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巨象「三菱重工」が東芝みたいになってきた~1年で営業利益が半分に 問題は飛ばないジェット機以外にも

2017-05-19 18:13:48 | ニュースまとめ・総合
巨象「三菱重工」が東芝みたいになってきた~1年で営業利益が半分に 問題は飛ばないジェット機以外にも


2017年5月19日 9時0分

現代ビジネス


戦後ニッポンの高度成長期を支えた巨象が、足元から揺らぎ出した。モノづくりの底が抜けたかのような失態が止まらず、次々に損失計上する事態に――。図体はでかい。倒れれば被害は甚大だ。
■1年で営業利益が半分に

4月26日午後3時。

この日の株式マーケットが閉じようとしたその瞬間、東京証券取引所が運営する情報伝達システム上に三菱重工業をめぐる情報が映し出されると、市場関係者に衝撃が走った。

この1年で、営業利益が半減した――。

三菱重工が投資家向けに開示した財務資料には、そんな実態が記されていたのである。

三菱重工がこれまで投資家に開示してきた各種資料によれば、1年前の2016年5月段階では、'17年3月期に〈3500億円〉の営業利益を確保するとの見通しを示し、これは〈キャッシュフローやバランスシートの状況、受注残工事の質などから、達成可能〉と胸を張っていた。

'16年3月期の営業利益が3095億円だったことを考えれば、1割強の増益という強気な業績予想を出していた形である。

それが今回開示した最新資料では、弱気な文言がズラリと並ぶ状況に一転。実際にその文面を見ると、〈火力事業の売上高の減少〉や〈商船のコスト悪化〉、さらには〈MRJ(註・三菱重工が開発している国産ジェット旅客機)の開発費増加〉などの損失イベントが立て続けに起きているとの実情を吐露。

その結果、営業利益は従来予想を〈下回る見込み〉で、〈1500億円〉になりそう……。つまり、たった1年で営業利益が約52%も激減することを初めて明かしたのである。

「言うまでもなく、営業利益は会社が本業で稼ぎ出す利益のこと。それが1年で半減するとは、経営の異常事態と同義です。

案の定、情報が駆け巡った翌27日は、株式市場が開く午前9時前から三菱重工株に対して、いくらでもいいから売りたいという注文が50万株以上も殺到。午前の相場で、同社の株価は一気に急落した」(大手運用会社ファンドマネージャー)

実際、三菱重工の経営の現場ではいま、モノづくり企業としての根幹を揺るがすような事態が進行している。

三菱重工は、原発、宇宙ステーション、航空機、艦艇などに及ぶ約700の製品を抱える日本最大の重厚長大企業だが、そうした主要製品の現場で設計変更、納入延期などが勃発。

その度にコストが積み上がり、売上高3兆円超、全世界8万人超の社員を抱える「巨象」が大きく揺らぐ事態になっているのだ。

最も象徴的なのが、MRJの現場。半世紀ぶりの国産旅客機と期待されたものの、'08年の開発開始から5度も納入延期をし、当初'13年としていた納入開始時期がいまだ見通せない「飛ばないジェット機」と化している。

Photo by GettyImages
■「見切り発車」の経営陣

「現場は明らかな経験不足で、信じられないミスやトラブルが絶えない」と、愛知県の開発現場の実情に詳しい関係者は明かす。

「たとえば、MRJは安全性の検査をクリアする型式証明を取らなければいけないが、日本人技術者にはその経験値がほぼない。

そのため、安全性の証明方法、試験の仕方は手探りで進めたが、昨年に海外技術者から最新の安全性対策には不十分と指摘を受けた。結果、2万本以上という途方もない電気配線の配置を全面的に見直さなければならなくなった。

これはほんの一例で、試験飛行のときに警報がビーと鳴った際、警報機に問題があるのか、警報の原因現象が問題なのか、すぐになにが悪いのかわからないということもあったようです。

幹部たちは『知見不足』と言うが、それは最初からわかっていたことで、それ以上に準備不足が否めない」

MRJだけではなく、大型客船事業の現場も厳しい。'11年に海外クルーズ会社から約1000億円で2隻受注したものの、設計・仕様変更が度重なり、ついには受注額の2倍以上(2500億円規模)の特別損失を計上する羽目になった。

「10年以上も大型客船の建造から遠ざかっていたため、いざ建造を始めたら能力不足が次々に露呈した。たとえば10年の間にデジタル化が進んだことで無線通信ワイファイを全室完備しなければいけなかったが、そんな初歩的な作業からして手こずる始末。

また、大型客船は『海の上のホテル』と言われ、船上にプール、スケートリンクなどを作るが、ノウハウがないため基本設計段階で発注側から相次ぐやり直しを命じられた。しかも、納期を守ろうとするあまり、基本設計が固まらないうちから材料調達などを進めた結果、設計仕様の変更後に再び調達先変更をしなければいけない悪循環にもはまった」(ライバル社幹部)

造船事業をめぐっては、商船三井に引き渡した貨物船が、インド洋を航海中に真っ二つに破断する信じられない沈没事故まで起きている。

一事が万事この調子で、原子力発電事業ではアメリカで建設された原発の蒸気発生器を納入したが、その配管が破損して水漏れが発生して廃炉になっている。

Photo by iStock

こうした事態の背景として指摘されるのが、経営陣による「見切り発車」――。

同社の内情に詳しい金融機関幹部が言う。

「佃和夫現相談役が社長時代にMRJの事業化を決定した際、幹部の間でもハイリスクだとする声があった。

しかし、航空機部門で新興国勢が台頭してきたことへの危機感があり、このタイミングしかないと事業化にえいやっと踏み切った経緯がある。大型客船事業を受注したのは大宮英明現会長が社長の時代で、実はその直前の数年間、客船の大型商談で連続して受注に失敗していた。

