今朝のNHK「おはよう日本」で、「ホームレス中学生」が紹介されていた。発売から1か月で75万部売れたそうだ。聞くところによると、田村くんの印税の取り分は1冊70円であるらしいから、75万部といえば・・・5250万円です!!すごい!よかったね。
私は普通、タレント本というものは買わない。タレントの私生活にもあまり興味はない。この本を買う気になったのは、9月25日の朝、日テレの「スッキリ!!」を見ていたら、行方不明だった田村くんのお父さんが、アメリカの超能力者の協力で発見されたという驚愕のニュースが伝えられたからだった。田村くんといえば公園生活、極貧の高校時代と笑うには気の毒だけどもつい笑ってしまうエピソード満載で有名な芸人だ。ちょっと興味あった。その模様が夜の特別番組で放送されるというのでさっそく家族で見ていたら、これがひどい。
住所がわかったものの、スタッフが手紙を出しても返事はなく、連絡が取れないので、とうとう兄弟3人でアパートまで行ってドアをドンドン叩くのだ。「○○さんですか?」「違います。」「ここ、開けてください。」「何の用ですか?」「お父さんじゃないですか?」「違います。」「ここ開けてください。」「何の用ですか?帰ってください」・・・・「おとうさん!」「ああ、・・・」
ちょっとこれはひどくありませんか?「この父ちゃん、絶対、借金とか何か後ろ暗いところがあるぞ。なんで名前を呼ばれて否定するのよ。あやしい。あやしすぎる。」と、私は憤慨して子供に言った。だいたい子供を捨てて失踪って何?ひどいじゃないですか。
そんなわけで、早速本屋に走ってこの本を買ってきて読んだのだった。
本を買って読んでいるうちにまた憤慨する。だいたい破産したからって、普通は親戚を頼るだろうに、この兄弟の場合父親のせいで絶縁状態になっていた。家族が「解散」した後も、この父親は、お兄ちゃんの名義で借金をしていたり、なんだかロクな人じゃないようだ。お兄ちゃんは大学生だったし、お姉ちゃんは高校生だったし、一家でアルバイトして、生活を切り詰めればなんとか生活していけると思うのだ。「解散」なんて言われたら子供はたまったもんじゃないよ。でも、お母さんが亡くなり、病気に失業にといろいろなことがあって疲れたんだろうなあ。同情はできないが、きっと一家の大黒柱であるという重荷に耐えられなかったのだと思う。
田村くんはそんなお父さんのことを恨んでいないと書いている。むしろ、それまでがんばって育ててくれたことに感謝している。
ええ子やなあ。
ホームレス状態だった田村君を救ってくれた同級生の一家、生活保護の申請などに尽力してくれた近所のおばさん、家のことはなんとかするからとにかく高校だけは行けと説得したお兄ちゃん、「僕、生きていること自体に興味がないんです」と相談したときに手紙で一生懸命励ましてくれた担任の先生、折々に思い出す亡くなった母親の顔、いろんな人に支えられて今の田村君がある。野たれ死にもせず、グレもせず、ちゃんと大人になれたのはこういった周囲の人たちに守られてきたからだと思う。印税が入ったら、まずこういう人たちに恩返ししたいと語ったそうだ。ええ子やなあ。今朝の「おはよう日本」では、うんとお金が入ってきたら、あの「まきふん公園」を買い取りたいと言っていたそうだ。それはちょっとどうかな?
私は普通、タレント本というものは買わない。タレントの私生活にもあまり興味はない。この本を買う気になったのは、9月25日の朝、日テレの「スッキリ!!」を見ていたら、行方不明だった田村くんのお父さんが、アメリカの超能力者の協力で発見されたという驚愕のニュースが伝えられたからだった。田村くんといえば公園生活、極貧の高校時代と笑うには気の毒だけどもつい笑ってしまうエピソード満載で有名な芸人だ。ちょっと興味あった。その模様が夜の特別番組で放送されるというのでさっそく家族で見ていたら、これがひどい。
住所がわかったものの、スタッフが手紙を出しても返事はなく、連絡が取れないので、とうとう兄弟3人でアパートまで行ってドアをドンドン叩くのだ。「○○さんですか?」「違います。」「ここ、開けてください。」「何の用ですか?」「お父さんじゃないですか?」「違います。」「ここ開けてください。」「何の用ですか?帰ってください」・・・・「おとうさん!」「ああ、・・・」
ちょっとこれはひどくありませんか?「この父ちゃん、絶対、借金とか何か後ろ暗いところがあるぞ。なんで名前を呼ばれて否定するのよ。あやしい。あやしすぎる。」と、私は憤慨して子供に言った。だいたい子供を捨てて失踪って何?ひどいじゃないですか。
そんなわけで、早速本屋に走ってこの本を買ってきて読んだのだった。
本を買って読んでいるうちにまた憤慨する。だいたい破産したからって、普通は親戚を頼るだろうに、この兄弟の場合父親のせいで絶縁状態になっていた。家族が「解散」した後も、この父親は、お兄ちゃんの名義で借金をしていたり、なんだかロクな人じゃないようだ。お兄ちゃんは大学生だったし、お姉ちゃんは高校生だったし、一家でアルバイトして、生活を切り詰めればなんとか生活していけると思うのだ。「解散」なんて言われたら子供はたまったもんじゃないよ。でも、お母さんが亡くなり、病気に失業にといろいろなことがあって疲れたんだろうなあ。同情はできないが、きっと一家の大黒柱であるという重荷に耐えられなかったのだと思う。
田村くんはそんなお父さんのことを恨んでいないと書いている。むしろ、それまでがんばって育ててくれたことに感謝している。
しかし、お父さんの父親としての役目はまだ終わっていない。僕達が親孝行するために帰ってこなければならない。
今度は僕達がお父さんを守る番。
1日も早くそうしたいと願っています。
ええ子やなあ。
ホームレス状態だった田村君を救ってくれた同級生の一家、生活保護の申請などに尽力してくれた近所のおばさん、家のことはなんとかするからとにかく高校だけは行けと説得したお兄ちゃん、「僕、生きていること自体に興味がないんです」と相談したときに手紙で一生懸命励ましてくれた担任の先生、折々に思い出す亡くなった母親の顔、いろんな人に支えられて今の田村君がある。野たれ死にもせず、グレもせず、ちゃんと大人になれたのはこういった周囲の人たちに守られてきたからだと思う。印税が入ったら、まずこういう人たちに恩返ししたいと語ったそうだ。ええ子やなあ。今朝の「おはよう日本」では、うんとお金が入ってきたら、あの「まきふん公園」を買い取りたいと言っていたそうだ。それはちょっとどうかな?