サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

Cö shu Nie「Underground vol.1」@渋谷WWW 23.11.13

2023-11-18 | LIVE










今週の月曜日、コシュニエのライブに行きました。










Cö shu Nieのライブに参加したのは1年振りでした。
本当は、9月の東京公演にも行きたかったんですけど先に他バンドのライブが決まってたので断念、
その分このライブを全力で楽しもう!ってモードにその後切り替わっていましたね
この公演は、
音楽+トークライブって構成で
多分3時間近く行われてたんじゃないかな
ただ、
曲数に関してはいつものワンマンよりも実は多くて20曲越え~のフルボリュームの内容でした
Cö shu Nieのライブで20曲越えたのは個人的に初めてだったんでそれも嬉しかったですね
既に来年の秋ニューアルバムを出す事が決まっているCö shu Nie、
その間に出している新曲の吟味含めて、
いちリスナーとしても共に歩んで行きたいなあ~って感じた一夜でございました。では、以下。












会場の渋谷WWWは今年2回目。
隣のWWW Xと合わせるとかなりお世話になっている系列です
ここは立地的にパルコとタワレコが近いので正直素晴らしいトコに建ってるな、と思いますね(笑
会場の中に入ると普段ゼップとかでやってる所為かめちゃくちゃパンパンでした
小箱でスシ詰め状態は如何にもライブハウスだなぁ、って感じでしたね
 一曲目は、
威勢良く「BED CHUTE!!」からスタート。
拡声器をマイク代わりに自由に歌う中村さんの歌唱に惹かれつつ、
ゴスパンクの様な「scapegoat」で更に加速し独特の世界観で魅せていく。
その耽美且つ激しい音像はやっぱり自分のルーツである90年代V系のかほりも感じつつ。。
コシュライブは3回目ですが、物凄いレア曲な気がする「平和記念品ローソク贈呈」という楽曲
「狂ってる」というフレーズが印象的などことなく哀愁も漂ってる様な曲でした。
続いて、
後のトークコーナーでも名前が挙がった「ice melt」
ポストロック感の強い低音の魅力を活かした楽曲で青紫の照明も美しくてこの曲に似合っていましたね。
そういう風に緩急の付いた抜群の序盤構成から、
代表曲「絶体絶命」
更に名曲「SAKURA BURST」とコシュニエの中でメジャーな楽曲も惜しみなく披露
「SAKURA BURST」は以前聴いた時よりも強さを抑えてより美しく儚げな歌唱にも聴こえました
その変化にもグッと来たし、相変わらず歌と同じくらい主張してる爆音ベースも好きでした。

序盤のハイライトは「undress me」。
去年ライブで観た時は官能的なポージングが際立ってたんですが
この日は割とキュートめな振り付けで凄い楽しそうに歌っててそれがステキに感じました
よりキラキラ踊れるアレンジに生まれ変わってた気がするしサビのポップ感がまたカタルシス満点!
アウトロの破壊力抜群のベースサウンドにも唸りつつ、
ちょっと垢抜けた「undress me」が聴けた気がしてホクホクでしたね。
 ベースと言えば、
この曲はよりデカかった気がする「病は花から」
これぞコシュニエの独創性が遠慮なくガンガン襲って来る大好きな一曲
今年もこの曲を生で聴けて幸福だった...し、
ある種、
おぞましくドロドロしつつも、それが美しさにまで昇華されてる歌唱とサウンドはやはり絶品。
自分はこの曲の大ファンなのでセトリに組み込まれてるだけでニッコリしますね(笑
ラストの祈りの様な「春が永遠になるように」は気持ち泣けましたね。


疾走感たっぷり、
跳ねる様なビートにスカッとした「水槽のフール」
歌詞はそこまで爽やかでもないんですが、前の曲とのギャップで気持ち良さが倍増。
しゅんす氏のベースは存在感がヤバくてある種ギターみたいな鳴り方にも感じられるんですが、
この曲に関しては楽曲に寄り添う様に撫ぜる様に鳴らしてたのが印象的だった「夢をみせて」
アウトロの、
映画の終わりのような感傷的な中村さんの声と醸し出す雰囲気もこの日も素晴らしく沁みました。
裏声を活かした歌唱が光るサビの美メロっぷりにも陶酔出来た「海へ」
大人気アニメのテーマソングでもあった「give it back」
メロディアスなサビが光る「アマヤドリ」は中村さんのガツンと来るギターサウンド含めて良かった。
 更に、
中村さん自身が「みんなこの曲好き過ぎやろ(笑)」と後に語っていた「supercell」
確かに...はい、大好きです(笑)
空間を駆け巡るキラッキラのメロディ、
どことなく希望的観測が滲んでる様にも聴こえる歌詞。
煌びやかに踊れる優雅さと、
その裏で鳴っているドス黒いベースサウンドと...
様々な要素が絡み合って文字通りのキラーチューンと化しているこの楽曲
派手な照明も印象的だったし本当に素晴らしいと思える一幕でした
やっぱりライブって楽しいし、楽曲の中で生まれ変われる様な感覚が受けられるのが何より...ですよね。


