naraukyo63の時間

残りの時間

今日のコラム

2014-03-31 06:43:32 | インポート

☆ お早うございます。今日もお立ち寄りありがとうございます。☆

3月31日松下幸之助 一日一話(松下幸之助.COM)

道は無限にある

 お互い人間というものは、常にみずから新しいものをよび起こしつつ、なすべきことをなしてゆくという態度を忘れてはならないと思います。お互いが、日々の生活、仕事の上において、そういう心構えを持ち続けている限り、一年前と今日の姿にはおのずとそこに変化が生まれてくるでしょうし、また一年先、五年先にはさらに新たな生活の姿、仕事の進め方が生まれ、個人にしろ事業にしろ、そこに大きな進歩向上がみられるでしょう。

 大切なことは、そういうことを強く感じて、熱意をもって事に当たるという姿勢だと思います。そうすればまさに“道は無限にある”という感じがします。

【コラム】筆洗

2014年3月30日 東京新聞TOKYOWeb

▼日本には連合国軍総司令官のマッカーサー元帥の名を持った道路が、過去を含め複数存在する。その一つ、東京都心と臨海部をつなぐ、環状2号の新橋-虎ノ門間が二十九日開通した

▼戦後復興のため一九四六(昭和二十一)年に都市計画決定され、六十八年かかったというから長い長い「一・四キロ」である

▼マッカーサーが建設を指示したことから、その名がついたという説はあまり当てにならない。起居した在日米国大使館が虎ノ門にあったためという説の方が有力だろう。ひょっとしたら建設を急ぐため、誰かが「権力者」の名を勝手に持ち出したのかもしれぬ。用地買収が難しかった事情を思えば、そんな空想もできる

▼もう一つ。広島市中区紙屋町。広島城への道を「マッカーサー道路」とかつて呼んだ。原爆の爆心地に近い。<広島の中心、ここ紙屋町広場の一隅に かたづけ残されころがった 君よ>。詩人、峠三吉の「その日はいつか」にある

▼<此(こ)のなつかしい広島の、広場につづく道がやがてひろげられ マッカーサー道路と名づけられ…>。その名への怒りである。五五年、広島市は鯉城(りじょう)通りと改称している

▼新橋-虎ノ門の方の愛称は「新虎通り」というが、マッカーサーの名を残す手もあるだろう。戦争。敗戦。占領。日本に何があったか。心をギクリとさせる道の名は過去を思い、伝える道具になる。

☆ 今日も皆様にとって良い一日で有りますように ☆


今日のコラム

2014-03-30 09:57:33 | インポート

☆ お早うございます。今日もお立ち寄りありがとうございます。☆

3月30日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

引き下がる決断

 やるべきときにやる、引くべきときに引く、いわゆるこの出処進退ということが、人間として、とくに経営者として一番大事なことではないでしょうか。

 たとえば、ある一つの仕事がもう一つうまくいかず、やめた方がいいとなった場合、そこにはやはり何らかの犠性が伴います。世間からもいろいろな批判を受けるでしょう。また信用も失墜するかもわかりません。しかしそれを惜しんでいてはいけない。惜しんでいるとなかなかやめられない。やはりそういうものにとらわれず、やめるべきものはやめるんだという引き下がる決断をすることが経営者として大切だと思うのです。


【コラム】筆洗

2014年3月29日東京新聞TOKYOWeb

▼祭りは、何かと物入りだ。祭り好きの江戸っ子は人に用立ててもらってまで、その日に備えたというから恐れ入る。古い川柳に、こんな句がある。<借金をいさぎよくする祭前>

▼お祭りならぬ、政(まつりごと)も物入りだろう。政治の世界の最大の祭り・国政選挙ともなればなおさらだが、それにしても、である。借りも借りたり八億円。みんなの党の渡辺喜美代表が、化粧品販売会社の会長に用立ててもらった額は、半端ではない

▼借りたのは選挙前で、貸した方は「選挙資金として」と言っているが、ご本人は「個人的な借り入れで、選挙資金としてではない」。江戸っ子からは、「どうにも、いさぎよくねぇな」とやじが飛びそうだ

