nekomitu日記

ポンコツ日記

絶望感と夕焼け

2019-10-20 22:54:00 | 日記
こんな文章をSNSで目にした

「人生の終わりになって気づく3つの大事なこと」
 
 
結局、
 
大事なのことは、三つのことだけです。
 
どれだけ愛したのか、
どれだけ穏やかに生きたのか、 
どれだけ潔く無意味なことを手放せたか。
 
【引用文】
 
In the end,  
only three things matter:
how much you loved,
how gently you lived,
and how gracefully you let go of things not meant for you.


短い文章だけど
本当にそうだな…と思った。

予想だにしなかった自分の
最期をリアルに感じた時だったので
目にとまったのかもしれない…。


10月18日
抗がん剤がきまった最短で10月29日からスタートだった。
「XELOX療法」
説明を聞き
書かれた副作用だけ見ると気持ちが
萎えた。


そして…

抗がん剤治療を始めるにあたり
事前の血液検査と造影CTがあったが…
結果…

腫瘍マーカーの数値が
手術前より高い数値が出た。



「え…なんで…」

言葉を失ったと同時に苦しくて
「絶望感」が込み上げ
涙が出た…

隣の娘も何度も深いため息をつき
言葉をなくし
泣いていた。

もう抗がん剤治療してもダメなのか…

手術前の腫瘍マーカーの数値は144
術後に193って…意味が分からない。

じゃあ…
手術は無駄だったのか?


この数値が何を意味しているのか?
腫瘍内科の医師は
はっきりと答えず
術後の一時的なものかもしれないし…

微細な癌細胞が残っているのを
特定できることも
確実に取ることもできない…
今説明したとおり

「抗がん剤の治療方針は変わりません…」と…

続けて医師はこう言った…

「精神的に非常にお辛い状態だと
思いますし、癌の患者さんは
精神的にも3人に一人の割合で
精神疾患になられるんですよ…

なので精神的にもお辛いようなら、
精神科医がいる
精神腫瘍内科に相談することもできますが
どうされますか?」と…

あと、CTなどの定期検査のスパンを通常3ヶ月だが
2ヶ月に短くして
慎重に見ていく事にします…と

「慎重に診ていきます…」この言葉を
何回も使われた。

いやいや…
私が言いたいのは
そんな問題ではない。

術前より数値が上がるなんて…

何故その数値なのか?
転移なのか再発なのか?
他の癌なのか?という事…

セカンドオピニオンやっぱり
やるべきかな。

帰り道そう思った。

もう…信用できない…

いきなり状態が悪くなって
手遅れになって…
そして死んでいくのかな…

その日以来…
リウマチの痛みはいっそう酷くなり

ほぼ寝たきりのような時間を過ごしている。

後悔しても遅い…
誰も恨めない…

ブログに書くことすら苦痛だったが
残さなければならないと思った。

そして
全ては自己責任なんだと言い聞かせた。


写真は
孫が
私の枕元に並べていたヒーロー達。

孫が「頑張れ」って言ってる気がした。

















1ヶ月

2019-10-17 22:19:00 | 日記

10月13日
今日で手術からちょうど1ヶ月

1ヶ月前の今頃…と😰
思い出すだけでもゾッとする…
手術なんてもう2度としたくない😣

10月9日
切除した癌の病理検査の結果と
今後の治療について
説明を受けた。

癌の進行ステージは入院の時聞いた通り
ステージⅣ

壁深達度(がんの深さ)は
T3  癌が固有筋層を越えて浸潤しており、

リンパ節転移は、
N3 主リンパ節に転移を認める。リンパ筋23カ所のうち18カ所転移があった。





写真の通り
医師が記入しながら丁寧に説明したが
頭はぼんやりしていた。

抗がん剤治療は、あくまでも
「再発率を下げるため」である。

再発しないとも限らず
転移しないとも限らず…

ステージⅣというのは
遠隔転移(肝転移、肺転移)または腹膜播種があって
私のように肝転移切除後の
 5 年生存率は一般に 30-50%と文献にはある。


あ。ということは…
私の寿命は
長くてあと5年…と思って
生きようと思ったら
ふっと心が軽くなった気がした。

60歳まで生きられたらラッキーと…

60歳以上
生きることが出来たら
あとはluckyなオマケの人生としようと…

そう思ったら
「あと5年しかない」ではなく
不思議と
「あと5年もある」と思った。

抗がん剤の副作用も乗り越え
再発したり
転移しなければ
未だ何でもできるんだと…

取り残しが見つかって…
転移がわかって…
手術して…


どんなテンションで
過ごして良いか…
ここ最近の感情が自分でも変。

普通に笑って過ごそうと
思ってみても

一人
夜になると
色々と考えてしまったり
言いようのない不安に襲われる。

だけど、どこか諦めていた気もする。

孫といる時が
唯一心から笑える時で
どれだけ救われたことか…☺️

鏡を見ると
顔も窶れて肌もバサバサ😰
化粧もせず…ほぼ横になって
生活しているので

話していても、歩いても
直ぐに息切れしてしまう。

嬉しいからもっと動きたいと思って
動くと翌日寝込む😓

食べても直ぐに苦しくなる。
下手すると吐きそうになり血の気がひく😰


だけど「生きる」と決めたからには
こんなネガティヴな事ばっかり言ってても
しょうがない…と考えていたら

中学時代のクラスメイトから
ビデオメッセージや
楽しい動画や
想い出の写真が編集された
励ましの動画が送られてきた。

もう…とにかく
今までどこかに隠していたものが
溢れるように
泣いた泣いた😭😭

気がつくと
娘も横でもらい泣きしていた。

中学時代の私はといえば
異端児?問題児過ぎて
ろくにクラスにも居なかったのに…

本当に温かくて優しくて
何より楽しい仲間たちだ。

こんな私のために…
要所でサプライズとか計画してくれて集まってくれる🙏🙏🙏有り難い事だ。

そして、これまで仕事を通じて
繋がった同志と
泣き笑いで話したり…

そんな時間を過ごしていると
少しずつ元気になってくる。

今度の金曜日は、腫瘍内科で
抗がん剤が決まり…
いよいよ抗がん剤治療が始まる。

唯一恐ろしいのは
リウマチの痛みと抗がん剤副作用のダプルパンチだ😰😰😰

今、癌の治療のため
リウマチの薬「免疫抑制剤」を停止している

気温が下がったり
気圧の関係でリウマチの襲撃が既に始まっている…

秋から冬毎年辛い時期だ😩
体力的には
は不安だらけだ

どうか…リウマチよ。
抗がん剤治療の間
大人しくしておいて欲しいと願う。😰