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>ひさびさ面白い本を読みました
>
>団鬼六の「悦楽王」
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>SMという言葉をオフィシャルにした
>官能小説家でありSM雑誌の編集者、
>プロデューサーでもある団鬼六氏の自伝的小説です。
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>時は昭和中期、高度成長期の頃でしょうか
>田舎の英語臨時教師から官能小説家として上京し
>鬼プロを設立し、小説家の傍らSM雑誌を発行したり
>SMポルノ映画を作ったりされた、その道においての大先達の話ですな。
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>鬼プロに出入りする、たこ八郎や渥美清など
>彼等との交流や
>SM雑誌の発行から廃刊までの話。
>官憲からの発禁処分の内実など
>アングラな面々の面白裏話のオンパレードです。
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>久々、電車の中で読んでいて
>噴出し恥ずかしい思いをしました。
>そんなことはどうでもいいんですけど
>
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>本の中で、いろんなアブノーマルな趣味の人の話が
>出てくるのですが、その中でも面白かったのが
>飲尿フェチの人の話。
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>鬼プロで作ったSM映画に出てた大物女優さんの
>おしっこが飲みたい!っていう御仁がいて
>金に糸目はつけないからなんとかならないか?
>と持ちかけられた鬼六先生。
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>女優に、こんなことをいう人がいるが
>おしっこを分けてくれないか?
>と持ちかけると、鬼六先生の頼みだし2つ返事でOK。
>
>鬼六先生が御仁に「OKですが、オシッコはどんな入れ物に・・」というと
>その御仁が怒り出して
>
>「オシッコは、直接飲むからいいのです!」とかいったとか
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>鬼六先生が女優に「直接のみたいと言ってるが・・」と再度交渉すると
>
>「そんなことできるわけが無い!」と一蹴された
>
>なんて話がありました。
>
>今でこそ放尿プレーなんて3000円のオプションコースですけど
>当時はタブー中のタブーだったんですねw
>
>閑話休題
>そこの御仁
>放尿とか飲尿とか汚いわね!
>どうしてこうも下品なのかしら!と眉をひそめておられますが
>しばし待ってくださいよ。
>
>おしっことは、本来無菌なんですよ。
>血液を腎臓で濾過して出るものですから
>排泄までは無菌なんですって
>疑ってる御仁はウィキ参照ねがいます。
>
>細菌の研究が始まった黎明期は
>菌を培養するための元になる無菌培地が作れなかったので
>小便を使ってたという話もあります。
>
>わかったぁ
>おしっこって出たては汚くないんだよ。
>ということで、一回3000円払って試してみようかな・・って
>そんなことどうでも良いんです。
>
>団鬼六
>「悦楽王」講談社文庫から発売中
>一度読んでみて。
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