サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

井上昌己「Birthday Concert with Chamber Orchestra」@TOKYO FMホール 24.7.21

2024-08-07 | LIVE










7月の21日に井上昌己のコンサートを観ました。








井上昌己は1989年デビューのシンガーソングライターで
今年で歌手活動35周年でした。
井上昌己さんのライブに行くのは初めて。
管理人は今30代後半なんですけど、
管理人世代だとやっぱり「怪盗セイントテール」のテーマソング歌ってた人〜というのがあって。
個人的に、
「セイント」と言えば、
「テール」なんですよね・・・
(わがままな主張笑)。
姉の影響で少女漫画原作のアニメをよく観ていたんですね
大人になってからセイントテールのBD-BOX購入したんですが、
見返してると井上昌己さんの素敵な歌声を何度も聴くじゃないですか。
それも二曲も担当してるので自然と好きになりますよね
いつか生で聴いてみたい!という願望はあったんですけど、
今年35周年だし春先に出たニューアルバム買ったし今がその時だろう!と
結果的には本当に行って良かったと思える温かいコンサートでございました。















会場の東京FMホールは、
個人的に10年以上ぶりに参った会場で
それも良かった
ですね
シックな造りの観やすいステージ、
時計も付いてる…とか
昔ブログで好きな会場と書いた通り今でも大好きだと言える素敵な会場でした
そして、
椅子に座って配布物を見ていると
「Menu」なるものがあって
そこにこの日のセトリが記載されておりました
レストランみたいな・・・あまりに斬新な配慮にビックリ
これ、
個人的には
他のミュージシャンもやって欲しいですね笑
ちょっと覗いたら一曲目に「純心」って書いてあってやたらドキドキした。


で、この日のコンサートは…
あ、そうそう、
その前に
オーケストラコンサートって事で
この日はオール着席かつ声援もほぼ控えて拍手のみ
子供の頃学校行事で観たクラシックのコンサートみたいなスタイルでした
ただ、
今はそれなりに画一化してるので
こういう純粋に音楽を味わう事に特化したコンサートもそれはそれで新鮮だった。
もう一つ書くとずっと座ったまま観れるのはある種の有り難さもあった・・・笑

結論から書くと、
一曲目の「純心」でいきなり泣いた。
ポロンと一粒涙が零れた感じの泣き方だった。
正直、
心のどこかで「セイントテールの曲聴けたらいいな。」と期待してたので
初っ端から来て嬉しかったし、
歌詞の
「ねえあなたが知らない
 ああ私を知っても
 ねえ嫌いになったり
 しないとそっとささやいて」
の部分、
マニアックな話になるけど芽美とアスカの関係性みたいで
物凄く感情移入してしまって泣いた
子供の頃から大好きなアニメの
テーマソングを生で聴けて感動してたのもあったかもしれない
90年代のアニメのテーマソングって最早聴ける事の方が少ないから。
それに、
「私はきれいですか」の歌唱も良かった…
全体的に大人のビターな渋みが出ててのっけから大満足の一幕でした
しかしそういう思い出補正みたいなの抜いても情感溢れる名曲だと思いましたね。

そこから、
逆に清涼感溢れる爽やかなメロディが胸を打つ「イヤリングのはずしかた」
そして切ないラブソングで胸に迫る歌唱にもやられた「共犯者」と
良質なポップソングを優雅に響かせていく。
そう言えば、
管理人は最近90年代初頭のガールポップにもハマっているので
二重の意味で楽しいコンサートに感じたのであった
 まだまだ名曲は続く。
ビターなラブソング「あなたが教えたこと」は伸びやかな歌声に魅せられた
そこから、カラフルなポップチューン「彼女の名前を呼ばないで」と緩急も含ませた構成
90年代特有のナチュラルなメロディにウットリしつつ、
爽やかなアコギソロがまた堪らない出来栄えでした
歌詞もとっても可愛らしくて素敵な一曲でしたね。


「月とクォーター」では、
「25年を生きた」の部分を「55年を生きた」に変えてて
そういうトコはライブならではだな〜と笑
それにベテランにしか出せない味もある。
一転して、
美声を活かしたバラッド「愛が終わるまで」
ドラマチックな雰囲気に魅せられた「遠く離れていたって」と
オーケストラコンサートらしいシックなアレンジでも魅せていく井上昌己さん
名曲感溢れる代表曲の一つ「恋はLiberty」がまた
声質良いなぁ…と感じながらずっと聴ける様な出来栄えでした。
管理人の青春時代はもう終わってるけど、
こういう曲聴くと青春っていいなぁと思ったりしますね。
そういう気分にさせてくれるのが音楽の素敵な部分でもあると思う。

