ぬけヨガ神戸◎しちみのブログ ~猫とさかな通信~

神戸でヨガと畑、始めました♪
ヨガで深まる心地よさを共有したくてぬけヨガクラスやイベントしたり、畑で野菜を育てたり~◎

映画『永遠のヨギー』と『あるヨギの自叙伝』

2016-07-26 | 日々の暮らしの営みこそたのしくゆたかに♪
こんにちは!
ぬけヨガ神戸の、しちみです。

神戸市垂水区塩屋のすてき空間flagさんをお借りして、
ぬけヨガを共有しています。
8月のテーマは『風通し』。
からだもこころも風通しがよくなったらなぁ、
のんびりすっきりラク〜になってもらえたらなぁ、
の気持ちです◎
次回は8月3日(水)14時30分〜と16時30分〜の2クラス。
詳しくは、アトリエfのfbページ、もしくはブログのこちらのページからどうぞ☆

ほぼ毎週土曜日の18時30分からは、
神戸市垂水区にあるアジュール舞子の浜にて、
浜宵ヨガやってます〜♪


春ごろからチラホラ「日本でも公開されるらしいよ」という噂を耳にしていた作品
『永遠のヨギー 〜ヨガをめぐる奇跡の旅〜』
映画好きでヨガ好きなワタクシとしては、
たいへん興味を惹かれ、心待ちにおりました。

映画のタイトルにある"永遠のヨギー"とは、
『あるヨギの自叙伝』などの著者パラマハンサ・ヨガナンダのことで、
ヨガナンダは、クリヤヨガの教えをアメリカに広めた師(グル)、なのだそうです。
わたしは、『あるヨギの自叙伝』を読んで初めて知りました。



この本のことを知ったのは3年前くらい前で、
読み始めたのは、ことしの5月。
かな〜り分厚くて、いまどき珍しい2段組の、
手に持って読むには重たすぎるくらいの本なのですけれども、
これが本当におもしろい。
親切な注釈もたくさんついていて、
「おお〜♪」やら「………!」やら、
いろんな感嘆符が頭のなかを飛び交い、
「そうだったのか」「そうなの?」「そういうことなのかぁ」
なんて、腑に落ちたりひろがったり、ありがたくてうれしくなったり。

いわゆる"超常現象"的なものも普通に語られるので、
読む人によってはoutだったりするのかもしれないけれど、
いまのタイミングのわたしには、
すべてひっくるめて非常に興味深く読めました。
ヨガや、インド哲学のことを少しずつ学ぶごとに読み直せば、
また新たな「おお〜☆」が増えていく気がします。


という"自叙伝は一応読んだ"うえで、映画を観ました。
動くパラマハンサ・ヨガナンダをみるのは初めてで、
「本当の本当に実在の人物だったのだよなぁ」
なんて"まだまだ…"なことをまず思ったり(笑)。

自叙伝には書かれていない、
アメリカでの苦悩や朋友とのトラブルなども描かれていました。
そのころの直弟子の方たちの証言の数々、
自叙伝にも出てくる人たち、
いまもヨガナンダを通し広まった教えが脈々と受け継がれ、
実践され、生きていること……。

ヨガをすると、たとえば、
呼吸がラクになって、からだやこころがラクになる。
瞑想をすると、たとえば、
思考がクリアになって、より能力を発揮できる。

だけではない、大切なこと。

自分が満たされる。

だけではない、大切なこと。


いきなりこの映画を観た方は、少し、面食らうかもしれません(笑)。
可能なら、自叙伝を読んでから観る、がいいような気がわたしはします。
(たいがいの原作ありの映画は読んでから観たい派なもので……^^;)

ヨガのことを知ろうとするたび、
その奥深さにクラクラ目眩がしちゃいます。
いまから学べることの膨大さに、
わくわく小躍りもしちゃいます(笑)。

『ヨガ』の前にすることはたくさんあるけれども、
クラクラしたり小躍りしながら、
いまできる限りのヨガをして、
その前や奥に無限にひろがるものにダイブして、
日々の暮らしを営み、目の前にいる人と話をし、自分の仕事をし、
そんなふうにしていけたらなぁと思います。

浜宵ヨガ、始まりました〜♪

2016-07-25 | 神戸でぬけヨガ
こんにちは!
ぬけヨガ神戸の、しちみです。

神戸市垂水区塩屋のすてきな古民家をお借りして、
ぬけヨガを共有しています。
8月のテーマは『風通し』。
からだもこころも風通しがよくなったらなぁ、
のんびりすっきりラク〜になってもらえたらなぁ、
の気持ちです◎
次回は8月3日(水)14時30分〜と16時30分〜の2クラス。
詳しくは、アトリエfのfbページ、もしくはブログのこちらのページからどうぞ☆


