奈良散策 第799弾
ブログに出す写真がたまってきたので、まとめて出すことにします。
4月28日、瓊花(けいか)という花を見に唐招提寺に行きました。そのときの写真です。

大和郡山から行くと唐招提寺はすぐ近くなのですが、引っ越してからまだ一度も行っていませんでした。ちょうど瓊花が咲いているというので、一度、行ってみることにしました。瓊花はレンプクソウ科(以前はユキノシタ科)の植物です。唐招提寺のHPによると、ここの瓊花は「鑑真和上遷化1200年の昭和38年(1963)に記念事業の一環として、中国仏教協会から贈られた一株の子」だそうです。

門を入って正面には国宝の金堂がありました。

以前、平城京跡の朱雀門の鴟尾が唐招提寺の鴟尾を参考にして作られたというので写真を撮っておきました。

金堂にはびっくりするくらい大きな廬舎那仏坐像、薬師如来立像、十一面千手観世音菩薩立像の三像がありました。

金堂を出て、講堂に向かいました。

こちらが講堂です。ここには弥勒如来坐像がありました。

金堂と講堂の間の空間です。

ここから北へ向かいました。奥に見えているのは開山堂です。

ツツジが綺麗でした。

これは芭蕉の句碑です。「若葉して御目の雫拭ばや」

ここから御影堂の方に向かいました。

この門をくぐります。

正面は中興堂です。

その右側に白い花が見えてきました。これが瓊花です。



もともと一株だったものがだいぶ増えたようです。花を見るとアジサイみたいですね。



花弁のように見えるのはいわゆる装飾花です。

ちょっと拡大してみました。中心にある小さな花が本当の花です。

葉がアジサイと違いますね。瓊花は学名でViburnum macrocephalum f. keteleeriだそうです。f.は品種を表し、基本種Viburnum macrocephalumはムーシュウチュウという花で、以前、長岳寺で見たことがあります。でも、雰囲気がだいぶ違いました。

ツマグロヒョウモンがいたので写しました。



こちらはハラビロトンボ。

団体で来られた方が係の人と話していたときに、薬草園があるという話が聴こえたので、そちらに向かうことにしました。これは本坊の入り口です。


その隣には醍醐井戸がありました。


境内は緑に包まれていて、静かで本当に落ち着きます。




薬草園の前に戒壇がありました。長くなったので、続きは次回に回します。
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