nekomitu日記

ポンコツ日記

闇をぬける

2016-07-03 12:02:11 | 日記


ある日、何故?あそこまで赤裸々に自分こことをblogに書くの?と問われた。

目的は、「自分の今を生きた証を履歴を残すこと」だと自分の中でブレないことだったはずなのに、ふと考えてしまった。

わたしは、自分の人格を形成したバックボーンを誰かに知ってもらいたいのだろうか?

はたまた、ただ「自分は他とは違う」という自己呈示欲求が騒ぐのか?

誰かに認めて欲しいのか?
愛されたいのか?
自分はここにいると叫びたいのか?

答えはない...。

混沌とした精神世界の中でもがいて生きているようだ。

朝目覚めると、そこには夜の精神世界を抜け出した違う自分が座っていて...
現実を目の前にし、社会に上手く適応しようとしている。

私は、自分の中で満たすことのできない葛藤や欲求を、消化不良になる前に、文章に書き起こすことで昇華させてるのは間違いない。

「あなたは考えすぎだよ」と人は言うが
考えているのではなく、もがいているようにさえ感じる。

何かしら自分の中で解放したいものが他にあって
それにたどり着くためのプロセスかもしれない。

社会適合人として演じる自分も、紛れもなく本当の自分であるが、そんな自分を、粉々に壊してしまいたい衝動にも駆られる時がある。


今朝、歓喜するほど夢のような嬉しいことと、哀しみと後悔に押しつぶされそうな事が一緒に起こった。

瞬間的に心は高揚し誰かに話したいほどの衝動に駆られたが、次の瞬間

深い哀しみを伴う現実は、その喜びを一瞬にして打ち消した。

その場で泣崩れそうになったけど、震える身体を自分で抱きしめ、涙をこらえ、混乱した心のまま仕事に向かった。

心の落ち着けどころは、社会人としての責任を全うすることだけだった。

ジリジリと照りつける太陽、青く澄んだ夏の空を眺めながら
私は自分の心に問うていた。

「本当の優しさって何だろう?大切なことは何だろう?」と

答えは分からないまま
仕事先に入り、そこからは、社会人として責任を必死に果たそうとする自分がいた。

気がつけば、何事もなかったかのように仕事のことで議論していた。誰かを励まし前向きに成長していけるよう動機づけするのが私の役割なのだ...


現実はそんなもんだと分かっていても、時々残酷に感じることがある。今日はそんな1日だった。

不条理と思えること、苦しみ、哀しみ、葛藤、それでも生きてる限り、そこを乗り越えよ...と言われているようだ。それが生きるということだと...。

心の機微を言葉にすることで整理されていく私の思考。

そんな複雑極まりない自分を持て余しながら
きっとこれからも生きていくんだろう。

とはいえ、そんな私の笑顔や言葉を頼りにしてくれる人がいる。その事が私に明日を生きる勇気を、前に進む力をくれる。

そして、私の心の機微に気がついて優しく真摯に向き合い支えてくれる人がいる。

男女の関係なく「人として貴方のことが大好きだ」と言ってもらえた時は言いようのない喜びがあった。

私の人生は、結局のところ喜びに満ちて幸せな人生なんだと思う。哀しみを乗り越えた先に必ず光がさす...ずっとそんな人生だ。

暗く重たい闇のトンネルは、時には長く、時に短い。だけど必ず誰かが手を差し伸べてくれ、光が差す出口へと背中を押してくれるのだ。

だから今日もこうして、人を恨まず妬まず、感謝して眠りにつけるのだろう。