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ねこ氏、ボケた親父を病院に連れていく3

2019-11-07 06:25:59 | どうでもいい話

 

 

親父がぼけておかしくなって、

物忘れが始まって、お金に執着しだして

お金が無いとか取られたとか言い出して

母親のことを泥棒呼ばわりして、暴れだしたりしてました

年金がでると、小遣いを渡してたようですが

それを外に持ち出しては、落としたのか使ったのか

なくしてしまい

悶着を起こしてた時期もありました

 

時間が解決するとほったらかしでした。

薬のおかげで怒ることがなくなり少し落ち着いてからも

母親に任せっきりでした

 

そして、薬のおかげで落ち着いて

毎日寝てる生活が数年続いていたのですが

相変わらずお金には執着していたようです

 

そんなときに今年の3月だったか、お袋が倒れて

入院することになり

親父の面倒をみる人間がいなくなりました

 

弟は独身で親父とおふくろと同居してるのですが

働いてるので

昼間面倒を見る人間がいません

勝手に家から出られると

どこへ行くかもわかりません

 

慌てて、親父の訪問介護をやっているところへ相談し

今の施設を紹介してもらいました

 

そこは、1軒家を改装し泊まり込みで受け入れる施設で

数名の要介護老人を受け入れてる施設です

 

看護師が常駐してるそうで、家にいるよりも

自由はないものの、ぜったい安心です

 

そして、預けること数か月

親父も機嫌のいい日には、施設の人と話すことがあるようで

ある日、面会に行ったとき

施設の人から、「お父さんは昔染め物の職人だったんですってね」って言われました

 

そんな話聞いたことが無かったので

おふくろに聞いてみたら

 

親父の実家は、もともと京都の染め物屋で

染め物といっても、黒く染めるのを専門にしてたそうです

親父の親父、私から見れば祖父はいい腕の職人で、

親父はその染物屋を手伝ってたそうです

ところが戦争で、すべてを失い

祖父は中風を患い、工場をしめて早くに亡くなったそうです

そんな話50年間聞いたこともなかった

 

親父の病気は、つい今何を食べたかも覚えていないのに

昔のことはよく覚えているそうです

 

そういえば、親父の姉の連れ合いのやくざ者の葬式の時

自分の弟の顔見て「これはどちらさんですか?」とか言って

すでにぼけてた親父が、急に昔のことを話し出して

びっくりしたことがありました

「姉は美人で、いくらでも嫁ぎ先があったのに、

なんであんなやくざ者の

ところへ嫁に行ったんや」とか言ってました

 

不思議なはなしです

つづくのら

 

 

 

アルツハイマー病 真実と終焉
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ソシム
コメント (2)
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