社会福祉士×ちょっと図書館司書の関心ごと~参考文献覚え書き

対人援助の実践、人材育成、図書館学を中心に気まぐれに書物をあさり、覚え書きをかねて投稿中~

「Ⅲ.緩和ケアの調査・研究 2.緩和ケアの質評価・実態調査」 宮下光令(2009)

2009-09-25 15:33:31 | 看護学
『ホスピス・緩和ケア白書 2009』

筆者が取り組んでいる研究活動、ならびに、日本におけるホスピス・緩和ケアに関する研究動向を概観。

数の把握を目的とした実態調査にとどまらず、従事者の自己評価尺度の開発や、緩和ケアの質を評価するための尺度が紹介されており、とても読み応えがある。

「質の評価=何を求められ、整備が必要か?」という点から見れば、実践者たちの指標にもなりうる。


調査方法は多様である…ということを実感させられた。患者対象、遺族対象、従事者対象。そしてその結果から何を生み出し、それは社会にどのように貢献すうるのか…。きっと、このような視点を持ち続けていなければ、研究の意味は皆無であろう。




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