いよいよライブも終盤戦。
「壊れても生きて」というフレーズが印象的だった「asphyxia」
ピンク色の照明にゴシックパンクの様な音像、激しさを増すドラミング・・・と
最高沸点を刻む為の狼煙が上がった感覚を憶えた。
ドライブ感満点のベースに
ピロピロギターが堪らない決意表明の様な「bullet」を矢継ぎ早に放って行く
「お利口すぎて欠伸がでちゃう」というフレーズはいつ聴いてもゾクゾクしますね
自分の中の眠ってるロック魂が蘇っちゃうあのカンジ。
跳ねるビートに、
ニューウェイブの匂いも聴いてて小気味良い代表曲「永遠のトルテ」
間奏の爆発力はこの日も最高だったし、スピード感も聴いてて爽快極まりなかった
何よりもフラストレーションを痛快なロックサウンドで昇華してる様な感覚が恍惚的でしたね。。
 さて、
個人的にこの日のお目当ての一つでもあった最近配信された新曲「Burn The Fire」
音源で聴いても凝った作りが聴いてて面白い勇ましい楽曲になってるんですが、
ライブで聴くとやっぱり暴れまくってるベースラインが凄まじい笑
(ブレイク突入時のクソデカいとぐろを巻くようなベースサウンド最高だった!)
よりヴィヴィッドな音像で、
ラストのブレイクも格好良かったし、
みんなで拳突き上げて闘志を燃やしたサビも楽しかった。
この日はそこまで大きくないキャパのハコだったけど、大ハコで聴くとまた違う印象を抱きそうでもある。
ギターロックかつパンク~と両方の印象を持った「フラッシュバック」を痛快に鳴らし、
中村さんのギタープレイにも痺れながらラストは名曲「迷路」にして締め。
この曲は、
いつ聴いても荘厳で美メロで素晴らしいんですが、
このキャパのハコで聴くと爆音のアウトロがよりインパクト大に聴こえますね
人生観が滲んでる様な轟音の渦は正に歌詞よりも雄弁に語っていました
「迷わない」という力強い歌唱の後に、
何度も何度も足掻くかのようなあのうねりを感じさせるバンドアンサンブルは、
「傷付いても構わずに歩んで行く。」という揺ぎ無い意志を感じさせるものに聴こえました。
それが良かったのと、
後のトークライブで中村さんが語っていた事(音楽は歌詞が無くても音だけで語れる、みたいな)
を自然に感じ取れていたのも嬉しかった。
最後の最後でとてつもないエネルギーを観客に注入して本編は終了、
名曲もレア曲も幅広く楽しめた渾身の内容でございました
それと、
中村さんとしゅんす氏の存在感がバチバチにぶつかってるのもやっぱりコシュライブの良さって気はした。
今年もCö shu Nieのライブに参加出来て本当に良かった。
ありがとうございました!!












1.BED CHUTE!!
2.scapegoat
3.平和記念品ローソク贈呈
4.ice melt
5.絶体絶命
6.SAKURA BURST
7.undress me
8.病は花から
9.水槽のフール
10.夢をみせて
11.海へ
12.give it back
13.アマヤドリ
14.supercell
15.asphyxia
16.bullet
17.永遠のトルテ
18.Burn The Fire
19.フラッシュバック
20.迷路~序章~
21.迷路~本編~















ライブが終わった後は、
中村さんの作曲講座や、
新曲のMVの解説、
それと、
その監督さんのコシュニエを交えたインタビュー等色々興味深い話題が次々と展開されてゆきました。
正直、普通のライブの後にトークライブっていうのはこれまで未経験でしたので、
中々に新鮮な時間でしたね~
再び出て来る間の拍手をしゅんす氏が労ってくれてたのも優しさを感じましたね。。
来年はいよいよきたるべきニューアルバムが出る年になりますけど、
その間にまたシングルも出そうなんで色々期待してます!