久しぶりの投稿です。X-Plane11はその後も進化を続けています。アドオンも次々に新しいものが出ていますが、ちょっと残念なのはX-Planeのデフォルトの旅客機が引き続き問題だらけだということです。しかしせっかく同梱されているのですから、できる限り飛ばしてみたいと思います。
今日はデフォルトのB737-800を飛ばします。インターネットを接続状態にして天気は実際の天気を読み込み、日時は現在の日時にします。すると飛ばすたびに違うフライトになってそれは大変かもしれませんが楽しいと思います。
まずフライトプランの作成は、以前にも紹介したオンライン・フライトプランナーです。無償で使えます。作ったフライトプランは各種書き出しができます。ここではPDFファイルと、X-Plane11のFMS用の2つのファイルを書き出します。
松本(RJAF)から福岡(RJFF)まで。高度は一応FL240からFL390としておきます。航空路を選ぶときに使う情報です。そして搭乗機はX-Plane11のBoeing737。燃料の単位はキログラムにしておきます。
そして標準出発経路(SID)、標準到着経路(STAR)を使い、RNAV航法を使います。これらを選択して一番下のプラン作成をクリックします。
まずこういうルート地図が出てきます。松本を出てSIDを経て松本VOR(MBE)から航空路(ジェットルート)のY12を通ってTOLUMまで。さらに航空路(ジェットルート)のY20を通ってKIRINまで。そこからSTARで福岡までです。その下に今日の今の気象が出ています。両空港とも曇りですが風は微風です。ルートは航空路を指定せずにすべてのウエイポイントをそのまま入力してもよいのですが、航空路を指定すると航空路上のウエイポイントの入力が省略できてとても楽です。
燃料の計算も出ていますが、ここでは一切風を考慮していません。この時期、強い偏西風が吹きますから今日のルートは思い切り向かい風です。風がないとしてルートの燃料消費予定が3.51トン、予備が3.27トンです。実際に今回のフライトでは上空で150ノットの向かい風があったりして、消費燃料は4.47トンでした。1トン近く、率にして28%ぐらい余計にかかっています。
各ウエイポイントが載っています。X-Plane11で使っている航法のデータは別途有料でアドオンを買えば最新のものに更新できますが、デフォルトのものは最初の買った時のものから更新されません。世界の航法データは世界同時に1年間に13回更新され、航空路もよく変更されます。ですから場合によってはこのデータを読み込んだ時にエラーが出るかもしれません。そのときたいていはルートポイントがないのではなくて、航空路が変わってそのルートポイント上に航空路がないのです。その場合は航空路を入力せずに面倒でもこの下のリストを見てひとつひとつルートポイントを入力していけば大丈夫です。
そしてこういう画面が出てきますので、ファイル名をクリックするとそれぞれファイルがダウンロードされます。ダウンロード先はウィンドウズの場合はデフォルトのダウンロード・ディレクトリーです。さらにこのページの左下に詳細とありますからクリックします。
計算の詳細が出てきます。
これが書き出されたファイルです。ファイル名は出発地の空港・到着地の空港の順に記号が並びます。
ではFMS用のファイルをX-Planeのディレクトリーにコピーします。X-Planeのルートディレクトリーの下に、/Output/FMS plansというディレクトリーがありますから、ここにコピーします。
こうなります。
PDFファイルを開けるとまず最初のページにRouteFinderによる結果が出てきます。このサイトはRouteFinderを使っているようです。RouteFinderは有料と無料のサイトがあって本格的にルートの探索ができます。
それに続いて計算結果です。風の効果は全く入っていませんが、フライト番号や積載量はランダムに入っています。ここではフライト番号が7580、ビジネスクラスが76人、エコノミークラスが91人で、有償搭載量が9.12トンです。燃料は地上走行分も含めて7.19トン、離陸重量が57.7トン、着陸重量が54.2トンです。いずれも許容限度内です。風を考慮しない飛行時間は56分、飛行可能時間は2時間44分です。
ではさっそく飛行準備をしましょう。まずX-Plane11を立ち上げて、フライトの新規設定を選びます。設定するのは航空機、場所、気象、時刻で、全部設定したら右下の変更の適用をクリックします。飛行機については機種はデフォルトのBoeing737-800です。塗分けは好きに選んでください。さらに左下の重量・バランスと燃料の調整、および故障を設定し、中央下の、エンジンをかけたまま起動するかどうかを選びます。
