奈良散策 第462弾
5月25日早朝にいつものように散歩に出かけました。でも、しばらくしてカメラの予備電池を忘れたことに気が付きました。案の定、途中で電池切れ。やむなく引き返しました。従って、写真はちょっとです。



コフキトンボです。若い雄たちのようです。金魚池周辺はコフキトンボが支配的で、シオカラトンボは用水路や金魚池から離れたところに追いやられています。

田植え前に水を張った田んぼには小さなカブトエビが泳ぎ始めていました。


これはイヌムギの仲間です。この仲間にはイヌムギ Bromus catharticusとヤクナガイヌムギ B. carinatusという種があります。さらに、「野に咲く花」を見ると、イヌムギが載っていなくて、ノゲイヌムギ B. sitchensisという種だけが載っています。「日本帰化植物写真図鑑第2巻」をみると、前2者だけが載っています。もともとイヌムギは閉鎖花で、葯が外に出た開花型がヤクナガイヌムギだと区別されていたのですが、その後、イヌムギにも開花型あることが分かったそうです。「帰化&外来植物950種」を見ると、ヤクナガイヌムギにそっくりなノゲイヌムギがあって、葉の幅が4mm以下がノゲイヌムギだと書かれています。ところで、「図説植物検索ハンドブック」によると、イヌムギとヤクナガイヌムギの違いは、①内頴が護頴の長さの1/2~1/3だとイヌムギ、3/4以上だとヤクナガイヌムギ、②護頴の芒が1~2mmだとイヌムギ、2~12mmだとヤクナガイヌムギ、③閉鎖花のみで葯が0.5mmなのがイヌムギ、開花期の葯が4~5mmなのはヤクナガイヌムギだそうです。

そこで、調べてみました。内頴は護頴の55%、護頴の芒は1.8mmでした。内頴の内部に小さな葯がありました。ということで、これはイヌムギで間違いなさそうです。


これはヤナギハナガサ。

この辺り、ヘビの姿をほとんど見かけないのですが(1年間で2匹だけ)、脱皮殻がありました。やはりいることはいるようです。


水を抜いた金魚池についた亀の足跡です。
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