つれづれ さくら日和

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「功名が辻」第29回「家康恐るべし」

2006-07-24 15:23:08 | TV・ ドラマ・映画・音楽

1584年春、いよいよ秀吉家康の戦が始まった。
まずは小牧、長久手の戦。

録画分を確認のため見ようとしたら、失敗していた。
ぐしゃぐしゃなメモ書きと記憶だけが頼りか~・・・。
以前録画した分は重ね撮りで順番に消しているので、最新の話の代わりに画面に現れたのは、「初めての浮気」の初々しい一豊と千代だった。
・・・お懐かしゅうございます。

話は元に戻る。

勝家が滅び、信孝は自害。
中央を抑え、権威の象徴として、秀吉は大阪城を築城し始めた。
姫路城にてねねにお目通りをしている千代。
築城は、千代はねねを喜ばすため、と言うが、ねねは茶々を喜ばせるためだ、と言う。
茶々が羽柴家に災いをもたらそうとしている、ということも感じているようだった。

そこへ上様・秀吉が登場。
一豊がその後どんな様子かを訊ねる。
腐ってはいないか。
徳川に付こうとしていないか。

わが夫一豊は、そんな風に器用に世渡りは出来ない。
家でも腐ってもおらず、戦に備えて精進している。
など千代は上手く答えつつ、今回の論功行賞での秀吉の真意に気付いたようだった。

帰り際、廊下である青年と顔を合わせる。
それはかつて千代が人質に出されるまでの教育係を仰せつかった、あの幼い治兵衛の成長した姿だった。
う~ん、爽やか

今は羽柴秀次と言い、調略の道具としてのこれまでのことを千代に語った。
そして、戦での活躍が出来ていないため、今度の家康との戦が始まれば、大手柄を立てたいと言う意気込みも見せていた。

山内家、その夜。
子のない秀吉が、秀次を跡取りとして考えているようだ、と言う一豊に、
天下人になるには、気がお優しすぎるのでは、と千代は心配をする。

自分も気が優しいからね、だから城持ちになれないんだよ~、って一豊、まだ拗ねてますね。

年が開け、新年の参賀が行われる。
ご挨拶は三法師様へ、が名目だけど、どう見ても抱き抱える後見人・秀吉にしているとしか思えない様子。
三法師は、まるで腹話術の人形のように見えるし(無礼者)、心安く三法師に声を掛けた信長の重臣だった丹羽長秀にも、
「無礼であろう!」
と秀吉。
誰に対して?
建前は違うけど、本音は秀吉に対して、ですよね。
言ってみたかったんでしょうね。
これはもう、秀吉には織田に関わる者たちは必要ない、という意思の表れなのでしょう。

長秀は、清洲会議の時、秀吉側の意見を尊重した代表でもあったのに、それが今や目の上のたんこぶとなり、おまけにこの一年後に病で亡くなってしまうことに。

おなじみ一豊と中村・堀尾が集まって話をしている。
城持ちで大名になった二人は、一豊とは既に衣装が異なっていた。

上様・秀吉にとって織田家は最早無用のもの。
信長の次男・信雄と徳川を一気に潰しに掛かるつもりでは?と言う中村に対し、あの律儀な家康が戦をするはずがない、と言う。
「甘いな」
と、中村と堀尾。
甘いのは一豊と、この動きを分かりやすくするために使った干菓子。
落雁でしょうか。
あつらえた様にサルの形って珍しいですね。
この年、申年だったのでしょうか・・・?
まさか秀吉が自分を模って作るようにとの特注がこれとは、いくら何でも思えませんし。

細かい小道具を気にしすぎですね、失礼しました。

千代は戦に出ずとも、あの頃の家康と今の家康の兵力の違いなど、よく把握しています。
秀吉の考えについても中村たちと同意見。
仲間たちに言われるのはまだしも、家に帰って千代にまで言われて、流石に面白くない一豊。
とうとう言い合いになってしまい、
「いつ戦に出るか分からないのに、こうして家にいる時はけんかなどして欲しくない」
と言うよねに、冷静になり素直に謝る一豊。

男の面目とか関係なく、こんな時素直に頭を下げる一豊。
これが彼のいいところ。

戦ではなく、とにかく家康に上洛して頭を下げてもらいたい。
そのためにいい方法は?
官兵衛ではなく、三成の知恵を聞き出そうとする秀吉。
(官兵衛いよいよピンチか!?
官位を与えれば、お礼の挨拶できっと上洛するはず。
・・・が、家康は動かず。
礼状を出すのみだった。