結果、受注優先に走り、最新の大型客船建造ノウハウの不足を認識しながら、過去の経験で乗りきれると楽観して突き進んだ」

手掛ける製品が重厚長大なだけに、失敗した時の損失もその分巨額になることはわかっていたはずなのに、焦りから甘い経営判断に傾いた……。

佃氏は本誌の取材に「もう経営から離れた身。現経営陣は一生懸命にやっているし、彼らに任している」と語るが、負の遺産を背負わされた現社長の宮永俊一氏からすればたまったものではない。
■日立との泥沼裁判

一方、当の宮永社長自身も「'18年3月期に売上高5兆円を目指す」とぶち上げて改革路線を突き進んでいるが、「その急激な改革に現場がついていけていない」と三菱重工現役社員は語る。

「宮永社長は、『GEなどの海外勢と伍して生き残るには売上高5兆円が必要だ』と社員の尻を叩いています。が、もともとうちは重工業なので一つの仕事を成すのに時間がかかる社風。急にスピード感を求められても、『そう簡単にはできない』『勝手なことばっかり言いやがって』というのが現場の本音です。

宮永社長は各セクターが強い権限を持つ従来の縦割り組織を破壊しようと、門外漢を畑違いのセクターに配置する異例人事や、セクターが持つ機能を本社に戻すなどの『聖域なき改革』も断行しているが、これが現場のモチベーションを下げている面も否めない。稼いでいる部門の利益が、MRJなど赤字部門に投じられるのも、稼ぎ頭のセクターの社員からするとおもしろくない」

長く三菱重工をウォッチしているアナリストはここ数年、事業説明会に登場する各事業部門トップたちの姿を見て、違和感を覚え始めたと言う。

「社長の無理難題に現場担当者も頑張ってこたえようとしているけれど、なかなかうまくいかない……そんな本音が隠し切れない場面が目立つようになってきた。

いまの三菱重工は、売り上げや受注というボリュームを取りに行くトップダウンに対して、現場が疲弊している。

一旦、無理な数値目標を取り下げて、態勢を立て直すべきでしょうが、宮永社長に改革の手を緩める気配はなく、この5月には新たな人事施策を発表する予定。東芝のように、プレッシャーを感じた現場が『数字のお化粧』に走らないかという危惧すら感じるようになってきた」

巨象の内側から沸き起こり始めたこうした異変が、経営をむしばみ出しているのだ。
追い打ちをかけるように、新たな巨大リスクも急浮上してきた。電機業界に精通するコンサルタントが指摘する。

「三菱重工は'14年に日立製作所と火力発電事業を統合したのですが、その統合前に日立が獲得していた南アフリカの不採算案件について、約7600億円を支払うよう請求しています。

日立側は『法的根拠がない』と突っぱねており、両社の交渉は長期化が必至。三菱重工は約3800億円分の請求権の一部をすでに資産計上しており、仮にとりっぱぐれれば、その分を損失計上しなければいけない可能性がある」

前述したように三菱重工の営業利益は1500億円なので、それが一気に吹き飛ぶインパクトだ。

さらにMRJをめぐっても、追加損失リスクが出てきた。ジャーナリストの松木悠氏が言う。

「MRJの主な販売先であるアメリカでは、スコープクローズという機体への制限条項があります。MRJはこの規制が緩和されることを見越した米航空会社から多く受注しているが、いまだその規制緩和が実行されていない。このままではMRJの88席クラスがアメリカで運航できず、最悪の場合は大量キャンセルのリスクも出てくる」

Photo by GettyImages
■メインバンクの本音

それだけではない。三菱重工は、「フランスの原発大手アレバグループに追加出資する見込みだが、アレバは赤字体質で、将来的にも欧米で原発需要が伸びる見込みは薄い。他事業のリスクがあるところ、さらに原発リスクを抱え込むのは危険と言わざるを得ない」(龍谷大学の大島堅一教授)。

最終損益ベースでは三菱重工はすでに赤字に転落している中、こうした「爆弾」が火を噴けば新たな日本経済のリスクになりかねない。果たして、大丈夫なのか――。

三菱重工社外取締役で、メインバンクの三菱東京UFJ銀行元頭取の畔柳信雄氏は次のように答えた。

「(懸案は)ひとつひとつ片づけてきていますから、率直に言ってそれほど心配はしておりません。MRJはもともと息の長い仕事ということで、みんな覚悟をして取り組んでいる。(資金繰りに関しても)きちっと押さえるところは押さえた経営をしています」

しかし、この「楽観論」を鵜呑みにしてもいいものか。というのも、三菱UFJフィナンシャル・グループは三菱重工の大株主だが、2月末までにその保有株数を大きく減らしている。

「同グループが3月に関東財務局に提出した資料によれば、三菱東京UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行などグループ数社の保有株数は全体の8.58%だった。それが、直近では7.29%にまで急減。単純計算で4000万株以上も減らしている」(前出・アナリスト)

実は資金繰りをめぐっても、三菱重工はこの3月末に横浜・みなとみらい地区に所有していた巨大不動産を売却。すでに損失穴埋めなど財務基盤の強化に走り、昨年にはグループ内の不動産事業を分社化して、JR西日本にその株式も970億円で売却している。

