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ある乳児のこと

2015-09-15 16:05:14 | 生命と自然
ある乳児のこと
 ある乳幼児の場合、①生後6ヶ月ごろに虫垂炎(盲腸)の発作を起こし、授乳による栄養摂取が適量ではなくなり、乳児は虚弱になり心身の変調をきたした。母乳以外の授乳条件が適正ではなかった。②生後11ヶ月目に祖母の手で離乳はしたものの、すぐに乳児は重い病気にかかった。重い虫垂炎の発作が原因だった。発病後は痩せて大きく成長もせず、歩行もしなかった。③生後16ヶ月目にほ乳瓶しか口にせず、それ以外の摂取方法(スプーンなど)では受け付けず、衰弱していった。そこで対策としてほ乳瓶に大きな穴を開けて、食べることはすべてほ乳瓶を使って摂取した。22ヶ月まで病気だった。④3歳半ころに禿げして虫垂炎の発作が生じた。日時を経て施術。回復に遅れ、意志は回復不可能と考えていた。
 この乳児は、母の虫垂炎の発作を契機に授乳障害を受け、本来受けるべき授乳から吸乳関係を介して得られる無意識の精神形成が歪み、切断されてスムーズな流れが途絶えることで、乳児は自己防衛としての別の自己を生み出す可能性がある。これは多重人格の原因やパラノイア(関係妄想)症を抱え込むことになる。しかも、母親は虫垂炎に耐えながら乳児に授乳を継続せざるを得なかったために、痛みの身体反応(反射)を擦り込まれることになった。母視の接触不備、母からのダメージの浸透はエディプス複合による欠如感覚を植え付けることになった。その乳児とは「シモーヌ・ベーユ」その人である。


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