▼選挙に使わなかったのならば、何に使ったのか。記者会見での渡辺さんの答えがふるっていた。「例えば、わたし酉(とり)の市によく参りますが、かなり大きめの熊手を買って帰ります」。無担保で八億円も借りられたというから、きっと御利益抜群の熊手だったのだろう

▼<酉の町舟でも伏せていくところ>も古川柳。江戸の昔、酉の市の境内には賭場も設けられた。そこに行く舟の中で早々にばくちが始まったという句。ここで「伏せる」のはサイコロを入れる壺(つぼ)皿のことだが、渡辺さんは何か大事なことを伏せていないか

▼『日本国語大辞典』を引けば、熊手には「欲張り。強欲者」との意味も出てくる。

【社説】
プロ野球開幕 ファンの支持が最優先

2014年3月29日東京新聞TOKYOWeb

 いよいよプロ野球が開幕した。今年はプロ野球ができて八十周年の節目。統一球問題で揺れた昨年からコミッショナーも代わり新しい歴史が始まる。熱いプレーでファンの支持を回復してほしい。

 一九三四年に大リーグ選抜軍と試合をするためプロ野球選手が誕生、大日本東京野球倶楽部が設立され、日本のプロ野球の歴史が始まった。

 その間、数々のスターが誕生、野球が文化的公共財として圧倒的な支持を集めてきた。しかし昨年は統一球問題で野球界が大きく揺れた。

 三年前に導入した統一球が規定を下回る反発係数で「飛ばないボール」になっていた。昨年になり選手、ファンに知らせず、こっそり飛ぶボールに変更していた。

 事態が表面化して有識者による第三者調査・検証委員会で調査結果をまとめたが、ガバナンスの欠如など日本野球機構(NPB)の体質そのものを厳しく批判するものだった。

 新たに就任した熊崎勝彦コミッショナーは「反省すべきは反省して、前へ進みたい」と、組織力の強化などプロ野球改革に意欲的だ。法律家でもあるコミッショナーへの期待は大きい。プロ野球の重みを考えても開かれた機構にすることが大切だ。

 ダルビッシュ有投手に続き田中将大投手が大リーグに入団するなどスターの海外への流出が人気低迷の一因になっている。人気の回復が球界にとって重要な課題だ。コミッショナーも「ファンあってのプロ野球の考えが何より大事だ」と強調する。各球団、選手もこの原点を忘れないでほしい。

 昨年のシーズンでは、東北楽天イーグルスが日本一に輝き、震災復興途上の東北に元気を与えた。野球の持つ底力をあらためて見せてくれた。二〇二〇年の東京五輪で野球・ソフトボールが正式種目として復活する可能性もまだ残っている。プロ野球が日本中を盛りあげることもその実現への近道だ。

 今年のシーズンは松井裕樹投手をはじめ注目される新人も多い。球界の“レジェンド”山本昌投手も健在だ。新旧の力がぶつかり合う戦いはファンにもたまらない。

 セ・リーグで唯一監督が代わったドラゴンズの戦いも楽しみだ。谷繁元信捕手が選手兼任監督という久々の大役で、どこまで野球を面白くしてくれるか。球界、日本中を熱く盛りあげてほしい。

☆ 雨の朝です。今日も皆様にとって良い一日で有りますように ☆

カープVメール
29日ナゴヤドーム、カープ6―1中日、勝ち投手九里1勝、本塁打エルドレッド1号、2号

開幕 3連勝になりますか、楽しみです。


今日のコラム

2014-03-29 06:54:04 | インポート

☆ お早うございます。今日もお立ち寄りありがとうございます。☆

3月29日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)
給料は社会奉仕の報酬

 給料というものは、自分の生活を営む上で当然必要であるから、働くことの一つの目的ではあろうが、もっと大事な目的を忘れてはならないと思う。

 それは、自分の仕事を通じて、あるいはそのつとめた会社、商店を通じて、社会に尽していくということである。いわば職業人として、産業人としての使命をよりよく遂行していくことである。大きな意味で言えば、人間としての使命を果たしていくことにも通じると思う。

