水に降る雪

おもに宝塚、そして日々のこと

舞台「刀剣乱舞」心伝つけたり奇譚の走馬灯

2024-07-20 | 演劇

刀ステの新作「心伝つけたり奇譚の走馬灯」の感想を簡単に。ちょっとだけネタバレしてます。

 

 

 

もう泣くしかなかったです

落ち着いて観れると思ってたんですけどね、平静ではいられませんでした

沖田くんと新選組はやっぱり特別なんだなということを思い知らされました。

バリバリの歴オタになった切っ掛けだったんですよね。ン十年前です

 

ちなみに宝塚でもちょいちょい新選組が出て来る作品があるんですが、

一番好きなのは「星影の人」という作品で、最初のご贔屓水夏希さんに堕ちました

今思えばやっぱり沖田くんは特別ってことですね

 

 

前作の山姥切国広単独行で三郎信長が「ありとあらゆる信長(像)を許容する!」と言ってましたが、

沖田くんと新選組もそう。色々な媒体で様々な沖田像・新選組像が毎年のように生み出されていく。

「心伝」を観ていて、このン十年の間に読んだり見たりしてきた沖田像・新選組像が一気に押し寄せて来て、

それこそ「走馬灯」の渦に巻き込まれているような感覚になりました。

溢れ出る思い出の最後に、原点とも言うべき最初に出会った沖田くんが鮮やかに蘇ってきて、心が震えました。

 

甲府城で清光、安定と戦うことが「楽しい、嬉しい」という沖田くん。

観る前はもっと化け物のように人の心を失くした沖田くんかもしれない、と思ってたんですが

千駄木の植木屋の離れで、ひっそりと孤独に死を迎える沖田くんの無念。

「慶応甲府」は死の床にある沖田くんに、時間遡行軍が見せてくれた夢のような感じがしました。

歴史を変えることはやっぱり許されることではないんですが、時間遡行軍を全否定出来ない気持ちになってます

いいのかそれ


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