改めて先ほどの計算結果を見ます。有償搭載量が9.1トン、燃料が7.2トン、ルートの燃料が3.6トンです。
左下の重量・バランスと燃料の調整を選びます。表示単位はメートル法です。ペイロード重量を9.1トンほどに。燃料は向かい風を考慮して3トン余計に積んで10.1トンにします。そんなに使わないとは思いますが・・・。結果として総重量は60.7トン、最大重量の半分ほどの重さです。飛行可能時間は2時間17分と出ています。終わったら右下の実行完了。
では故障を選びます。事前に故障は一切設定せずに飛びます。ですから左下の、すべてのシステムを修正する、をクリックします。終わったら右下の実行完了。
続いて場所です。検索のところでMatsumoto、あるいはRJAFと入力します。さらにスタートをランプにして、S2を選びます。終わったら右下の確認をクリック。
続いて気象です。X-Plane11はインターネットを接続状態にすると現在の実際の気象をダウンロードできます。左下から実際の気象状況に合わせるを選択。するとすぐにダウンロードが始まります。最新のものに更新するときには左上の更新をクリックします。終わったら右下の実行完了をクリック。
そして時刻。実際の日付・時刻を追跡するを選び、実行完了。
そしてエンジンをかけるかどうかですが、今日はコールド・アンド・ダークからやってみますので、クリックは外しておきます。そして右下の変更の適用。
松本空港が出てきました。
せっかくですからドアを開閉してみます。X-Plane11ではドアの開閉はコマンドを設定して行います。画面右上にアイコンが並んでいます。左から2番目の飛行機のアイコンがこれまでに入力したフライトの設定。ひとつ飛んでいま青色になって二重丸が地図。その右のスライドバーのアイコンがシステムの設定です。ここではシステムの設定を選びます。
そしてキーボードを選び、検索画面でdoorといれます。するとたくさんコマンドが出てきます。X-Plane11では1番からそれぞれドアを開閉できるようになっています。今日は1番ドアの開閉を設定します。下にあるように開くはCtrl+o、閉まるはAlt+oと設定します。設定は任意です。
ではさっそくCtrl+oでドアを開けてみます。
では出発準備を始めます。
まず地図を呼び出します。先ほどの二重丸のアイコンです。この画面は右上の書類が重なったようなアイコンをクリックすると別ウインドウになって、X-Planeの飛行の画面の外に持ち出せます。2つの画面で飛ばしているときには一方の画面に地図を常時表示できてとても便利です。画面左側の丸い印をクリックすると当機が画面の中央に来ます。ズームはその上の+/-の記号で調整します。
飛行場名をクリックします。ここではRJAFです。
詳細のタブを選びます。まず飛行場の高度が出てきます。2182フィート。スライドバーを下げます。
すると今の気象が出てきます。現在、風は微風でQNHは29.94インチです。今日は北向きに離陸します。
計器飛行用のチャートですが、政府や有償のものもありますが、古くてよければたいていはネット上から検索して無料で手に入れることができます。
松本空港のチャートであれば空港名をローマ字にして、aipという単語をつけて検索します。
すぐに出てきました。チャートはPDFファイルであることがほとんどですから、PDFを探せば早いです。
松本空港は盆地の空港です。ですから出発も到着も標準経路を逸脱すると危険です。出発は今日は北向きRWY36からの離陸で、マツモト・リバーサル・ワン・デパーチャーとなります。この出発方式では北向きに離陸して5900フィート以上で右旋回、松本VOR上空を10000フィート以上で通過します。松本VORはMBEという識別符号です。
実はこの先、実際にX-Planeのデータを読み込んでみたら旋回が左旋回に設定されているのです!さらに、松本VORの10000フィート以上の制限も入っていない。時々こういうことがあります。今日は左旋回でも山との距離が十分なのでそのまま飛びました。
では操縦室に入ります。今日は細かな手順、点検、チェックリストは全部省略して、できるだけ少ない手順でこのシミュレーター機を飛ばすことに注力します。
まず操縦かんの表示を消します。メニューからフライトを選び、操縦かんの表示切替をクリックします。これで消えるはずです。
電源を入れます。オーバーヘッドパネルの左から2列目。バッテリーをオン、スタンバイ・パワーをオート。