 だから見方を変えれば、給料というものは、そのように仕事を通じて社会に奉仕貢献していくことの報酬として与えられるものとも考えられよう。

【コラム】筆洗

2014年3月28日東京新聞TOKYOWeb

▼一九五〇年の春、英国で一人の青年が絞首刑に処せられた。幼い娘を殺したというのが、その罪状だった。彼の名チモシー・エバンスは、死刑廃止の一つの契機をつくった人の名として、英司法史に刻まれることになる。処刑後、真犯人が捕まったのだ

▼この悲劇を受け、司法のありように疑問の声がわき起こった。内務省は調査に乗り出したが、出てきた報告書は捜査機関をかばう内容。国会で議員らは、こう追及したという

▼「我々がこの報告書を問題にしているのは、真実を明らかにせぬからではない。真実を隠蔽(いんぺい)しているからだ。我々がこれを問題にしているのは、そこに過失があるからでもない。そこに不実があるからだ」

▼きのう静岡地裁は袴田事件の再審開始と、無実を訴えてきた袴田巌さんの釈放を決めた。その決定要旨にある裁判所の指摘は驚くべきものだ。死刑判決の拠(よ)り所となった証拠は「捜査機関によって捏造(ねつぞう)された疑いがある」というのだ

▼捜査も人のやること。真実にたどり着けず、過ちを犯すこともある。だが袴田さんに罪を着せるため、当局が証拠をでっち上げたとしたら、真実の隠蔽や不実どころではない。犯罪である

▼司法当局が自らこの疑惑の解明にあたらないのならば、国会がその権限で追及すべきだ。それもできぬとしたら、それこそ地裁が言う「耐え難いほど正義に反する状況」だ。

☆ 桜も咲きました、花見のシーズンですね。今日も皆様にとって良い一日で有りますように ☆
カープVメール
28日ナゴヤドーム、カープ3―2中日、勝ち投手永川勝1勝、セーブ・ミコライオ1S、本塁打キラ1号 


今日のコラム

2014-03-28 07:27:39 | インポート

☆ お早うございます。今日もお立ち寄りありがとうございます。☆

3月28日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

身を捨てる度胸

 人生というものには、いろいろな問題があります。しかし、それらのことも過ぎ去ってみると、あのときに迷わないでやってほんとうによかったな、というような場合が多いのです。

そこが大事なところだと思います。ある場合には迷うこともあるでしょう。しかし、しょせん迷ってもお互い自分の知恵裁量というものは、ほんとうは小さいものです。

だから、「これはもう仕方がない。ここまできたのだからこれ以上進んで結果がうまくいかなくても、それは運命だ」と度胸を決めてしまう。

そうした場合には、案外、困難だと思っていたことがスムーズにいって、むしろ非常によい結果を生む、ということにもなるのではないかと思うのです。

【コラム】筆洗

2014年3月27日 東京新聞TOKYOWeb

▼本紙夕刊の写真を見て、つい笑ってしまった。日本時間二十六日未明、日米韓首脳会談の直前に撮影された一枚

▼安倍首相は立ち去ろうとしている。韓国の朴槿恵大統領は不機嫌そうに立ち上がっている。間に挟まった、オバマ米大統領だけが着席したままおろおろしている

▼まんがの「吹き出し」(スピーチバルーン)を描き加えたくなる。安倍首相「早く帰りたいな」、朴大統領「まったく…」、オバマ大統領「いい加減(かげん)にしてくれよ」。もちろん、こんな絵になったのはたまたまである。三首脳がそろって笑っている写真、オバマ大統領を真ん中に日韓の両首脳が握手している写真もある

▼会談は、日韓関係の改善に向けオバマ大統領が仲介した。そういう前提があるので偶然のいたずらによる写真が妙にリアルに見えてしまう

▼実際の首脳会談は北朝鮮問題での連携を確認するなど、この写真ほど険悪ではなかっただろう。安倍首相の方から朴大統領に韓国語で語りかけたというのも、悪くない

▼「夫婦げんかは犬も食わぬ」は、浄瑠璃の「淀鯉出世滝徳(よどごいしゅっせのたきのぼり)」の「めおと争ひ犬くはぬ」からというが、英語でも「恋人同士のけんかに干渉するな」という常套句(じょうとうく)がある。夫婦げんかの仲裁人が苦労する落語の「厩(うまや)火事」ではあるまいし、オバマさんも気の毒で日韓の早期修復を期待したい。あんな写真を使わなくて済むように。