そして〜!!
梅雨も明け、海も開いた7月23日から、
浜宵ヨガ、始まりました〜♪

浜宵ヨガってなぁに?な方は、こちらをご覧になってみてください☆
ほぼ毎週土曜日の18時30分〜19時30分、
神戸市垂水区にあるアジュール舞子の浜で、
波の音に包まれながらごろごろぬけヨガしています。


夕暮れ時とはいえ、まだ暑いかなぁ。
海水浴の人たちで、まだ混んでいるかなぁ。
7月に入ってからというもの、
太陽が沈み始めるとなんだかソワソワしちゃって(笑)、
浜辺まで何度もようすをみにいったりしていました。

梅雨の間の2カ月近く浜ヨガをおやすみしていたのですけれど、
自分でも意外なほど再開の日が待ち遠しくて、
晴れた週末にはフライングで始めようかと思っていたくらい。


久しぶりに見えないと評判のちいさな旗を立て、
青いビーチシートを波打ち際にひろげると、
もうそれだけで、わくわくです。

夏の夕暮れの豊かな空の色を映す海を眺め、
穏やかに変化し続ける波の音をからだの中にまで響かせ、
まだほんのりとあたたかい砂浜の上に寝転んでごろごろごろ……
ああ気持ちいい!



忘れず現れてくれた奇特な方たちのおかげさまで、
ひとり浜宵ヨガではなく、
みんなで浜宵ヨガできました◎
ありがとうございます〜♪

終わるころには空は夜、
心地よい浜風にからだもこころもふっと休まり、
見えない波の音は深まって、
キャンドルのちいさな光は輪唱のように消えては点けてを繰り返し……

ふふっ、夏の間がたのしみです◎
次回は7月30日(土)の18時30分から、
波打ち際にて始まります。

場所はアジュール舞子の管理事務所から大階段を左に降りて、
昼間はライフセーバーの方の座っている大きな椅子が倒れているあたり、
目を皿のようにしてみていただいたら、
ヒラヒラヒラ……ちいさな旗がひらめいているはず!

アジュール舞子の浜ではたくさんの『ビーチヨガ』が行われているようですけれども、
浜宵ヨガは、ほんと、"こぢんまり"とやっております(笑)。
ヨガが初めての方も、恥ずかしがり屋さんも、
初めましての方も、からだを動かすのが得意ではない方も、
ゆるっとお気楽にどうぞ〜♪

いっしょに夕暮れ空から夜の海まで、
色や空気や音の変化を味わいながら、
のんびりぬけヨガを共有できたらうれしいです☆

*場所や時間の変更、雨天による中止などは、
『浜ヨガfiesta』のfbページにてご確認くださいませ◎

10日間の沈黙と観察…『ヴィパッサナー瞑想』に参加してきました〜◎

2016-07-04 | 神戸でぬけヨガ
こんにちは!
ぬけヨガ神戸の、しちみです☆

神戸市垂水区塩屋のすてきな古民家をお借りして、
2〜3人の少人数で『ぬけヨガ』を共有しています。
暑くなってきた7月は、「暑気払い」をテーマにしようかなぁと思っています。
ごろごろしたり、伸ばしたり、ぷるぷるしながらじんわり汗が出てきたら、
涼しい風を感じてリラックス。
次回は7月6日(水)の14時30分〜と16時30分〜の2クラスです。
くわしくは、アトリエfのFBページ、もしくはブログのこちらのページからどうぞ☆

7月23日(土)からは、『浜宵ヨガ』も始まりますよ〜♪


さてさてブログの更新がぴたりと止っていた間、
何をしていたのかと言いますと……

ヴィパッサナー瞑想
というものに参加しておりました。

10日間、"聖なる沈黙"を守り、
殺生をせず、
盗まず、
お酒などをとらず、
朝食と昼食は菜食、
夜はお茶と果物のみで過ごす。

朝4時に起床し、
夜9時30分に就寝するまで、
1日に10時間と30分、瞑想をする。

1時間半の講話の聴講を入れると、
1日12時間、座りっぱなし。
……ので、お尻やら足首やら股関節まわりやら、
あちこちが痛みます。

痛かったり痺れたりするけれど、
そこがこの瞑想法の"ミソ"だったりもして。

とにかく座りっぱなしの10日間、
参加するまでは、
それはもうたくさんの心配が頭のなかを駆け巡っておりました。

ずっとしゃべらないでいるなんてどうなるんだろう?
夜、眠れないだろうなぁ。
朝、起きられるのかしら?
おなかがすくだろうなぁ。
途中で帰りたくなるかもなぁ。

……すべて、杞憂にすぎませんでした。

沈黙。
しゃべらず、人と目を合わさず、自分自身に集中する。
これは、予想外に快適なものです。
ふだん、どれほど周囲のことに気をとられているか、
自分がいかに不要なこと(ばかり)を口にしているか、
他人の目を意識しているのは私自身だ、
などといったことがよくわかりました。
しゃべりたい欲求は、なかったなぁ。
沈黙が解かれたあとも、
しばらくわたしは沈黙したままだったくらい(笑)。
ことばを発せず、耳にしない状態が続くと、
頭のなかのおしゃべりも、次第に鎮まっていきます。

