ネコオヤジのゆらりゆらゆら生活

これから数ヶ月のテーマは「ゆらりゆらゆら生活」です。私が興味を持っているもののまわりをゆらりゆらゆらして書いてみます。

ほんとに家族をむちゃくちゃにしちゃった彼はいま何を思うのか・・・

2008-07-17 13:23:18 | 政治&社会
「家族めちゃくちゃに」=少年、交際反対され-東名バスジャック・愛知県警(時事通信) - goo ニュース

 また、ニッポンが壊れていってると思わせる事件が起こった。犯罪を起こして親を困らせるという、超手荒な子どもたちの逆襲が始まった。アキバの事件も震撼としたが、こちらも負けずに恐ろしい事件だ。 
 自分を養ってくれている家族を壊してしまうというその幼稚さが嘆かわしいが、そこまで子どもたちがいま、追い詰められ、思いつめているということなんだね。
 いろんな経緯があっただろうから軽々しくコメントできないが、今回の件で、ヘタするとお父さんは社会的な「死」を迎えることになるかもしれない。家族も、同じ場所にいられなくなるかもしれない。まさにそれを意図した今回の「敵意」が、芽生えてから行き着くところに行くまでのどこかの段階で弱められたり、消されたりするような社会的防衛メカニズムは、アキバの事件と同様今回も全く機能しなかった。コミュニケーションとか、人のつながりとか、家族とか、友達とか、そういう、社会の自衛メカニズムの消滅がまたまた明らかになったということね。思いつめた末にキレて暴走する若者を止める装置が社会にひとつもないと。
 私も、小さい頃親にはよく反抗し、敵意を抱くこともあったが、警察沙汰を起こして親を困らせてやろうという発想には全く到達しなかった。
 この事件がもたらす負のインパクトはどうなんだろう。親や教師は危なくて子どもをしかれないって?「私にそんなこと言って、学校の顔に泥を塗るようなことをやってもいいんですかい?」って?脅迫じゃないか。子どもの心理に詳しい人はこの事件をどう見るのか、知りたいもんだ。こんなことして、家族だけじゃなくて自分にも跳ね返ってくるんだよ、って教えるんだろうか。模倣犯も怖い。今回の彼には家族との仲間意識、連帯感が欠落していた。家庭というものが彼にとってもはや自分も一緒に築き守っていくものではなかったんだね。ニッポン全体で家族の崩壊が進んでいる、ということか。結局は、社会全体で、「家族」や「家庭」の再建に大至急取り組まないと、信じられない事件がこれからも続々起こるということではないか。


最新の画像もっと見る