「三菱重工には売却できる資産もあり財務的な余力はあるが、問題は本業の稼ぐ力が低下している可能性があること。難易度の高い大型プロジェクトが増える中、プロジェクト・マネジメント力がそれに対応しきれていない面がある。同社にとっては、ここ1年が収益力改善に向けての正念場となるでしょう」(S&Pグローバル主席アナリストの柴田宏樹氏)

持てる資産を吐き出し、分社化した事業を売却する……その姿は、あの東芝がたどった道にそのまま重なってきたように映るのである。

気になる!体重1kgの意味と減らすための消費カロリー

2017-05-19 18:08:20 | 珍事件・事故・その他・コラム
気になる!体重1kgの意味と減らすための消費カロリー


2017年5月19日 11時55分

All About

ついつい一喜一憂してしまう、体重1kgの意味について考える
体重1kgの増減はよくあることですが、ダイエット中となると一喜一憂してしまうもの。でも、「この1kgって脂肪なの?水分なの?」「カロリーにすると何kcal?」「1kg分の食べ物を食べたら1kg増えるの?」「脂肪を1kg減らすにはどうすればいいの?」などなど……1kgの持つ意味にはいろいろあるものです。

そこで今回は、「ダイエット中の1kgアレコレ」を解説していきたいと思います。

1kgを減らすための消費カロリーってどのぐらい?
1kg体重が増えた程度でカラダが重く感じることはないと思いますが、米の1kgを持ってみると結構な重さを感じるものです。

また、1kgの脂肪をカロリーにすると約7000kcal。つまり、7000kcalを消費しないと体重が1kg減らないということになります。

では、どうやってこの1kgを減らしていけばよいか?

ダイエット中の体重を減らすペースというのは、1カ月に1kgぐらいずつ減らしていくのが理想。7000kcalを30日(1カ月)で割ると、1日約230kcalずつ減らせばよい計算になります。

例えば、230kcalを食べ物に置き換えるとご飯1杯分(140g)、運動で消費するならウォーキング80分、エアロビクス40分、サイクリング60分強が必要となります。

日常生活でも、おやつを控えたり甘いドリンクをお茶にするなど常に230kcalを意識してみる。または、歩く時間を80分増やしてみるといったことを積極的に行っていくとよいでしょう。

1kg分の食べ物を食べたら1kg増えるもの?
たくさん食べた翌日に体重を計るとすぐに体重に反映されるケース、または全く変わっていないケース、そして逆に減っている? なんてケースがありませんか?

食べた物の90%以上は水分といわれています。例えば、全体の重さが1.5kgぐらいの食事を摂ったとしても実際は150gぐらいで、水分は排泄物(尿、便、汗)として体外へ排出されます。仮にこの150gが全部脂肪になったとしても、脂肪には20%の水分が含まれているので、増える脂肪量は180g程度となります。

人間のカラダは「1kg食べたから1kg増える!」といったような単純なものではなく、体重の変動には色々な要素が密接に影響しています。体脂肪、筋肉量、体調、ホルモン等々、日々の変動は他の要素がとても大きいものです。

つまり、毎日の体重変化に一喜一憂せず、1カ月に1kgぐらいずつ減らすペースを理想とし、食事や運動をコントロールしながら、リラックスしてダイエットに取り組むようにしましょう。

体重増減にかかわる3つの要因は?
■1. 水分
結論からいうと、水を摂ることで一時的に体重が増えることはあっても、脂肪や筋肉が増えることはありません。

新陳代謝を促し、不要な老廃物をカラダから排出するためには、水の摂取が不可欠です。水を賢く摂るとダイエットの成功率が格段に高くなるので、1日に1.5リットルぐらいをコマメに少しずつ摂るようにしましょう。

ただし、水だけで体重が増える&むくみが起こる人の場合、内臓に疾患があったり機能が落ちたりしている可能性がありますので、一度専門医に相談してみましょう。

■2. 食べすぎた後のリセット
食事の直後であれば食べ物は排泄も消費もされていないので、単純に食べ物の重さ分だけ体重は増えるかもしれませんが、すぐ脂肪になるわけではありません。

余分なカロリーが体脂肪になるまでの時間は栄養素ごとに違いがあります。脂質は12時間以内に脂肪として蓄えられ、炭水化物やタンパク質については早くても1~2日のうちに脂肪酸に変換されるといわれています。つまり、食べ過ぎたら2~3日で調整するように心がけることが大切です。

■3. 腸内環境
摂取した栄養は腸内で必要分だけ吸収され、あとは便として排泄されます。正常な排泄ができていれば、1~2日で元の体重に戻ります。逆に腸内環境が悪く、いつまでも腸内で物質が待機していると余分に栄養を吸収し太る原因に!

胃に入った食べ物が排便されるまでの時間は、24~72時間後ぐらい。その間、便は腸に待機しているというわけですが、宿便がひどい人になると残留便が1~4kgも溜まっていることもあるそうですので、無くなれば体重は減ることになります。

食物繊維や善玉菌を多く含む発酵食品(ヨーグルトや味噌など)を意識して摂るようにすれば、腸からの栄養の吸収を緩やかにし、脂肪を増やさずに済むでしょう。

ダイエット中は1kgの増減でも一喜一憂するものですが、焦らずに長い目で見て最大限の効果が出るようなダイエット生活を送ることが大切ですよ!

