鉄道車両アラカルト

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JR東日本 東北新幹線最高時速320㌔を検討中

2007年07月28日 | JR東日本

東北新幹線
最高時速320㌔検討

東京-新青森3時間

 JR東日本が、2010年度末に予定している東北新幹線八戸-新青森間の開業時の営業最高時速について320㌔程度を軸に最終的な検討を進めていることが26日、分かった。320㌔は、山陽新幹線の300㌔を上回り、現時点で世界最速のフランス国鉄TGVと並ぶ速度。東京-新青森間はほぼ3時間で結ばれることになる。

 同社は360㌔での運転を目指していたが、騒音など環境対策の実現が難しいことから、見送る方針を固めた。

 東北新幹緑は現在、東京と八戸・秋田を結ぶ「はやて・こまち」が最高速度275㌔で運転、八戸までの所要時間は最短で2時間56分。

 新青森まで延伸すると航空機との競争で新幹線が優位に立つ目安とされる三時間を超えるため、同社は時速360㌔運転を目指し試験車両「ファステック360」で、研究開発を進めてきた。

 ファステックは2005年6月から走行試験を開始。360㌔での走行性能は確認できたが、騒音や振動などの環境問題が課題として残った。

 走行に使うパンタグラフを一編成当たり一基に減らし、先頭形状を長くするなど騒音を減らす対策を取ってきたが、「現時点では360㌔走行での騒音対策は困難」(JR東日本)という。

 今後、防音壁など施設の改良や維持管理にかかるコストを見極めた上で、新青森延伸に合わせて投入する新型車両の試作車について、最高速度を含めた設計仕様を決定する。

やっぱり夢の360㌔での営業運転は無理なのね。周りの騒音などの環境にも配慮しなければならないから、いくら公共性を重視してもできない事なのね。それでも320㌔運転は世界最高水準。早く実現されれば利便性はかなり上がりますね。でも、これからも安全性や環境を考えて、もっと早く安全な車両が開発されればいいですね。



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