naraukyo63の時間

残りの時間

昨日のカープ勝ちました

2013-09-22 08:00:56 | インポート

広島の前田健が高熱おして六回無失点 リーグ単独トップ15勝

2013.9.21 23:29
高熱を押して登板した広島・前田健太。気迫の力投で巨人の胴上げを阻止した=21日、東京ドーム(中鉢久美子撮影)

高熱を押して登板した広島・前田健太。気迫の力投で巨人の胴上げを阻止した=21日、東京ドーム(中鉢久美子撮影)

 優勝のかかった巨人に、セを代表するエースが立ちはだかった。広島の前田健が五回まで無安打投球。六回、先頭打者に右前打を許したが、8三振を奪って6回1安打無失点と強力打線を寄せ付けなかった。直球は最速147キロを計測し、変化球も低めに決まった。見ていた者は体調不良と気づかなかっただろう。

 試合前、へんとう炎のため、38度以上の熱があった。登板回避も検討されたが「行きます」。登板前には「広島が勝つことだけ。今は一つでも順位が上に行けるように上を見てやっていきたい」と意気込んでいた。クライマックスシリーズ(CS)進出まであと一歩に迫った大事な試合で、マウンドを譲るわけにはいかなかった。当初は五回までの予定だったが、無安打投球が続いたため、六回まで登板。降板後は、病院へと直行した。

 巨人の胴上げを阻止したエースの気迫の投球に「こいつはすごいなと思った」と野村監督。これでリーグ単独トップの15勝目。自身は7月14日のヤクルト戦(神宮)から9連勝となった。狙うは、球団初のCS進出。エースの意地をみた。(神田さやか)



 ◇セ・リーグ        

 巨人-広島21回戦(巨人12勝7敗2分、18時1分、東京ドーム、46176人)        

広 島000403000-7 

巨 人000000040-4 

▽勝 前田健24試合15勝5敗  

▽S ミコライオ52試合2勝4敗25S             

▽敗 杉内24試合11勝6敗   

▽本塁打 広瀬9号(3)(杉内)菊池10号(1)(杉内)梵6号(1)(杉内)ボウカー13号(3)(横山) 

msn産経ニュースより

 


今日のコラム

2013-09-22 06:32:18 | インポート

9月22日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

平和のための前提条件

 平和が大切だということは、何千年も前から繰り返し唱えられているにもかかわらず、その一方では戦争をしている。はなはだしきは、平和のための闘争とか戦争といったことが口にされ、行なわれているというのが、過去、現在における人間の姿だと言えましょう。

  それでは、そのような状態を脱却し、平和を実現する前提として、何が必要かというと、人間としての意識革命ではないかと思います。つまり、真の平和という ものをはっきり見きわめ、心からそれを切望するというような一人ひとりの意識革命が、一国の政治の上にも教育の上にも醸成されていくならば、求めずして平 和は生まれてくると思います。


筆洗

2013年9月21日筆洗(東京新聞TOKYOWeb)

▼日本では、一年で一人当たり年に六十キロほどの米を消費するという。では、この国で、一年間に捨てられる「まだ食べられる食品」は、一人当たりどのくらいだろうか。政府の推計では、これもまた六十キロほどだという

▼つまり、一年で大人一人の体重と同じくらいの重さの食べ物を、無駄にしている。貧しい国への食料援助の量は世界全体で四百万トンほど。この二倍近い食べ物が、日本では捨てられている。「もったいない」としか言いようがない現実だ

▼ きょうから東京や名古屋で公開される映画『もったいない!』は、日本を含めた世界各国での食料廃棄の実態に迫ったドキュメンタリー映画だ。大きな箱の中に ちょっと悪くなったものがあるだけで箱ごと捨てられる果物を見て、アフリカから欧州に移住した女性が、嘆く。「私の国では、高くてめったに食べられないも のなのに…」

▼全世界で生産される食料の三分の一は捨てられている。今も十億人近くが飢えで苦しんでいるが、欧米の食品廃棄物は、そんな人々を三回救えるほどの量だという

▼食料生産には、膨大なエネルギーが費やされているから、世界の食品廃棄を半減させれば、自動車の数を半減させるほどの、温室効果ガスの抑制効果があるともいう

▼世界は、個人ではどうしようもないような矛盾や争いに満ちているが、食卓で取り組める問題もある。


2013年9月22日天声人語(OCN*朝日新聞デジタル)

天声人語

▼手紙を書くのに季節は無関係のはずだが、秋は人を、用もないのにその気にさせる。古くから、秋空に飛来する雁(かり)は懐かしい人の消息をもたらす使いとされてきた。〈九月(ながつき)のその初雁(はつかり)の使ひにも思ふ心は聞こえ来(こ)ぬかも〉と万葉集にもある

▼「雁の使い」とは手紙のこと。中国の漢代、匈奴(きょうど)に囚(とら)われた武将の蘇武(そぶ)が雁の足に手紙を結んで国に知らせた故事にちなむ。それから長い時が流れ、メールが瞬時に地球を巡る時代である

▼必然というべきか、手紙を書いたことのない若年者が増えているそうだ。郵便番号欄に電話番号を書くなど、基本を知らない小中学生が結構いる。去年の全国学力調査で、中3にはがきの宛名を書く問題が出され、正答率が74%だったと聞けば心配になってくる

▼危機感を募らせる日本郵便は近年、教材を作って小中学校へのサポートを始めた。昨年度は全国約7900校で、165万人が授業を受けた。昨今は、先生も手紙を書いた経験が少ないのが実情らしい。親御さんもしかりだろう

▼メールでは心がこもらないなどと言う気はない。ただ、古来、手紙は人間のあらゆる喜怒哀楽を媒介してきた。肉筆でつづる手紙には、電子時代にも失せない存在感と役割があると思う

▼そういえば石川啄木に、いかにも啄木らしい一首があったのを思い出す。〈誰(たれ)が見ても/われをなつかしくなるごとき/長き手紙を書きたき夕(ゆうべ)〉。やはり季節は秋だろうか。メールの一斉送信では、懐かしさの情も中ぐらいになる。