こうなります。上の黒い画面が電源の数値です。縦に3列あって左が直流電源、右2つが交流電源。その下のスイッチは左が直流、右が交流で、いま、直流も交流もスタンバイ・パワーになっています。スタンバイ・パワーは非常用の電源で、バッテリーから直流を供給し、インバーターで交流にして交流回路にも流しています。直流の電圧が24ボルト、これはバッテリーの電圧ですね。そしてバッテリーが放電しているというオレンジのランプがついています。交流は98ボルト、402アンペア。
続いて外部電源をオンにします。X-Plane11のデフォルトのB737-800は地上ではいつも外部電源が供給されています。スイッチを下に下げてオン。
すると電源オフの2つのオレンジのランプが消灯。
続いてキャビン内で使う2つの電源をオン。直流電源は28ボルトで0.6アンペア流れています。バッテリーを充電しているのでしょう。
こうなります。
電源を入れたら航法灯と白色灯をオンにします。オーバーヘッドの一番下にあります。スイッチを下側にします。上側にするとストロボ灯も同時に点灯します。
このようになります。
前面のスクリーンにも表示が出てきました。続いてCDUのインプットを行います。言葉のことですが、フライト・マネージメント・コンピュータ(FMC)はフライト・マネージメント・システム(FMS)の一部で、その入力端末がCDUです。CDUをクリックするとポップ・アップして入力しやすくなります。
まず左上のステータスを選びます。
バージョン番号などを確かめます。続いてインデックスボタンを押します。
前のページに戻りますからルートメニューを選びます。
2番目のCOルートリストを選びます。
するとこういう画面が出てきます。すでにたくさんのルートがある場合にはページをめくって探します。ここではRJAFRJFFという名前のファイルを探します。
ページをめくるときはこの2つのボタンを使います。
読み込むとこういう画面が出てきます。FPLNというページです。
このページを出すにはいつでもFPLNのボタンを押します。
ここで、当機のデータが古くてルートを正常に読み込めない場合、航空路を入力することなく、すべてのウエイポイントを順に入力します。まずFPLNのページを出して出発と到着の空港名を記号で入力します。ここでもしEXECボタンの上に水色のランプが点灯したらEXECボタンを押します。
そしてLEGSページを出して、先ほどのルートのリストを見ながらひとつづつルートポイントを入力していきます。
話を戻して、今回のルートはエラーなく読み込めます。先にみたようにジェットルートとウエイポイントは次のようになります。
FPLNには2枚目以降のページがありますからNEXTPAGEボタンを押します。
確かにルートが入っています。続いてSIDとSTARを入力します。DEPARRボタンを押します。
するとこのページが出てきます。まず松本の離陸滑走路とSIDを設定します。
なお、離着陸滑走路を決めるには風向きを見なければなりません。先にみたようにX-Planeの地図で空港をクリックして詳細ページを見れば出ています。しかし到着空港は当機の現在地から遠く離れているので地図に出てきません。先ほどのフライトプランには到着地福岡の気象が出ていました。今日は福岡も微風でしたから、一番オーソドックスな南向きの着陸にします。
なお、世界の気象はネットで簡単に見ることができます。。Skyvectorというサイトがあります。地図を拡大して空港近くの色のついた丸をクリックするとその地点の気象が出てきます。するとそこには雲、風向風速やQNHが出ています。
松本のSIDはMBE1R、離陸はRW36です。MBE1Rとは、MBEが松本VORの識別符号でRがリバーサルです。ですからマツモト・リバーサル・ワン・デパーチャーの意味です。
選択したら忘れずにEXECをクリックします。水色のランプが点灯しています。
こうなります。LEGSページを見てみます。
確かに入っていますが、MBEの10000フィート以上の制限が入っていません。以上の高度の場合はAを後ろにつけます。さらにこの画面の一番下の入力画面がいま入力できない状態になっています。赤い四角のところに【】がないのです。そこでCLRボタンをクリックします。
するとなんかエラーメッセージのようなものが出てきますが、気にせずさらにCLRボタンをクリックして消します。
ではMBEに10000フィート以上の制限を入れます。10000Aと入力して右の上から5つ目のボタンをクリック。
制限が入りました。LEGSページをめくって最後まで見ていきます。
最後はKIRINで終わっているはずです。ここから福岡のSTARになります。DEPPARRボタンをクリックします。
福岡の計器飛行のチャートもネットで探します。