秀吉に不満を持つ者たちはきっと織田の血を引く私のところに集まるに違いない。
力になって欲しい、と信雄が家康のところに行く。
家康や家臣は、表面ではいい顔をして、裏では「諸侯が行く末を信雄に託すと思っているのか。真のうつけ者、滑稽だ。」とあざ笑う。

結局、秀吉と家康の戦は始まる。

犬山城に秀吉軍が、小牧山城に家康軍が陣取った。
「先に動いた方が負け」
膠着状態になった時、いつもこういう展開になるんでしょうか。
いつかはどちらかが動かないといけないんですけどね。

中入りと言う戦法。
兵が分かれて手薄になっている家康の本拠地・岡崎城を襲撃するのだ。
官兵衛は最後まで反対するが、ぜひその総大将になって手柄を立てたい、と意気揚々の秀次に、とうとう秀吉はそれを許可する。

一豊と堀尾は一緒に行くように命ぜられる。
が、その情報を入手した家康軍は、奇襲には奇襲を、と、恐るべき速さで逆に秀次の陣を攻撃。
あっという間に多くの兵が死に、命からがら秀次は一豊と共に秀吉の元に戻る。

秀吉は家康の武勇を褒め称え、討ち死にした自分の兵を置いて自分だけ戻り、さらにまた次の兵を与えよと言う、秀次を叱責し手打ちにまでしようとする。

が、一豊が止めに入り、秀吉の厳しい態度は秀次が自分の跡取りだと思えばこそ、と秀次に言うのだった。

そんな一豊の態度が秀吉の目にどう映ったか。
それはまた後の話。

秀吉は戦を続けるのではなく、信雄の調略と言う形を取り、あっという間に和睦。
家康はあっけらか~ん・・・。
が、この戦で家康は一躍有名になる。
家康もなぜか例のサルの落雁を食べていますね。
前回の麦こがしに引き続き、気になる食べ物です。

大阪城が完成。
そして、秀吉は関白に。
豪華な金襴の衣装でご満悦な様子。
秀吉に呼び出される一豊。
秀次の一件で、一豊を試すこともなくなったのか、そばに呼び寄せ耳打ちをする。

呆然として帰宅する一豊。
「城を貰った・・・!」
と、やったねピースサイン、な訳ないですね。
(でも、ひょっとしてこれ思う壺?
二万石もセットです。
おまけに、それはあの長浜城ですよ~~!!

夢じゃない?と一豊の頬をつねる千代。
このシーンをまた見る事が出来るとは。
ちゃうやろ、つねるならここ、と自分の頬をつねらせ、何だか千代の名台詞と言った感じの言葉で、今回の話は終わる。

「夢が叶ったのは夢ではございませんでした

長浜城はきっと秀吉にとっても思い出深い城なのだと思う。
その城を中村や堀尾ではなく、一豊にわざわざ残しておいてくれた?と思うのは考え過ぎでしょうか。
一度は入りそびれた城。
わずかの褒賞で気分はどん底まで落ちた後の喜び。

まずはおめでとう、と、山内夫妻には言いたいですね。


余談ですが・・・
今回初登場の秀次こと、成宮くん。
身内でもないのに、出番まで凄いハラハラドキドキ。
皆さんの受けはどうかな?とか、月代姿は大丈夫かな?とか。
どうでした?この秀次は。
な~んて、未だに視聴者の反応が気になっている私でした。




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38 コメント

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ひょっとして一番乗り? (ラフマニノフ)
2006-07-24 16:22:12
ぜひ、2万石の加増を(笑)。



千代と一豊のけんか、自ブログで順番間違えて書いちゃったようです。(^.^) やはり記憶が頼りではいけませぬな。



千代の一豊ほっぺたつねり、たしか新婚時代にもやっていたような気が。いつまでも初々しいふたり。是非とも見習いたいものです。



というわけで、へたれ一豊応援団としては、今回は溜飲を下げました。ようやった!一豊!



