いつかはあの頂に

還暦過ぎて少し焦っている老クライマーです。いつかは昔のようにアルパインクライミングへの復帰ができたらいいねえ。

蝿帽子峠

2022-06-09 | 岐阜、西濃の山
6月になって根尾の国道157号線が通れるようになったので蝿帽子峠と蝿帽子嶺に行ってきました。
水戸の天狗党が元治元年(1864年)12月苦難の峠越えをしたことで有名な蝿帽子峠です。NHK大河の影響で今年は訪れるハイカーも多いんじゃなかろうか。


国道157号にある蝿帽子峠への案内板。


今日はウェーダー大作戦。


ここを渡ります。 膝ぐらいの水位でした。 実はゴアウェーダーのシームテープが全部剥がれていて渡っている間にジワっと靴下が濡れてきました。


渡り切ったところにあるお地蔵様。
ここでウェーダーをデポしトレッキングシューズに履き替えました。


結構歩かれているのかトレースはしっかりあります。 当たり前だよね。昔からの道だもの。









奥美濃らしいシロモジのトンネル。


なだらかなP908ピーク。





蝿帽子峠へのトラバース道。 数か所崩れている箇所がありました。


蝿帽子峠到着。 この時は雨が降っていたのですがレインウェアーを着るタイミングを逸してすでにずぶ濡れです。 


福井県側の大野へ通じる道。
しかし死者まで出した雪の峠越えは当時の装備を考えると想像を絶するすさまじい行軍だったと思います。またこの道は天正3年(1575年)織田信長が越前一向一揆の討伐戦のために家臣を美濃側から越前側に峠越えさせてます。
まさしく歴史の峠道ですよね。


峠から尾根沿いに蝿帽子嶺に行く途中に支尾根に少し入ってしまいましたがこの尾根上ではいくつもの巨樹を目にすることができました。
 

木立の隙間から見えた蝿帽子嶺の山頂。


藪道かと思ってましたが皆に歩かれているのかしっかりしたトレイルでした。





蝿帽子嶺到着。すっかり雨も上がってここで軽く昼食としました。


山頂から見えた能郷白山。


駐車地から登った尾根を振り返る。
下山してから思い出しました。 峠のお地蔵様にご挨拶していない! すっかり忘れていました。 ああ、大事なピークに立てなかったような気分です。
コメント
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