いくつも出てきます。まずSTARです。マルツ・イースト・アライバルです。KIRINを12000フィート以上で、MALTSから福岡空港への進入になります。MALTSが2000フィート以上。途中、いくつも高度制限があります。
進入はILSRWY16、着陸はRWY16。ILS周波数は111.7、識別符号はIFO、最終進入コースは158度、ファイナル・アプローチング・フィックスはAINOSで1900フィート以上。空港の高度は30フィートで、電波高度計による決心高は200フィート。X-Plane11のデフォルトのB737-800では気圧高度計を使った決心高度の設定ができず、すべて電波高度計による決心高の設定になります。ゴーアラウンドは右旋回で壱岐VORまで。高度6000フィート。
福岡の到着を選びます。
STARはMATLSEを選びます。Eはイースト、東の意味です。
さらにILS16を選びます。
EXECボタンをクリック。
こうなります。では改めてLEGSページを開き、ページをめくっていきます。
1ページ目です。
4ページ目に不連続という場所がありました。これはルートとSTARの接続点です。KIRINのあとにHOPPSをつなげます。
左のボタンの上から4番目をクリックしてHOPPSを入力欄にコピーします。続いて左の上から2番目をクリックしてそれをKIRINの次につなげます。
このようにつながりましたからEXECをクリック。STARに入ると、8000以上、6000以上、2000以上、そして2000と高度制限が続きます。ここでKIRINは12000以上という制限があるのですが入っていません。これは入れ忘れました。
では上昇、巡航、降下の設定を行います。まず上昇。CLBをクリック。
10000フィートまで250ノット、その上は290ノットあるいはマッハ0.74とデフォルトで入っています。しかしトランジション高度が米国の数値なので日本の14000に直します。
14000と入力します。続いて巡航です。
巡航速度は300ノット・マッハ0.80とあります。巡航高度を入れます。今日はFL360で飛びます。西行きが偶数、東行きが奇数です。続いて降下の設定です。
降下のトランジション・レベルも直します。なぜかFL140と入れるとエラーになるので、14000と入れます。
これでCDUの入力は終わりです。
改めてLEGSページを順にみていきます。高度制限や上昇、降下の様子がわかります。高度は小字が計算された高度、大字が指定した高度です。
降下開始地点ですが、CLOVEとBASILの間にあります。
福岡の着陸滑走路です。
壱岐のホールディングです。
ではQNHを合わせます。つまみが外、内の二重になっています。外側は左がインチで右がヘクトパスカルです。今日はインチで合わせますから左に倒します。
内側のつまみを回してQNHを合わせます。
先ほど見たように今日は2994です。
では出発準備を続けます。オーバーヘッドパネルの一番左の列。ヨーダンパーをオン。
オレンジの警告灯が消えます。
操縦室の照明はあちこちにつまみがあります。夜間飛行の時などに使います。適宜調整します。
シートベルトサインをオン。オフはなくて、オートとオンの切り替えです。
ウインドウ・ヒートとプローブ・ヒートをオン。
こうなります。
エンジンで動く油圧のスイッチをオン。電気で動く油圧のスイッチはまだオフのままです。
こうなります。
どこのドアが開いているかがわかります。前方左側のドアが開いています。
与圧、空調の設定です。ます左右のリサイクル・ファンをオート。左右のパックをオート。左右のブリードをオン。アイソレーション・バルブはオートになっています。
与圧の設定です。巡航高度と到着地の高度を入れます。
先ほど見たように巡航高度FL360。福岡空港の高度は40フィートですからそれに近い上の数字で50を選びます。油圧スイッチは必ずAUTOです。
MCPの設定です。
まずヘディングは離陸滑走路に合わせて360。このつまみも外側と内側の二重になっています。ヘディングは内側の小さいほうのつまみです。外側は旋回の時の傾きの限度の指定です。普通は一番右の30度にしておきます。シミュレーターでマウスで操作するとよく外側の傾きの限度の数字を動かしてしまいます。たとえばこれを一番左の10度にすると旋回の時に10度までしか傾かずに想定したような旋回ができません。あれ、と思ったらまずこのつまみを見てみるとよいでしょう。
高度は36000。
垂直速度は縦に回るつまみを動かしてゼロにします。
数字が消えていることを確かめます。
速度は大きく旋回するので松本VOR近くまで180ノットで上がっていきます。