☆ 今日も花粉が飛んでいます。桜も開花し、プロ野球も今日が開幕です。広島東洋カープを応援しています。今日も皆様にとって良い一日で有りますように。☆


今日のコラム

2014-03-27 06:22:38 | インポート

☆ お早うございます。今日もお立ち寄りありがとうございます。☆

3月27日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

百年の計を立てる

 終戦後、日本が大きな経済発展を遂げてきたということは確かに事実ですが、それが果たして真の経済発展であるかどうかというと、いろいろ疑問があります。少なくとも、二十年なり三十年前に、二十年後、三十年後の日本をこういう状態に持っていくんだという計画を立てて取り組んだのではなく、いわば無我夢中で働き、ハッと気がついたら経済大国になっていた、というのが実情だという感じがします。

 しかしここへきて、今後ともこういう状態ではいけない。本当に永遠に通じるような正しい哲理哲学のもとに、大きな理念を打ち立て、そして百年、二百年の計を立てる時期にいまはきていると思います。

【コラム】筆洗

2014年3月26日 東京新聞TOKYOWeb

▼戦争中、米軍は日本人の住む家屋を「紙の家」「竹の家」と侮辱的に呼んでいた。粗末な木造家屋がそのように見えたのだろうか。紙障子の印象か。「紙の家」は一九四五年の東京大空襲で米軍の焼夷弾(しょういだん)によって大きな被害を受けた

▼「紙の家」の悲しい過去を吹き飛ばし日本人として胸を張りたくなるような快挙である。「建築界のノーベル賞」といわれる米プリツカー賞の今年の受賞者に、紙の筒などを使って災害支援対策の仮設建築を手掛けてきた坂(ばん)茂さん(56)が選ばれた

▼紙を使う革新性、災害支援の人道活動への評価が理由という。米メディアによると同賞は巨大でゴージャスな建築物が受賞しやすいそうで、「仮設」の坂さんの受賞は異例だという

▼紙といっても「カードボード」と呼ばれる紙の筒を組み合わせて製作する。災害直後、コンクリートなど通常の建築資材はたちまち価格が上がるが、もともと建材ではない紙は価格が安定的でどこででも手に入る。紙は軽いため、巨大重機などを使わないで済む

▼しかもリサイクルできる。日本ばかりではなく、世界中の被災地で坂さんの仮設建築が必要とされる理由がよく分かる

▼「活動を評価していただき勇気づけられた」。映画や歌の題名にある「ペーパームーン」。紙の月とはまがい物だが、その言葉には信じ続ければ、現実になるという意味もこもっている。


【私説・論説室から】座標軸が右にぶれすぎだ

2014年3月26日東京新聞TOKYOWeb

 私は彼を「右傾化を無批判に追認する保守派」、彼は私を「時代遅れの左翼ジャーナリスト」と、互いに決めつけあってきた。

 取材先で親しくなって二十年来の付き合いになる友人がしきりと挑発してくる。

 「安倍(晋三政権)は強い。スキャンダルがないしライバル不在。来年の自民党総裁選は安倍再選だ。そう思わないか」と。

 政界、一寸先は闇さ、この先なにがあるかわかんないよ、と私。だって、首相肝いり人事だった内閣法制局長官にしてもNHKの経営委員も会長も、こんな物議を醸すだなんて誰も想像しなかったろうに…。

 彼はひるむことなく、言い返す。「安倍はああいう人たちが好みなんだ。類は類を呼んで共振する連中が集まる。だからといって野党は攻めきれてないじゃないか。左翼が衰えて国会に緊張感のないのがむしろ心配だ」

 彼の高揚の根拠は五割前後から六割近くを保つ内閣支持率にある。一強多弱の国会、元気なのは共産党ぐらいとなれば、座標軸がいよいよ右ぶれしている感を強くする。

 本格化する集団的自衛権の論議も反対を唱える勢力は数えるほどで、聞こえてくるのが憲法解釈変更は慎重に丁寧に、の声ばかりでは、彼の言うとおり、結果が見えそうだ。

 国の針路が変わりかねない大事な局面である。身構えて熟慮しなくてはいけない。わが友と、この点では一致する。 (谷政幸)

☆ 今日も皆様にとって良い一日で有りますように ☆