尖閣周辺に中国のドローン 空自が緊急発進

2017-05-19 18:06:46 | ニュースまとめ・総合
尖閣周辺に中国のドローン 空自が緊急発進


2017年5月19日 14時16分

日テレNEWS24

 18日、沖縄県尖閣諸島周辺の日本の領海に侵入した中国公船が飛ばしたとみられるドローンに対し、稲田防衛相は航空自衛隊の戦闘機を緊急発進させていたことを明らかにした。

 18日に緊急発進したのは、航空自衛隊・那覇基地所属のF15戦闘機など航空機4機。戦闘機はドローンを操縦しているとみられる中国公船に対し、ドローンが領空侵犯をしたとして、無線で警告したという。

 稲田防衛相「上空にドローンを飛行させたということは、事態をさらにエスカレートさせるものであって、全く受け入れられない」

 ドローンに対する緊急発進は今回が初めてで、中国の挑発行為に対し、今後も警戒を強める方針。

「慰安婦合意」尋ねる日本記者に文大統領がした昨年の発言が話題に

2017-05-19 17:29:45 | ニュースまとめ・総合
慰安婦合意」尋ねる日本記者に文大統領がした昨年の発言が話題に



2017年5月19日 8時31分

中央日報


「お金は必要ない」。文在寅(ムン・ジェイン)大統領が大統領選挙出馬前に日本の記者にした発言が、最近話題になっている。

文大統領が18日に派遣した文喜相(ムン・ヒサン)対日特使が安倍晋三首相に「国民の大多数が慰安婦交渉を情緒的に売れ入れていないのが事実」という立場を伝えた中、文大統領が5カ月前に海外メディアの記者に会ってした発言が取り上げられている。

昨年12月15日に海外記者と懇談会を行った文大統領は「いま大韓民国は名誉な市民革命中」とし「全世界で最も平和で秩序のある市民革命として記録されるだろう」と述べた。安保に関する質問に対しても「大韓民国を心配しなくてもよい。安保と経済は民主主義とともに発展するものだ」と説明し、「北が無謀な挑発をすれば国民が容認しないだろうし、私が先頭に立つ」と強調した。

この日、ある日本の記者は「韓日慰安婦合意」に対する文大統領の立場を尋ねた。すると文大統領は「お金は必要ない」とし「日本がしなければいけないのは誠意を込めた謝罪」と述べた。

この発言は文大統領が就任後に高い国政支持率を記録し、文大統領の日本特使が安倍晋三首相に会ってこの問題に言及したことで、また注目されている。安倍首相は文喜相特使に「慰安婦」という言葉を使わず「日韓政府が締結した国家間の合意を履行しなければいけない」と述べた。

「勉強はまず無理でしょう…」医師も夫も見放した脳性まひの息子をハーバード大学まで導いたママ

2017-05-19 17:27:43 | 感動ニュース
勉強はまず無理でしょう…」医師も夫も見放した脳性まひの息子をハーバード大学まで導いたママ



2017年5月18日 13時0分

IRORIO

我が子が抱える障害はもちろん、医師や夫の言葉もはねのけて、全身全霊で子育てに励み、息子に限りない可能性を与えた母親が注目を集めている。

今から29年前、中国・華中で生まれたDing Dingさんという男性は、出生時の合併症のため、子宮内で窒息寸前の状態となっていた。そのせいで、脳性まひという障害が残ることになる。
医師からはあきらめろと…

母Zou Hongyanさんは医師からこう告げられた。

「この子を無理に産むことはないでしょう。助けようとしても無駄でしょうし、大きくなっても障害が残るか、知能も期待できないと思います」と…。

しかし母はあきらめなかった。

夫が医師の言うことを聞き入れ、「生涯この子は私達家族の重荷になるだろう」と、その命を切り捨てようとしても。
たった1人で子育て

Zouさんは夫と離婚し、以来1人で息子を育ててきた。

息子の治療費と生活のために、大学での仕事から保険の販売まで、複数の職業を転々とする一方、空いた時間には息子をリハビリに連れて行き、マッサージで硬くなった息子の筋肉をほぐし、パズルや知育玩具で一緒に遊んだ。

Zouさんは当初から、息子には障害を乗り超えるべく、できる限り何でも学ばせようとした。
できるようになるまで厳しく指導

例えばDing Dingさんは手をうまく動かすことができず、当然「箸を使うのは無理だろう」と周囲は思っていた。が、Zouさんだけはあきらめず、息子が箸を使えるようになるまで根気強く指導した。

「大人になって、いちいち障害のことを説明するのは大変でしょう?彼にそんな思いをさせたくなかった」と話すZouさん。

息子にとって困難なことほど、できるようになるまで厳しく教え込んだという。
現在ハーバード大学に通う

子どもの頃から母と二人三脚で努力を続けてきたDing Dingさんは、2011年に北京大学を卒業後、同大学の法科大学院で修士号を取得。

2年間働いた後、Ding Dingさんは昨年から、言わずと知れた米国の名門大学、ハーバードに入学し再び勉学の道を歩んでいる。

中国に残るZouさんを思い、「時々母に会いたくなる」と話すDing Dingさんにとって、母は「精神的な良き指導者」であるという。

足をけがした児童を背負って修学旅行に連れて行ってあげた先生が話題に=韓国

2017-05-19 17:25:53 | 感動ニュース
足をけがした児童を背負って修学旅行に連れて行ってあげた先生が話題に=韓国

2017年5月19日 10時10分

中央日報


全羅北道高敞(チョルラブクド・コチャン)のある30代小学校教師が足をけがした児童を背負って修学旅行に参加させてやっていた事実が伝えられた。

韓国教育部は最近、2017年「先生の日」を迎え、先生を尊敬する文化を形成していくために「私の心の先生を探します」というキャンペーンを行った。ホームページを通じて手紙や写真、漫画や動画などで先生に感謝の気持ちを伝えることができた。