そのお陰か、
いつもは寝つきのよくないわたしですけれど、
夜9時30分というふだんの生活ではあり得ない就寝時間にベッドに横になり、
しばらくすると、眠っていました。
相部屋であることも沈黙のお陰か気にならず、
両脇のベッドから鼾が聴こえてくると、
むしろホッとして眠りに落ちていたような気がします。

朝の4時に鳴らされる起床の鐘は、
9日目と10日目の朝にようやく聴きました(笑)。
そのほかの日々は、
パタパタと人の動く気配、
階段を上り下りしたりドアを開け閉めする音に、
ハッ!としてようやく目が覚めていました。
4時30分からの瞑想に向け、
10分前に鐘がなって座り始めるのですけれど、
わたしはこの鐘で目が覚めることも……(笑)。
大急ぎで身支度をととのえ、
ギリギリセーフで座っていました。

以前に瞑想コースに参加した方による奉仕によって
供される食事はたいへんおいしくて、
おなかがすく、なんていうこともありませんでした。
11時に昼食をいただき、
17時にお茶とフルーツをいただき、
そのあとは、翌朝の6時30分までお白湯以外何も摂らないのですけれど、
じゅうぶん満たされていました。
ま、ほぼ動かず、座ってばかりいるのですから、
おなかもすかないのかもしれません。

ネットから離れ、
本も預け、
書くことも禁じられます。
目がラクになり、
手足の冷えが消え、
体温が少しあがったようでした。
情報のインプットがないことへの不安もまた杞憂でした。

食事は準備してもらい、
トイレやシャワー室は掃除してもらい、
わたしのすることといったら、
座ることだけ。
なんて贅沢な時間なのだろうと思います。

この贅沢さは1日目から実感していて、
逃げたいとか、
帰りたいなんていう気持ちは浮かんできませんでした。

むしろ9日目、10日目ごろになって、
あと少しで終わるんだと思うと、
ああ海が見たい、
友だちに会って話したい、
なんていう気持ちがちょろちょろ出てきたくらい。

座って瞑想する以外には、
食事をいただく、
洗濯する、
お白湯を飲む(お茶や水もあり)、
トイレに行く、
くらいしかすることがなく、
料理がしたいなぁとか、
服をつくろうとか、
絵を描こうとか、
書こうとか、
とにかく「つくる」ことをしたいのだなぁと思いました。
そういうことが、わたしのしたいことなのだと改めて確認できました。
あと、「学びたい」とも思った。

瞑想中は、
教わる瞑想法に従って"いま"に集中し、
実感し、
観察を続けるので、
ウワサに聴いていた「潜在意識がわきあがってくる」
という体験は、
わたしにはほぼありませんでした。

これは瞑想ができていないからかもしれないと思い、
先生にうかがってみると、
だいじょうぶ、瞑想できています、そんなものです、とのこと。

事前にヴィパッサナー瞑想がどういうものかということを敢えて調べずに前知識なく入ったので、
こういうことをするのかな、
と勝手に思っていたものとは違い、
少し"もの足りない"ような気のする時間もありました。
飽きたな、なんて思ったり。

そういう時間のあとには、
必ず、
もの足りすぎるような時間がやってきました(笑)。

10日目の朝に沈黙は解かれ、
同室のみなさんとぼちぼと話し始めました。
それぞれが、それぞれの思いや経緯でヴィパッサナーに参加していて、
何かをつかめた人、
確認できた人、
気づきを得た人、
人それぞれの体感があったようです。

帰りの電車がいっしょになった方たちとは、
どんどん話が深まって、
いつまでもいっしょにいたいような離れ難さがありました。


いつもの暮らしに戻ってきて、
預ってもらっていた野菜の苗を受け取り、
不在の間の新聞にざっと目を通し、
海へいきました。

風が強く、
波が立っていました。

波打ち際に裸足で立ち、
2週間前にもこうしてここに立っていたことを思いました。


ヴィパッサナー瞑想は、
家に帰っても朝晩続けることを推奨されます。

10日間でいままでのわたしが生まれ変わるわけもなく(笑)、
「道は示された」にすぎません。

その道を行くも行かないも、
どのように歩むかも、
その人次第。

ほかの道を行く選択もあります。


ヴィパッサナーに入る直前に、
わたしはこれぞ!という道を示された気がしたので、
そちらの道ももう少し学んでみたいと思っています。


はてさて何がどうなっていくのやら。
とりあえず、
1時間じっと静かに座っていられるように、
ヨガをちゃんとしよう!と思ったのでした(笑)。