズの連発でいきなりカタルシス満点の始まりっぷりでした
どちらかと言えば何とも言い難い心情をロックミュージックとして鳴らしている~、
そんな佇まいと雰囲気に感銘を受けつつ、
代表曲を矢継ぎ早に繰り出す
昔、
fOULのライブ記事などでよく見た曲名がバンバン出て来るのでその度に興奮してました
3ピースならではの鋭いサウンドとアンサンブル、そして、緩急もスゴかった印象がありますね。

そして、
大好きな「フッサリアーナ」・・・・・!!!
この時ばかりは精神も肉体も思春期の頃の生意気な自分に戻って、
そう・・・
なんかタイムマシンに乗った~みたいな気分でしたね
この曲及びこの曲が入ったアルバムは自分が中学3年くらいの頃に出てたので、
一気にその頃感じてた雰囲気や気分に戻されるというか・・・また、歌詞も良い意味で不敵なので、
それもあって高揚した気分であの独特のアンサンブル含めて一身に浸っていました
それと、
あんまり衰えみたいなのを感じなかったのも良かったですね
どころか、あのギターリフとリズム隊の鋭角さはむしろ更に磨かれていて。
自分が思春期に夢中になった楽曲~というのもあるけど、終始感動しながら鑑賞していました。
特に、最後の、
「~あらんことを!!」の部分には祈りにも通じるものを感じてより胸に来ちゃってましたね
正直、この曲を生で聴けてる事自体がある種の奇跡にも感じていた特別なパフォーマンスでした。


フロントマンのポージングも含めて視覚的にも楽しかった「私は求めない」も凄く良かったし、
聴いていて面白かったし加えて気付きになる部分もあったりして印象深い一曲でした
バラッドの曲を挟み、
凄味たっぷりだった「裁判所の架空の訓示」。
静かに始まったのに、
途中谷口さんの轟音ギターが火を吹いたり、
学さんの色気たっぷりのベースラインに酔い痴れたり、
怒涛のアンサンブルの迫力にも胸打たれた会心の楽曲に仕上がってました。
その勢いそのままに、最後は代表曲の一つ「wax&wane」で締め!!
冒頭のケツから~の口上の時点で大声援が上がり、
ものすごい盛り上がりの中ステージは終了
味のあるギターソロ、
各々が主人公みたいな個性を放ちつつ不思議な一体感にも満ちている、
そんな「fOUL」としか言い様のない独自のアンアンブルに最後まで骨抜きにされていました
サンボマスター主催のイベントでしたが、案外fOULのファンも多く感じた一夜でした。
今や伝説のオルタナティブ・ロックバンドを生で観れてホクホクでしたね🎶
2023年もまた最新モードのfOULが観たいです・・・!!








サンボマスター

So This Is Christmas(ジョン・レノンcover)
輝きだして走ってく
ミラクルをキミとおこしたいんです
ヒューマニティ!
世界はそれを愛と呼ぶんだぜ
孤独とランデブー
ラブソング
ボクだけのもの
できっこないをやらなくちゃ
花束

想い出は夜汽車にのって
あなたといきたい







すごいライブだった・・・
正に❝横綱相撲みたい❞というか、
なんかもう気が付けば彼らの音とコールの中にノセられてる感じで、、、
問答無用に盛り上がるし逆に言えばあそこまでやって盛り上がらない方がおかしいというか笑
百戦錬磨のライブ巧者の神髄を観た気が致しました。

セトリは、
近年の代表曲中心で・・・と言いつつ、
中盤にしっかりと誰もが知ってるヒット曲を配置したり、
そのバランス感覚も秀逸でしたね
ただ、
盛り上がり的には、
「ミラクルをキミとおこしたいんです」がズバ抜けてたかな
この曲の時、みんなが飛び跳ねて指突き挙げて踊りまくってすごい楽しくて・・・
正にミラクルが本当に巻き起こってる様を垣間見て感動すらしてました
これぞライブの醍醐味だな。と感じつつ、
以前、
サンボのライブで一度泣いた経験もある大好きな「ラブソング」の披露がまた嬉しかった・・・!
いつものサンボとは違う静謐としたバラッドなんだけどそれがまた新鮮なんですよね
聴いていて、
あなたがいない~という事実に病むけれど、
あなたがいた~という事実がこの胸を満たしていく。
みたいな、
二律背反的な想いが滲んでるのを垣間見てそれにも改めて感動したりもしました
これもまた、ちょっとした「気付き」ですし、多分リアルタイムでレビューもした作品だけど、
13年前はそこまでの情感は受け取れてなかったかな?と想うと感慨深くもありますね。
っていうか、ぶっちゃけその頃仲良かった某人物を想起しながら聴いてました(爆


「おい、イノマー、聴いてるか!」と、
自分自身も多大な影響力を受けた音楽ライター兼バンドマンのイノマー氏に捧げた「ボクだけのもの」も
非常に熱かった。
個人的には、
昔の曲も聴きたかったけど、
最新の名曲であるこの曲も絶対聴きたかったのでそれもまた嬉しかったですね
君の翼は消えてないよ。と叫ぶこの曲にクリスマスイヴに勇気付けられていましたね。
そして、
「できっこないをやらなくちゃ」
「花束」と、
胸アツな楽曲を立て続けに投下してこの日のライブは終了。
しきりに対バン相手であるfOULへのリスペクトと感謝を述べてたのもまた素晴らしかったですね
サンボマスターの皆さんの人間性含めて最高に清々しく爽快な気分になれる一夜でした。
アンコールで奏でられた「あなたといきたい」の爆発っぷりも印象的でしたね。
ありがとうございました!!!

















サンボマスターは、
2010年に出したアルバム「きみのためにつよくなりたい」って作品が特に大好きで、
この日はそのアルバムの中から3曲も演奏してくれたので、
中々に管理人向けのセットリストでしたね笑
盛り上げ方が兎に角良い意味で強引で、
グイグイ来るんだけど、
一度その渦の中に入ってしまえば、
もうめちゃくちゃに楽しい・・・!!と感じざるを得ない、っていう
サンボマスターの❝ライブ力❞には改めて感銘を受けました。
「生きててくれてありがとよ!」みたいな超ストレートなMCを言えるのは山口隆くらいのものです。

ジャンルや雰囲気としては、
fOULとサンボマスターってそこまで近くは無いとは思ったんですけど、
でも、
それこそTHE対バンだな。って感じもしましたね
異種格闘戦であり各々の良さを各々の角度で楽しめる様なワンダフルさがあったイベントでした。
初めて観たfOULの感動に、10年以上振りに観たサンボの熱量・・・!とこの日も忘れられない一夜でした。
多少大げさと捉われようとも、やっぱり自分は受けた感動は絶対に大切にしたいタイプなので、
この夜もまた今後の人生に於いて記憶の中で大事に持ち続けると思いますね。
最高にハッピーなクリスマス・イヴでした♬



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2023-03-16 03:53:41
フッサリアーナ、私も大好きっす!
返信する
ありがとうございます! (西京BOY)
2023-03-18 22:46:54
>Unknownさん
コメントどうもです♬
ライブレポは労力の割にはあんまアクセスとか良くないので(笑
そういう反応がエネルギーになります!
自分も中学生の頃本当によく聴いたのでかなり嬉しい選曲でした。
返信する