読書と追憶

主に読んだ本の備忘録です。

「ベトナムODA事業の橋落下事故」

2007-11-08 11:38:49 | 新聞
 今朝の朝日新聞で目を留めたのは「世界発 2007」「日本の技術神話 崩壊」の記事だ。ベトナムで日本の政府開発援助事業によって作られていた橋が崩落したという事故を追跡取材したものだ。これって9月に起きたんだよね。私はよく憶えていない。かすかにこの記事が記憶に残っているんだけど、よく理解していなかった。こうやって写真と地図つきで詳しく説明してなければ事の重大さがわからなかったと思う。だいたい、私なんかはニュースを見たり聞いたりしても、それがどれだけ重要なことなのか、そのニュースの背景にどういう事情があるのかなんてすぐにはわからない。私が日経新聞をやめたのもそれが理由で、日経はわかりにくいのだ。同じ日に同じニュースが載っていても、日経では見逃して、朝日で「なに?これ」と切り抜いたことはたくさんある。いくら情報量の多さと専門性とで他紙を凌駕していても、私には猫に小判。最近目が疲れて読めなくなり、日経を見ると眩暈までしてきたので、「日経なんて、なくても生きていける」と思い切ってやめてしまった。
 このニュースに関してはさすがネットの方が速いし取り上げているブログも多い。
『構造工学の薦め』 ~「高層の谷間に落ちる夕日かな」から
日本人が知らなかったシリーズBlogから
コラコラコラムから
ニュース ベトナム橋崩落事故の日本主要3社に談合歴あり

今朝の朝日新聞記事より
 
日本にとってベトナムはインド、インドネシアに次ぐ援助先。事故を教訓に「ひもつき」の是非や事故対応などODAのあり方を点検する必要があるとの声が政界にもある。山内康一衆議院議員(自民)は「外務省は独自の調査団を派遣し、ODAの事故対応マニュアルを作るべきだ。遺族ひとりひとりへの謝罪などやるべきことがある。危機感が足りない。」と指摘している。

 こんな折だから、もしこの工事の発注に談合があったとか、政治家の汚職があったなんていうことがあったらもー、怒るよ!国民の税金を使ってやってるんだし、国の信用にも係るのだから、工事費を中抜きして下請けに丸投げなんてことだったら冗談じゃない。ぜひ真相究明してほしい。


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