ポルシェで無免許暴走…トラック運転手死なせた医師の素性
2018年11月29日 9時26分
日刊ゲンダイDIGITAL
人の命を救う仕事に就いている「自覚」があるとは思えない。
相手が悪すぎた…あおり運転の会社員“逆襲”されボコボコに
無免許でポルシェを運転した上、猛スピードでトラックに追突し、運転手を死亡させた医師が捕まった。自動車運転処罰法違反(無免許過失致死)の疑いで26日、兵庫県警高速隊に逮捕されたのは同県芦屋市の医師、久保田秀哉容疑者(50)。
久保田容疑者は25日午後0時半ごろ、尼崎市の阪神高速上り線をポルシェで走行中、前を走る中型トラックに左後方から激突。その弾みでトラックは横転し、運転していた明石市の運送会社社員、手槌一郎さん(70)が頭を強く打ち死亡。久保田容疑者も肺挫傷のケガを負い入院したが、県警は回復を待って本人から事情を聴いた。
「逮捕する前に話をしたら、昨年の3月に交通違反を繰り返して免許取り消し処分を受けたいうことが分かったんや。現場は片側3車線のほぼ直線の道路で、事故当時は渋滞もしてへんかった。ポルシェがトラックを猛スピードで追い抜こうとして運転操作を誤り、えらい勢いでぶつかった。トラックはバランスを崩して横転し、ガードレールに突っ込み、運転席が反対向いとったわ。バンパーは飛ばされ、周囲には車の部品と積み荷が散乱。運転手は車内に閉じ込められ、約1時間後に運び出されたんやが、すでに亡くなっとった。ポルシェはトラックの先で黒煙を上げて炎上し、フロント部分が焼失した。久保田容疑者は自力で逃げ出して病院に運び込まれた」(捜査事情通)
取り調べに対し、久保田容疑者は無言を貫き「弁護士にしか話しません」と言っているという。
久保田容疑者が開業しているとみられる、大阪市内の心療内科クリニックのHP(現在はメンテナンスモード)には「現代の社会はストレス社会とも言われており、日常生活のさまざまな場面でストレスを感じることも多いかと思います。ストレスが心身の不調の原因となることもあり、自分なりのストレス解消法を持つことや、周囲の人々への相談、生活環境の調整などの対策が大切です」と書かれていた。
久保田容疑者は高級住宅街として知られる、芦屋の山手の敷地面積360平方メートルほどの一戸建てで父親と兄の3人暮らし。近隣住民がこう言う。
「(久保田容疑者の)おじいさんは東京帝国大学出身で、大手化学メーカーにおつとめされていて、もともと宮崎にいはった。40年ほど前に引っ越してきて副社長まで務め、15年ぐらい前に亡くなった。(久保田容疑者の)お母さんも亡くなって、それからは男の人ばかり3人で住んではるわ。(久保田容疑者は)会ってもまともに挨拶もせんし、パッとせえへんいうか、そんな全然、派手とかいう感じではないわ。独身で、結婚したこともないんちゃうかな。あんまり顔を合わすことはないけど、ここから仕事に通っているみたい」
久保田容疑者にとって、ポルシェで高速道路を疾走することが「自分なりのストレス解消法」だったのかもしれないが、医師という立場にありながら尊い命を奪ったことを、どう受け止めているのだろうか。
2018年11月29日 9時26分
日刊ゲンダイDIGITAL
人の命を救う仕事に就いている「自覚」があるとは思えない。
相手が悪すぎた…あおり運転の会社員“逆襲”されボコボコに
無免許でポルシェを運転した上、猛スピードでトラックに追突し、運転手を死亡させた医師が捕まった。自動車運転処罰法違反(無免許過失致死)の疑いで26日、兵庫県警高速隊に逮捕されたのは同県芦屋市の医師、久保田秀哉容疑者(50)。
久保田容疑者は25日午後0時半ごろ、尼崎市の阪神高速上り線をポルシェで走行中、前を走る中型トラックに左後方から激突。その弾みでトラックは横転し、運転していた明石市の運送会社社員、手槌一郎さん(70)が頭を強く打ち死亡。久保田容疑者も肺挫傷のケガを負い入院したが、県警は回復を待って本人から事情を聴いた。
「逮捕する前に話をしたら、昨年の3月に交通違反を繰り返して免許取り消し処分を受けたいうことが分かったんや。現場は片側3車線のほぼ直線の道路で、事故当時は渋滞もしてへんかった。ポルシェがトラックを猛スピードで追い抜こうとして運転操作を誤り、えらい勢いでぶつかった。トラックはバランスを崩して横転し、ガードレールに突っ込み、運転席が反対向いとったわ。バンパーは飛ばされ、周囲には車の部品と積み荷が散乱。運転手は車内に閉じ込められ、約1時間後に運び出されたんやが、すでに亡くなっとった。ポルシェはトラックの先で黒煙を上げて炎上し、フロント部分が焼失した。久保田容疑者は自力で逃げ出して病院に運び込まれた」(捜査事情通)
取り調べに対し、久保田容疑者は無言を貫き「弁護士にしか話しません」と言っているという。
久保田容疑者が開業しているとみられる、大阪市内の心療内科クリニックのHP(現在はメンテナンスモード)には「現代の社会はストレス社会とも言われており、日常生活のさまざまな場面でストレスを感じることも多いかと思います。ストレスが心身の不調の原因となることもあり、自分なりのストレス解消法を持つことや、周囲の人々への相談、生活環境の調整などの対策が大切です」と書かれていた。
久保田容疑者は高級住宅街として知られる、芦屋の山手の敷地面積360平方メートルほどの一戸建てで父親と兄の3人暮らし。近隣住民がこう言う。
「(久保田容疑者の)おじいさんは東京帝国大学出身で、大手化学メーカーにおつとめされていて、もともと宮崎にいはった。40年ほど前に引っ越してきて副社長まで務め、15年ぐらい前に亡くなった。(久保田容疑者の)お母さんも亡くなって、それからは男の人ばかり3人で住んではるわ。(久保田容疑者は)会ってもまともに挨拶もせんし、パッとせえへんいうか、そんな全然、派手とかいう感じではないわ。独身で、結婚したこともないんちゃうかな。あんまり顔を合わすことはないけど、ここから仕事に通っているみたい」
久保田容疑者にとって、ポルシェで高速道路を疾走することが「自分なりのストレス解消法」だったのかもしれないが、医師という立場にありながら尊い命を奪ったことを、どう受け止めているのだろうか。