先生の日だった今月15日に発表された大賞には高敞孔音(コンウム)小学校5年生のカン・ソングァン君(12)が応募した写真が選ばれ、該当の便りが伝えられた。カン君はイ・ヨンヒョン先生(32)が自分を背負っている写真に次のような文章を載せた。

「こどもの日、お祭り会場で板飛びをしていて足首の骨にひびが入った。僕は小学校で初めてで最後の修学旅行を控えていた。とても行きたかった。両親は学級の友達や先生の荷物になるからといってあきらめさせようとしたが、担任の先生は違っていた。両親から許可が出れば一緒に行こうと言ってくれた。ところが出発当日、雨が降るではないか。46キロを越える僕と僕のカバンを、先生はずっと背負ってくれた。そのような先生をとてもありがたく思い、申し訳なく思った。(先生は)3年前にも、6年生の担任をしていた時、足をケガした兄を背負って修学旅行に行ってこられた。先生!小学校修学旅行をプレゼントして下さって、とても感謝しています」

2ch「ひろゆき」氏、30億円の賠償金を無視し続けたことを告白…そんなこと可能?

2017-05-19 17:18:49 | ニュースまとめ・総合
2ch「ひろゆき」氏、30億円の賠償金を無視し続けたことを告白…そんなこと可能?



2017年5月19日 10時4分

弁護士ドットコム


2ちゃんねるを開設した「ひろゆき」こと西村博之氏が5月13日、AbemaTVの番組「エゴサーチTV」に出演。裁判所から支払いを命じられた約30億円の損害賠償について、無視し続けたことを明かした。

番組によると、西村氏は2ちゃんねるの書き込みの削除をめぐり、多くの裁判を経験。裁判所から支払い命令を受けた賠償金は、総額30億円ほどに膨れ上がったという。しかし、最高で「サラリーマンの生涯賃金くらい」の年収があったのに、「電車男」の印税60万円ほどを差し押さえられた以外は、賠償金を支払わなかったそうだ。

この理由について、西村氏は「10年たつと時効だから(賠償金が)ゼロになる。払うよりも10年間逃げ切った方が得」「お金はあるけど、(相手が)ここにあるぞと分からない限り、とれない。不動産とかマンションとか持っていたら、とられるけど、そういうのは持っていない」などと説明した。

賠償を命じる判決が確定しているのに、支払わないということは本当にできるのだろうか。賠償をしないことで罰則はないのだろうか。宇田幸生弁護士に聞いた。
●調査権限の強化や国による建て替え制度が急務

ーー通常、相手が賠償金を支払わなかったらどうなる?

判決で支払義務を負うことになった相手(債務者)が自主的に支払いをしない場合、確定判決を得た者(債権者)は「強制執行」の申立てを裁判所に行います。

債務者の財産を強制的に差し押さえ、現金化するなどして判決内容に書かれた金額の取り立て(債権回収)を実現することになるわけです。

ーー西村氏の場合、どうして「差し押さえ」できなかった?

裁判所の判決は、「強制的に債務者の財産から取り立てをして良い」といういわば許可書でしかないため、差し押えるべき財産を「債権者自ら」探し出す必要があります。しかし、債権者には強制的な捜査権限がなく、十分な調査ができないことがままあります。

もし差し押えるべき財産が見つからなかった場合、あるいは、そもそも財産が何もなかったような場合には、判決があったとしても、結局、取り立てはできないということになりかねません。

ーー西村氏は現在、パリ在住のようだが…

国内では財産は見つからなかったものの、海外には財産があることが判明した際には、海外の財産を差し押えることも考えられます。しかし、日本国内の判決の効力が当然にその海外に及ぶとは限らないため、改めて海外で裁判を起こして判決を得たり、日本の判決の効力の承認をうけなければならないという事態も考えられます。

ーー支払わないことについて罰則はないの?

罰則はありません。ただし、刑法上は、債務者が差し押さえを免れる目的で財産を隠した場合には、強制執行妨害目的財産損壊罪という犯罪に該当するケースもあります。

もし、強制執行妨害目的財産損害罪で有罪になれば、3年以下の懲役又は250万円以下の罰金、もしくはその両方に処せられる可能性があります。このような疑いがある場合には、刑事告訴も検討する余地がありえます。

ーー10年たつと時効でゼロになってしまう?

判決で確定した請求権といえども10年で消滅時効にかかるため、10年が経過する前に改めて裁判を起こすなどして時効を中断する必要があります。

ーーこれでは被害者が救われないのでは?

