燃料電池試験車を公開
鉄道総研技術フォーラム
鉄道総研は7、8の両日、東京都国分寺市の国立研究所で「鉄道総研技術フォーラム」を開催した。
毎年秋口に開いているもので、今年はJRをはじめとする鉄道事業者、鉄道関係のメーカーなどから約1500人が参加。日ごろの研究開発成果を紹介するテーマ別の展示会場を見て回ったり、研究所の研究者による最近の話題を集めた講演会の内容に熱心に耳を傾けていた。
また、実験設備の公開では、初めて燃料電池試験電車をお披露目。燃料電池出力100㌔㍗級、設計最高速度時速80㌔以上、車両質量35トン程度の試験電車で、車体はJR西日本の223系、台車はJR東日本のE231系を転用。加速性能はJR各社の通勤用電車の3分の1程度で、燃料電池システムが床下に収まりきらないなど、課題も多い。
今回は車両の展示のみだったが、間もなく構内で本格的な試験走行を始める予定という。
将来的には非電化路線を営業運転できるようにするのかしら。内燃機関より効率的燃料電池車ができると、地球環境にも優しく、コストも抑えれるかもしれないね。ただ、まだ実用化には時間がかかりそうだね。