おはようございます。
tomoです。
不思議話です。
1994年、私は主人がシアトルに出張に行くのに着いていき、一週間をシアトルで過ごしました。部屋は角部屋。でも、隙間風が寒い。
で、外に出ると、骨董品屋がありました。
私は割りと骨董品が好きだった時代があるのです。(買いませんが)
祖父が色々と物を集めていて、それを見ていたせいもあるんでしょうし、美術館に四六時中行くので、割と若い頃から「目利き」でした。
私は、骨董品店の奥さんと仲良くなり、奥さんと毎日日本のアンティークについてとか、絵とか、海外のアンティークについて話をしてました。
一週間して私は、サンフランシスコに帰りました。
その後、奥さんから手紙が来ました。シアトルの島を買ったので、遊びに来て欲しい。その前に、是非ロスアルトスの自分の家に来て見て欲しいものがあると。
よくよく聞くと、凄い大金持ちだったこの奥さん。何を見て欲しいんだろうと、主人とロスアルトスの一軒家に伺いました。
部屋ごとにカテゴリわけがしてあって、猛烈なコレクションでした。確かにご主人は有名会社のシニアヴァイスプレジデントで、金もあるし、いや、その前に、よくそろえたなと思いました。
そして、懸念の事項は起きました。
「ここが日本の部屋なの」
と微笑む彼女を目の前に、私は息を飲みました。
日本じゃない。中国じゃん。
そして、ミュリエルは、ひとつの人形を差し出しました。
「これがとても大事な人から頂いたものなの。で、この人形は何をしているの?分からないのよ。とても高価なものなの?」
その目は、猫が秋刀魚を目の前にしているようなキラキラの純真な目でした。
で、その人形。・・・・・・・
結論から言えば、肥溜めを担いだおじさんの人形なんです。しかも、片足にJAPANって書いてある。昔の人形にはないですよね。昔の人形には、作り主のサインがあったりしますもん。(蓑輪なんとか作とか)
高いって・・・値打ちは、日光のお土産屋さんの800円クラス。で、何故かご丁寧にガラスのケース入り。
返答にね、困って。真面目に困って。
で、畳み掛けるように指を指す先は、桐の和ダンスもどき。
返答にね、もっと困って。真面目に困って。
更に畳み掛けられるように、指した先の刃物。中国の刀で、日本刀じゃなく・・・・
返答ができないというか、もはや息切れ。
はっきり言えばいいのでしょうが。後日彼女に、本物のアンティークを送ったのは間違いありません。
で、先回の駐在で、タイムズの副編集長の家に遊びに行きました。アジアが趣味なんだそうで、壁に青龍刀が3本あって、ブルース・リーが貼ってあって・・・・・
まぁいいですけれど。物騒すぎます。
でも、その家で働いてた方にお世話になったので、その時は、やはり気を使いました。
ちなみに、私が五千円で購入した、片口皿なんですが、箱書きありで息子の学校に寄付をしました。したら、300ドルで競り落とした人がいて・・・・
_| ̄|○大変すまなく思いました。すみません。それなら高島屋の袋に入れて差し上げればもっと良かった。
皆さんもあまり、海外の方からかわれないように。日本は不思議な国のまんまですよ。
tomo
tomoです。
不思議話です。
1994年、私は主人がシアトルに出張に行くのに着いていき、一週間をシアトルで過ごしました。部屋は角部屋。でも、隙間風が寒い。
で、外に出ると、骨董品屋がありました。
私は割りと骨董品が好きだった時代があるのです。(買いませんが)
祖父が色々と物を集めていて、それを見ていたせいもあるんでしょうし、美術館に四六時中行くので、割と若い頃から「目利き」でした。
私は、骨董品店の奥さんと仲良くなり、奥さんと毎日日本のアンティークについてとか、絵とか、海外のアンティークについて話をしてました。
一週間して私は、サンフランシスコに帰りました。
その後、奥さんから手紙が来ました。シアトルの島を買ったので、遊びに来て欲しい。その前に、是非ロスアルトスの自分の家に来て見て欲しいものがあると。
よくよく聞くと、凄い大金持ちだったこの奥さん。何を見て欲しいんだろうと、主人とロスアルトスの一軒家に伺いました。
部屋ごとにカテゴリわけがしてあって、猛烈なコレクションでした。確かにご主人は有名会社のシニアヴァイスプレジデントで、金もあるし、いや、その前に、よくそろえたなと思いました。
そして、懸念の事項は起きました。
「ここが日本の部屋なの」
と微笑む彼女を目の前に、私は息を飲みました。
日本じゃない。中国じゃん。
そして、ミュリエルは、ひとつの人形を差し出しました。
「これがとても大事な人から頂いたものなの。で、この人形は何をしているの?分からないのよ。とても高価なものなの?」
その目は、猫が秋刀魚を目の前にしているようなキラキラの純真な目でした。
で、その人形。・・・・・・・
結論から言えば、肥溜めを担いだおじさんの人形なんです。しかも、片足にJAPANって書いてある。昔の人形にはないですよね。昔の人形には、作り主のサインがあったりしますもん。(蓑輪なんとか作とか)
高いって・・・値打ちは、日光のお土産屋さんの800円クラス。で、何故かご丁寧にガラスのケース入り。
返答にね、困って。真面目に困って。
で、畳み掛けるように指を指す先は、桐の和ダンスもどき。
返答にね、もっと困って。真面目に困って。
更に畳み掛けられるように、指した先の刃物。中国の刀で、日本刀じゃなく・・・・
返答ができないというか、もはや息切れ。
はっきり言えばいいのでしょうが。後日彼女に、本物のアンティークを送ったのは間違いありません。
で、先回の駐在で、タイムズの副編集長の家に遊びに行きました。アジアが趣味なんだそうで、壁に青龍刀が3本あって、ブルース・リーが貼ってあって・・・・・
まぁいいですけれど。物騒すぎます。
でも、その家で働いてた方にお世話になったので、その時は、やはり気を使いました。
ちなみに、私が五千円で購入した、片口皿なんですが、箱書きありで息子の学校に寄付をしました。したら、300ドルで競り落とした人がいて・・・・
_| ̄|○大変すまなく思いました。すみません。それなら高島屋の袋に入れて差し上げればもっと良かった。
皆さんもあまり、海外の方からかわれないように。日本は不思議な国のまんまですよ。
tomo