正面のスクリーンで搭載燃料を確かめます。実は表示がポンドなのです。キロにならないようで。実に紛らわしいのですが、1ポンドは0.4536キログラムです。だいたい、キロの倍の数字がポンドです。22.3x0.4536は10.1になります。10.1トンの搭載です。燃料タンクは左右と中央の3つがあります。最初に中央タンクから使います。
エンジン計器です。エンジン・オイルも適量入っています。
オートブレーキをRTOにします。
照明スイッチは適宜調整します。
スタブ・トリムは真ん中あたりにしておきます。
ラダー・トリム、エルロン・トリムは必ずゼロ。ゼロでないと機体がどんどん傾きます。
消火装置の試験です。赤枠のスイッチを右に倒します。2つの主エンジンとAPUの火災警報と、オーバーヒート警告灯が点灯。車輪の格納庫の警報も点灯。点灯を確かめたらスイッチは元に戻します。
赤い警報灯スイッチと黄色い警告灯スイッチを押して警報や警告を消します。
さてこれで準備が整いました。旅客の搭乗ももうすぐ終わるようです。
ちなみにフライトは突然異常終了したり墜落してしまうことがあります。その時になるべく近いところから再開したいものです。そのためフライトの保存という機能があります。メニューからフライトを選び、フライトの保存をクリック。
シチュエーションを選択。名前は自動的につきますから保存を選択。
では出発直前の準備です。燃料ポンプをすべてオン。
こうなります。
APUをオン。APUスイッチを数秒間、下に押し下げておきます。APUの排気ガス温度が上がってきたら離してオンの位置にします。
エンジンの始動に備えて左右のパックをオフ。APUブリードをオン。ダクト圧力があることを確認。
ただし、この機体はしばしばAPUが故障します。理由はよくわからず、下のように故障ランプがついて起動しなくなります。
X-Planeの故障を直す方法があります。右上のアイコンからフライトの設定を選びます。
当機を選択します。
故障を選びます。
すべてのシステムを修正するを選びます。そして右下の実行完了。
さらに右下の変更の適用。これで故障は直るはずですが、たまに直らないことがあります。そのときは飛行機を読み込み直すしかありません。このデフォルトのB737-800はまだバグが多いのです。ほかによく起きる故障がタイヤのパンクです。不整地を地上走行したり地上で急ハンドル、急ブレーキをかけるとタイヤがパンクすることがあります。外から見るとタイヤがつぶれていますし、エンジンをふかしてもなかなか走らなくなります。その場合もこうやって直します。
ドアを閉めます。
電気で動く油圧スイッチをオン。
電源をAPUに切り替えます。APU電源のスイッチを左右ともオン。
APUの交流電源も順調です。
主エンジンの発電機はまだ動いていません。
インバーターからの交流電源も順調
地上電源は切り離されました。
スタンバイ・パワーもOK。
整流器を介した直流電源も順調。
衝突防止灯をオン。
APU関係の警告が消えません。バグのようです。
正面の画面は地図にしておきます。縮尺を適宜合わせます。
離陸後上昇して左旋回で松本VOR上空に至ります。
メニューのフライトから地上サービスの操作表示を選びます。
こんな画面が出てきます。
ではプッシュバックです。パーキング・ブレーキを解除します。
プッシュバックは右か左かを選びます。いずれも少し後退したのちに右か左に曲がります。右というのは操縦席に座って右手側、左というのは操縦席に座って左手側です。途中で終わりにするときは中止を選びます。
駐機場が狭くてはみ出しそうになったので、途中でプッシュバックを中止しました。
パーキング・ブレーキをセット。
左側の1番エンジンを始動。スターターをグラウンドに。
N2が20%を越えたら燃料をオン。
1番エンジンのカットオフ・スイッチをアイドルに
正常に始動しています。
続いて右側の2番エンジンを始動。
N2が20%を越えたら燃料をオン。
2番エンジンのカットオフ・スイッチをアイドルに。
左右のエンジンが正常に始動しました。
電源を主エンジンの発電機に切り替えます。左右のスイッチをオン。
APUスイッチをオフ。
左右のパックをオート。APUブリードをオフ。
フラップ2度。
フラップが2度になっていることを確かめます。
すぐ滑走路に出て離陸しますから灯火は全部オン。
ストロボ灯もオン。スイッチを上に引き上げます。
では出発します。
念のため、またフライトを保存しておきます。
オートスロットルをアーム、LNAVをオン。飛行中も飛行前後も決してVNAVはオンにしないでください!ありえないことが起こります!
エンジンを連続点火に。
駐機場を出て滑走路をRW36に向かいます。
滑走路端でUターンします。
急に曲がるときは外側のエンジンだけ吹かすと楽に回れます。
離陸滑走路に正対しました。
(つづく)