実際に弁護士として裁判実務に携わる中で最も問題であるのが、判決を得た後の取り立てです。長い時間と費用をかけて勝訴判決をようやくにして勝ち得たにもかかわらず、実際に取り立てができなければ、何のために裁判をしたのかわかりません。これでは司法や裁判制度、そして法治国家そのものの信頼や根幹を揺るがしかねません。

判決自体に債務者の財産調査のための強制的な捜査権限を付与する、取り立てが困難な場合には国がその立て替えを行い債務者に求償する、といった抜本的な法整備をすることが急務であると考えます。

「モノ造りの重要性」を強調する最近のトヨタ。その具体例が「TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャ )」

2017-05-19 17:15:24 | ニュースまとめ・総合
トヨタを震撼させたマツダの"弱者の戦略"



2017年5月19日 8時45分

プレジデントオンライン

「モノ造りの重要性」を強調する最近のトヨタ。その具体例が「TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャ )」である。TNGAの手本は、マツダが編み出した「コモンアーキテクチャー」にある。リーマンショック後の経済混乱の中、フォード傘下から離れたマツダが苦しみ抜いて出した答えこそコモンアーキテクチャーだ。それは、「全車種を縦軸で統一する」という、まったく新しい設計&生産手法だった。

▼「モノ造り革新」の真実:前編「トヨタとマツダが技術提携に至った"事件"」
http://president.jp/articles/-/22041
■マツダ、コモンアーキテクチャー開発前夜

まずはコモンアーキテクチャー開発前夜、マツダがどういう状況に置かれていたかから話を始めよう。1990年代初頭、マツダは国内ディーラー網の5チャネル化に失敗し、どん底に沈んだ。ディティールはひとまず措こう。進退窮まったマツダを救ったのは、フォードだった。1996年、フォードは出資比率を33.4%に引き上げ、フォードグループの車両開発の一部をマツダに委託した他、経営幹部を送り込んでブランドの再構築に着手した。ちなみに日本の会社法では、3分の1を越える株式を所有していれば、重要議決の拒否権を持ち、会社の方針に大きく関与できることになる。つまりフォードはただマツダの危機を救おうというだけでなく、マツダそのものに興味があったことになる。

フォード傘下でのマツダは2006年から「モノ造り革新」を進め、フォードの指導によって「Zoom-Zoom」(Zoom-Zoomとは、英語圏における幼児語のブーンブーン。動くものが本質的に持つ楽しさを表す)宣言の下、リブランディングを進め、一度は業績回復の波に乗ったかに見えた。だが、それはリーマンショックによるフォードの業績急変によって再び挫折する。マツダブランドの再建に際し、フォードは大きな貢献もしたが、同時に大きなカセにもなっていた。なぜなら、巨人・フォードの大前提である大量生産大量販売は、マツダの実情にそぐわなかったからだ。規模が大きなフォードは、どうしても数の原理で押す部品共用という概念を離れることができなかった。

2008年のリーマンショックで北米経済は大混乱に陥り、フォードは他社の支援を続ける余力がなくなり、マツダへの出資を13%に減額するとともに、車両開発委託をストップし、併せてマツダへのエンジン、シャシーなどの供給条件を厳しくした。「売らないとは言わないが、今までの価格では出さない」。そのコストアップはマツダとしては飲める条件ではなかった。開発委託の収入を失い、さらにそれと表裏一体になっていたコンポーネンツの供給条件も厳しくなった。
■エンジンもシャシーも何もない

すでにフォード傘下での13年間で、フォードからのコンポーネンツ供給がすっかり前提になっていたマツダにとって、それは絶望的状況だった。皮肉なことにフォードのエンジンのうちのひとつは、マツダが設計してフォードグループ全社に供給されているエンジンだった。供給が止まれば、全車のエンジン、トランスミッション、シャシーと言ったクルマの根幹となる主要コンポーネンツを新規で自社開発せざるを得ない。おそらく自動車産業の歴史を振り返っても、莫大なコストがかかる基礎コンポーネンツを一時にフルラインで一新した企業はないはずだ。そんな大事業に取り組むには、マツダは人もお金も絶望的に足りない。

この絶望的な状況をどうやって乗り越えるのか? マツダにとっては、まさに死活問題だった。フォードがマツダへの出資比率を下げ、従来の開発手法を踏襲するなら、車種を絞り、規模を縮小して出直すしかない。

だが、縮小ができない理由があった。藤原専務はこう説明する。

「縮小するのは簡単なことではなかったんです。当時のマツダのマーケットは、日本、アメリカ、欧州、その他全部が大体25%ずつだったんですね。重要な順に並べられない。しかもそれぞれの地域市場を見ると、アクセラはど真ん中にあり、全世界で需要があるのでとても重要。でもそれ以外のクルマもみんな、それぞれのエリアで重要商品なんです。デミオを切ったら日本や欧州の販売会社が持たない。CX-9を止めたらアメリカの販売店が悲鳴を上げる。これから先も世界の販売会社と一緒に仕事をしていくことを考えたら、とても縮小できません。車種を絞ろうにも、必要なクルマは思ったより多いのです」

エリア毎の販売網はメーカーにとって何物にも代えがたい財産だ。雇用の問題、今後の発展性の問題、どの面から考えても、地域を丸ごと切り捨てる戦略は取れない。
■主要8車種を縦軸で統一する

シャシーもパワートレインも全て同時に一新するとしたら、従来の様に車種ごとに5年先を考える計画ではスコープに収まりきらない。マツダは10年後にラインナップがどうなるべきかから考えた。各地域にとって重要な車種を残すために、10年後のラインナップはどうなっていれば良いか。車種と、主力として売れているエリアを並べると次のようになる。

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○乗用車ライン
 ・デミオ(日本、アジア、欧州)
 ・アクセラ(全世界)
 ・アテンザ(日本、北米)

○SUVライン
 ・CX-3(日本、アジア、欧州)
 ・CX-4(中国)
 ・CX-5(全世界)
 ・CX-9(北米)

○スポーツカーライン
 ・ロードスター(日本、北米、欧州)

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この8車種は何としても作らなくてはならない。つまり8車種全部を新規で作り直しだ。一体どうしたらそんな曲芸ができるのか?

