色づく奈良・大台ケ原 カエデやブナ、紅葉見ごろ
近畿の山間部で、下界より一足先に紅葉が見頃を迎えている。奈良・大台ケ原では、カエデやブナなどの原生林が鮮やかな赤や黄に染まり、秋の訪れを告げている。
日本気象協会関西支社によると、今年は9月の平均気温が高めだったため、見頃は例年より1週間前後遅れ、寺社など名所の見頃は11月中旬~12月上旬ごろになりそうだという。
紅葉の色合いは、夏の日照時間の長さと秋の気温の寒暖の差が影響する。今夏の日照時間は例年並みで、気象予報士の筒井幸雄さんは「これから朝方に8度ぐらいまで冷え込めば、きれいな紅葉が期待できる」と話す。