ぬけヨガ神戸◎しちみのブログ ~猫とさかな通信~

神戸でヨガと畑、始めました♪
ヨガで深まる心地よさを共有したくてぬけヨガクラスやイベントしたり、畑で野菜を育てたり~◎

苫を編んで、雪に備えてみました◎

2016-01-24 | 小さな無農薬畑のこと
こんにちは!
ぬけヨガ神戸の、しちみです◎

西日本に大寒波襲来……との予報に、
昨日、大慌てで畑に行ってきました。
まだ、冬の備えが充分ではなかったのです~^^;
そら豆の風よけを苫(とま)で作ろうという計画。

まず、稲藁で縄を綯(な)いました。


ふふっ、わたしったら縄を綯えるんですよ~♪
って、つい2ヶ月ほど前に教わったばかりですけど(笑)。

綯い方は、こんな感じです(動画&音声も出ますのでご注意!)。
わたしはめちゃくちゃスローモ~*^^*

この縄に、藁の束を編みつけて苫をつくりました。
……と、写真を撮ろうとしたら、
あまりの寒さにバッテリーがあっという間に切れちゃって、
写真撮れず~。

苫編みの動画は、たとえばこちらなど。

苫編みって何?って思いますよね。
そもそも苫って??

万葉集にある
秋の田の
かりほの庵の苫をあらみ
わが衣手は露にぬれつつ

の、苫。

そこまで遡らなくても、
つい60~70年前までは、
苫を編んで屋根にする"苫葺き"というものが
身近な暮らしのなかにあったそうです。

家の屋根にしたり、
納屋に差し掛けたり、
農作物の上にかけて保存したり。

夏涼しく、
雨を通さず、
冬あたたかい。

苫って万能じゃないか☆

な~んてことを
昨年、ボランティアで参加させてもらった
たけのわらやプロジェクト
でわたしは初めて知りました(笑)。

小学校の庭の一角に、
版築(はんちく)という方法で土台をつくり、
釘をつかわずに柱を立て、梁を渡し、
苫で屋根を葺いて四阿(あずまや)をつくる。

このプロジェクトでわたしは苫の編み方を教わり、
ついでに縄の綯い方も教わりました。

子どもたちといっしょに編んだたくさんの苫を
淡河かやぶき屋根保存会くさかんむり
相良育弥さんが手際よく葺いていく。


この日、だんだん雲がひろがって、
作業が終わることには雨がぱらつき始めたのですが、
子どもたちは四阿の中に入っては、
「雨、全然降ってこない~」
と何度も苫の素晴らしさを確認していました。


……というわけで、
わたしの小さな畑のそら豆さんは、
冷たい風の吹きつける北西側を苫によって守られています。
雪が降っても大丈夫!(たぶん)
東南からは陽が入るし、
これはちょっと、
なかなかのアイデアじゃないかしら~♪
(写真は、後日UPしますね!)

えんどう豆の行列にも苫を差し掛けたかったのですが、
藁が足りなくなったので、
こちらは藁を束にしたもので保護。

ニンニクや玉ねぎの畝には、
残りの藁を短く切ってまいておきました。


畑を始めたおかげで、
藁が身近なものになりつつあるけれど、
東京で暮らしていたころは、
藁を見かけることなんてほとんどなかったなぁと思います。

昔……と言ってもちょっと前までは、
暮らしの営みのなかに当たり前にあったもの。
"便利な暮らし"のなかで急速に見捨てられ、
忘れ去られようとしているもの。

そういう智恵や技に、
わたしは堪らなく惹かれます。
まだまだ何もできないけれど、
少し経験させてもらうたびに、
こういうことがしたかったんだと何度も思います。

秋に収穫した米を脱穀し、
残った籾殻でクンタンを作ったり、
サツマイモや里芋の保存に使う。
畑の野菜の根元に撒けば、
保温や保湿をしてくれる。

藁では縄を綯ったり、
苫を編んだり、
草履を作ったり。
納豆を仕込むこともできるし、
農作物の保存や土壌の改善もしてくれる。

自然の循環のなかにある暮らし。

いいなぁ。
どれもこれもできるようになりたいなぁ。
やっぱりお米も育てたいなぁ。
土間のある家にも憧れちゃうなぁ。

ふふっ。
はてさて、どこまでいくのでしょう~◎


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