当時まだマツダに残っていた、フォード出身の幹部は簡単にこう言った。「モンデオをベースにアテンザを作り、フォーカスをベースにアクセラを作り……とやれば良いじゃないか?」。つまり、プラットフォーム共用である。

上述した通り、供給コストの値上がり問題もある。しかし、藤原専務はそのやり方に潜む、もっと大きなリスクを考えていた。クラス毎に対応するフォードのプラットフォームを流用すれば基礎開発の手間とコストは省けるかもしれないが、いざ生産ラインに流す時に、莫大な効率ロスが発生する。

「横軸で統一する(部品を共通化する)やり方は、フォードには良かったかもしれませんが、マツダはもっと縦軸で考えるべきだと思いました」(藤原専務)

縦軸で統一するとはどういうことなのか? 大量生産大量販売が可能な場合は、工場に車種ごとに専用ラインを作り、最大効率で動かせば良い。フォードは基本この考え方だ。素材も部品も数の論理で安価に調達できる。だが、マツダの販売規模では、どう逆立ちしても単一車種でラインをフル稼働させることはできないし、素材や部品にしても今までのフォードグループの一員としてのメリットは享受できない。マツダの実情としては、8車種を年産5万台、10万台、15万台という具合に足し算してラインを最大限稼働させたい。

ひとつのラインで複数車種を生産しようと思えば、車種毎の生産設備切り替えに時間がかかる。その切り替えの効率の悪さを嫌って、生産ロットを大きく取れば、在庫が膨らみ、財政を圧迫する。理想は売れた分だけクルマを作ることだ。だとすれば、切り替え無しでシームレスに多品種を生産するしかないではないか。そう考えると、フォードとプラットフォームを共用するよりも、マツダの8車種を一括して同じ生産工程で生産する方が、明らかにメリットは多い。
■混流生産をしない限り解決はできない

そこで混流生産というやり方が出て来る。マツダで言えばこの8種類のクルマを、車種ごとにまとめることなくすべてラインに流し、ひとつのラインで自由自在に作り分けてしまおうという考え方だ。

自動車の生産は、作業が終わった工程から、次の工程に回すことが連続して行われる、流れ作業の積み重ねだ。当然、前の工程が5分で次の工程が3分、その次の工程は10分……というわけには行かない。そんなことをしたら、流れが詰まったり、工程が遊んだりしてしまう。つまり、前の工程から受け取って次の工程に渡すまでの時間は、ラインの頭から終わりまで、全工程が同じ作業時間でないと流れ作業にならない。この工程時間(タクトタイム)はクルマの基礎設計が違えば全部変わってくる。ある部品を1つ付ければ良いクルマと、4つ付けなくてはいけないクルマがあったとしたら、同じラインには流せない。まずはこのタクトタイムを揃えることだ。

また、作業中にシャシーやエンジンを据え付ける台座の形状一つとっても、車種ごとに異なる。作るものが変われば、ここから変更しなくてはならない。

普通は、基礎設計の違うクルマをひとつのラインに流そうとしても無理なのだ。しかし、もし、デミオからCX-9まで全てのモデルの台座形状を標準化できれば、そして上で述べた様にタクトタイムを統一できれば、コストは大幅に下がり、多品種少量生産がローコストでできるようになる……。

だから「全車種を縦軸で統一したい」と藤原専務は考えた。藤原専務が考えた通り、後にマツダは混流生産を完全にものにし、現在、マツダではクルマは全て受注順に生産されるようになっている。偶然同じクルマが2台続いて流れてくることはあるが、車種毎にまとめて作ることはしない。生産順序はあくまでも“店でクルマが売れた順”だ。

ただし、それは未来の話である。リーマンショック当時、常識的に考えてそんなことはできると考える人は少なかった。フォードから来たスタッフは話を聞いて「全部を同じ部品なんてできるわけがない」と言ったという。藤原専務はこう答えた。「部品の共用化じゃない。同じ製造ラインで作れること、特性を揃えるように考えるんだ」。
■混流生産の原点は、1980年代のマツダの工場にあった

なぜ、そんな突飛な考えに至ったのか? 藤原専務に尋ねてみると、実はこのやり方の一部は、マツダにとって温故知新だったという。「昔のファミリア、カペラ、ルーチェを作っていた時代のマツダの工場では、実は混流生産を行っていたんです。車体を固定する治具台座(じぐだいざ、図)は三面を持ったリボルバー形状になっており、それぞれの面にファミリア、カペラ、ルーチェの車体を固定できるようになっていました」。

この治具を使えば、台座を回転させるだけで3種類のクルマを固定できる。普通ならまずファミリアの予定生産台数を作って、ラインを止め、治具を交換するかセッティングを変えて、カペラを作り……という具合で、度々ラインが止まる。「そうじゃなければ生きていけなかったんです」。お金もない。単一車種でラインをフル稼働できないという制約を跳ね返すために、知恵を絞って回転式の治具を考案したのだ。2010年代の最新技術となる混流生産の萌芽は1982年に山口県の防府工場で誕生したものだった。

生産技術者たちは、このシステムをボディだけでなく、エンジンを組み立てるラインにも援用しようと日夜研究を重ねた。そしてついにそれも完成する。藤原専務は笑って言う。「当時この混流生産について論文にまとめて学会に出したんですが、『何ですかそれは?』と、誰もまともに受け取ってくれませんでした」。