成宮さん、なかなかいい感じでしたよ。少なくとも『西遊記』の鳥の妖怪より、ずっと役が似合ってました。
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こんばんわ! (bluestar1719)
2006-07-24 17:12:44
こんばんわ。いつも有難うゴザイマス♪



やりましたね。一国一城の主です

よー。先週のいじけっぷりとは

正反対のだんな様でしたが、

とりあえず、同僚と同じ城持ちに

なりました。

これからはドラマのクライマックス、土佐

一国24万石へ向けて、「功名」に

励むことになりますかね・・。





あのらくがん。ワタシもちょっと

気になりました。(らくがんって

法事のイメージなんですよぉ・・)



http://tb.plaza.rakuten.co.jp/bluestar1719/diary/200607230002/349f5/
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こんばんは (ikasama4)
2006-07-24 19:25:01
野戦が得意な家康。

対して秀吉が得意なのは篭城戦。

そんな彼が何故中入りの作戦を許可したのは

彼らの作戦が成功すればそれにこした事はないのでしょうが、

彼らが敗れれば、家康の名を轟かせる事になり

秀吉の諸将も迂闊には手を出せない存在にする事になる。

更に長期戦になれば、兵力・物資の差は明らかに秀吉。

それをわからない家康ではないから、いずれは降伏させる事ができる。

そうなれば、残りの勢力を制圧するのも容易になってくるという

目算があったのではないかと思います。

たしかに「家康恐るべし」ですが

こう言わしめる秀吉こそ恐るべしです。(笑)



成宮さんの秀次、私はアリですね。

一豊と同じく素直で真っ直ぐで優しい青年って感じは新鮮です。

今までの秀次はどちらかというと卑屈な印象が多かったですからね。

こんな方がどのようにして史実のような人物として墜ちていくのか

この辺りが成宮さんの見せ所になりそうです。
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Unknown (りっきー)
2006-07-24 20:05:51
さくらこさん、こんばんは!

ようやくお城を手に入れることが出来て、めでたしでしたね!

お千代さんも本当に嬉しそうでした。

これからますます、一豊には頑張って欲しいところです!

成宮くんもいよいよ出てきましたね!来週は弟くんも出てきますし、フレッシュな顔ぶれが続きますね!
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こんばんは (しずか)
2006-07-24 20:42:00
一豊&千代の笑顔を見てこちらまで嬉しくなりました。

前回から一転、内容的にも目まぐるしい回でしたね。

成宮くんも登場して、ますます目が離せなくなりました。
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猿の落雁♪ (あむろ)
2006-07-24 21:13:39
こんばんはー!



落雁というと…お抹茶を思い出しちゃいます♪

お薄と一緒だとおいしいのよね、なんてw



家康が食べていたものと、一豊たちが食べていたものは同じもの?

新年のお祝いに家康の所にも送ったのかしら?



成宮くんの秀次。

手柄を立てたいと張り切る、素直すぎるほどの人柄を感じました。

これからどういう風になっていくんでしょうね。
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一豊やったね! (LUVLUV)
2006-07-24 21:35:06
さくらこさん、こんにちは!



ついにやりましたね!前回はどーんと突き落とされましたが、今回は天にも昇る気持ちだったでしょうね♪



>一豊とは既に衣装が異なっていた。



そうなのよ!差をつけられて、悔しいだろうな~と思っていました。次回は3人揃ってお髭ですね^^)



今回は展開が速くて色々とありましたね。

さくらこさん、メモとってるんですね!さすがだわ!いつも詳細なレビューで読み応えがあります♪



秀次はとっても爽やかでかっこよかったですよ。

あんな素直な人、戦国の世で大丈夫なのかな、と心配。
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千代は気づいた (蝉マル)
2006-07-24 23:05:38
論功行賞での秀吉の真意に・・。やはり・・でしたね。



家康と戦うことに・・・・その前に信雄が家康とその家臣たちに人物査定をされるシーン。

「うつけ」、どうも他人事ではありません。私、見につまされて見ておりました。
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Unknown (くう)
2006-07-25 01:21:35
さくらこさん、こんばんわ♪

今回の一豊くんは、秀次を庇った事で、ちよっと

ヘタレ返上?お城もゲットしたし~♪

喜ぶ夫婦は微笑ましかったですね。



成宮くん、絶対いいですよ~!

今は、ちょっと手柄に走る上さまの甥をうまく

やっているし、成宮くんなら晩年の狂気に走った所も

上手くやると思うの

優しいが故に神経質で、線が細い成宮@秀次を一緒に

応援しよう~
返信する
こんにちは♪ (ミチ)
2006-07-25 16:30:23
城を持つと、正装のときは被り物をするのだな~と思って見てました。

一豊は被り物ナシでしたね。

成宮くんは思ったよりも良かったのでホッとしました。

意気込みばかりあって、実の伴わない雰囲気が良く出ていたわ~。

期待できそう~!
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