最後の鉄琴のメロディがまた良かったバラッド「忘れないで〜遺言」
そしてお祭りの季節にも似合う夏らしい「土曜夜市」は昭和歌謡のエッセンスも感じました
ここで、
この日のライブのハイライトとも言える
オーケストラコンサートでは人気曲だと言う「東京」
ライブの感想ポストにいいねくれた人の一人がこの曲で泣いたらしいけど、
物凄くハッとするサビメロのドラマチックさに触れたらそうなるのも分かる気がする
歌詞に精神的な葛藤も感じさせたこの曲は
練り込まれたメロディラインにもまた感銘を受ける素敵な一曲でしたね
曲に寄り添ったオレンジの照明も情熱的なバイオリンソロも胸に来る仕上がりでした。。




ひまわり!



さて、
ここで、
ハッピーバースデーのコーナー!
その前に、
観客に向けて
「元気でいて下さいね」
「(それが)何よりのプレゼント」
と温かい言葉を投げかけてた気がします
ここでお花を持ってきたのが鈴木結女さんと久宝留理子さんでビックリしました笑
鈴木結女さんは「忍空」のテーマソング大好きでCD持ってるし、
久宝留理子さんは4月のバースデーライブ行きました
その時、
井上昌己さんからのお花もあったなぁ
井上昌己さん「昔は横の繋がりとか無かったけど、
今は一緒に食事に行ったり仲良くさせてもらってて。」
と笑顔で語ってました
その後お二人は普通に客席でライブ観られてて中々豪華な光景でしたね〜。

さて、
ライブもクライマックスへ。
THE大人な世界な「悪いひと」
元気が出るアップテンポのポップチューン「僕がいるから大丈夫」では、
ハンドクラップも解禁し一気にコンサートってよりライブっぽい雰囲気に変わりました
この曲のとき、
改めて「今日声の調子抜群だな〜」って惚れ惚れしてた記憶があります
純度の高いナチュラルポップスに心酔しつつ、
最後は
彼女の代表曲「恋が素敵な理由」にて本編が終了
ライブ自体が初めてなので定番曲であろうこの曲を生で聴くのも初めてな訳ですが、
ちょっと感動するくらい良かったですね…
素敵なメロディーに、
溢れる多幸感。。
現実がどうとかは関係なく、
歌の中で素敵な夢を見れるような感覚がありました
牧歌的なアレンジと振りによる会場の一体感もとても印象的でした
恋することの喜びと希望をストレートに歌うこの曲は心が浄化される様な一幕でした
本当にステキだったんだから!
ある種、
あれこそドリーミーポップそのものだったかもしれない
練り込まれたポップスはロックンロールに劣らないくらいのカタルシスがある。
そんな事実に改めてしみじみと浸れた最高のエンディングでございました。


なお、
アンコールも敢行。
個人的にニューアルバムからの曲も聴きたいなぁ〜と思ってたので
「星に祈りを」の披露もかなり嬉しかったです
新譜は傑作だと思うし、
未だに新作出してるのも現役感あって素晴らしいと思う
切実な想いが聴き手の琴線に触れる心地良いバラッド
純朴なメロディにも陶酔しつつ、
オーケストラアレンジもよく似合う曲だと感じた。
最後の最後は、
デビューシングル「メリー・ローランの島」を元気いっぱいに歌唱してオーラス
終わった後の万雷の拍手がまた観客の熱量を感じて胸いっぱいになりました
気が付けば
デビューアルバムから
ニューアルバムまで実に幅広い選曲になっていたこの日のライブ
個人的には初めての参加でしたけど想像以上に満足度の高い公演でした。
ありがとうございました!












1.純心
2.イヤリングのはずしかた
3.共犯者
4.あなたが教えたこと
5.彼女の名前を呼ばないで
6.月とクォーター
7.愛が終わるまで
8.遠く離れていたって
9.恋はLiberty
10.忘れないで〜遺言
11.土曜夜市
12.東京
13.悪いひと-もうひとつのBitter-
14.僕がいるから大丈夫
15.恋が素敵な理由

16.星に祈りを
17.メリー・ローランの島
















物販は、
パンフレットを購入
これ、今までのクロニクルみたいになってて面白かったですね
そして、井上昌己さんは今でも煌めいている素敵なレディーでした
ドレス姿も似合ってましたね〜
最後、
お見送りもしてたけど
話す時かなり緊張しましたね笑
でもホントにね、素敵なコンサートだったんでね、
また是非行きたいな!と感じたじんわり来る一夜だったのでした。
管理人は"音楽自体の箱推し"な部分もあるので様々な表現に触れて行きたいのです。
この日ならではの様々な演出も楽しくて演者/スタッフの皆様に深く感謝ですね♫



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