この早すぎた混流生産へのアプローチが、リーマンショック後のマツダの窮地を救った。やむを得ない事情があったにせよ、フォードはマツダを裸一貫で放り出した。その苦境を脱するために、先人達が知恵を絞ったこの混流生産システムが、マツダの奇跡の回復を支えることになったのだ。
■一括企画+混流生産=コモンアーキテクチャー

こうしてコモンアーキテクチャーの全貌がおぼろげながら姿を現す。コモンアーキテクチャーとは設計・生産リソースの共有なので、全ラインナップをまとめて企画する「一括企画」と「フレキシブル生産(混流生産)」でなくてはならない。そして最も重要なことは、全てに適用する設計だからこそ、単一車種のための設計とは違う次元のコストを投入して、最良の性能を目指さなくてはならない。もしマーケットの商品評価が低かったらラインナップ全車が失敗する。つまりマーケットを説得できる性能でなくてはならない。

振り返れば、マツダは“数の原理”を使えない境遇を背景に、多品種少量生産を実現する手法を編み出した。選択肢の無い中で生き残りのために作り上げた“弱者の戦略”が、いま一周回って最先端となっている。

汎用設計というと、専用設計に劣るように聞こえるかもしれないが、実はこの汎用設計こそが低コスト、高信頼性、高性能を支えることになる。次回は藤原専務のインタビューを元に、その詳細をさらに明らかにしていきたい。

高須院長、民進党・大西議員と蓮舫代表への訴状内容を公開 損害賠償1000万円「勝ちます」

2017-05-19 17:11:20 | ニュースまとめ・総合
高須院長、民進党・大西議員と蓮舫代表への訴状内容を公開 損害賠償1000万円「勝ちます」


2017年5月19日 14時55分

スポーツ報知


 高須クリニックの高須克弥院長(72)が19日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜・後1時55分)の直撃インタビューに応じ、民進党の大西健介衆議院議員(46)と蓮舫代表(49)に対する訴状の内容を公開した。

 被告は大西議員、蓮舫代表と民進党、国で、損害賠償1000万円と毎日新聞の全国版朝刊社会面に謝罪文1回掲載を請求。大西議員による名誉毀損行為と蓮舫代表及び民進党の責任、そして国の責任が原因とした。

 怒りのきっかけは、17日の厚生労働委員会で大西議員が質問した内容。高須院長は、18日までの自身のブログで「大西健介議員がエステで集客して系列のぼったくり美容外科に引き渡す悪徳ビジネスやチラシで誇大広告をうって集客している悪徳美容外科について質問してた」と説明。「悪徳美容外科は大量の陳腐なテレビCMをうって信用度を高めているのだそうだ 『例えば有名なイエス○○クリニックみたいに』だって」と高須クリニックのCMを「陳腐」と表現したことに激怒した。

 高須院長は「ナースが不手際をしたら、院長が出てきて謝罪するのが筋」と蓮舫代表の責任を主張。高須クリニックのCMのコンセプトは亡き夫人が考えたものであることを明かし「女房の遺産にケチをつけられたら頭に来る。陳腐と言われたら好意的に解釈しても『バーカ』と言われている感じがする」と怒りをにじませた。

 高須院長は「最高裁までやります。徹底的にやります。僕の方に正義があるわけですから、絶対に勝ちます。イエス、高須クリニック!」と宣言。宮根誠司キャスター(53)は「イエス○○クリニックって言ったら、高須クリニックになりますよね」と大西議員の不用意な発言を指摘し、コメンテーターのガダルカナル・タカ(60)も「そりゃ怒りますよ」と高須院長に賛同していた。

旧財閥系企業の奇妙な慣習…他グループのビールしかない店を予約したら怒られるって本当?

2017-05-19 13:36:39 | ニュースまとめ・総合
旧財閥系企業の奇妙な慣習…他グループのビールしかない店を予約したら怒られるって本当?



2017年5月19日 8時52分

日刊SPA!

「ローカルルール」なるものは、さまざまな業界内にも存在するものだ。外から見ると、「そんなことして何の意味が……?」というような、奇妙で業界内になんとなく存在する慣習の実態に迫った。

◆財閥グループの慣習

 昨年、燃費試験データの不正が発覚した三菱自動車だが、2000年にクレーム隠し問題が発覚した際には三菱グループの「御三家」と呼ばれる主力三社(三菱重工業・三菱商事・三菱東京UFJ銀行)が支援したことがある。

 このことからわかるように、旧財閥系といわれる三菱・三井・住友といった企業グループは財閥が解体されて半世紀以上が経過した今もなお、強い結束力を誇っているのだ。

 三菱グループには「金曜会」という組織が存在し、現在29社が加盟している。三井も「二木会」「月曜会」、住友も「白水会」などが存在しており、グループ内の親睦を深めているのだ。

「新入社員研修で、住友財閥の礎となった新居浜の別子銅山を登りました」(40歳・女性・住友林業)、「入社時には当然三井住友銀行の口座を作らされました」(32歳・男性・三井物産)といったように、入社してから常に、グループの結束を意識させられる機会があるのだ。

 そのため、強制されるでもなく、「ビールはキリンだし、車は三菱自動車、コンビニはローソン、カメラを買うならニコン」(35歳・男性・三菱重工)になるという。

「新入社員が他グループのビールしかない店を予約して怒られるみたいな話を聞きますが、実際はないです。内定の時点で『俺は三菱』というプライドが植えつけられるので、内定直後からキリン以外飲まなくなるんですよ」(同)

 旧財閥系企業の結束力はこうして育まれているようである。