【孫崎 享 @magosaki_ukeru 6月21日8時14時間前
参議院選:民進党議員二人目「選挙の見通し楽観できない、自公が3分の2とる可能性は決して低くない。まず全国区での民進党伸びいまいち。更に一人区もそう楽観できない」】
●大衆のお人好し加減と忘却癖を衝く巧みさ、老獪さ
(GG:人気投票に堕せばそういうこと。そのため自公はヤワラちゃんを担いだり、演出に懸命だ。大衆はあまりに忘却が速いし、政治はクライと避けようとするから、ショ―化するならノッテいく。忘却は健全なのだがそこを衝く相手が巧みと言うべきか。
都知事選はすでに舛添劇場の延長になっており、舛添は最後の登庁日も退庁時に険しい形相でカメラが早送りしていると見まがうばかりの脱兎の勢いで主演男優賞を文句なく奪った。このショーは安倍の大誤算で、視聴率も高かったことだろう。真田丸をブッチギルかもしれない。
油紙はマッチを近づければメラメラと瞬く間に燃え広がる状態だ。冷やし水は何か?冷やせないから転化する。超弩級サプライズが用意できれば良し、超弩級の役者がいなければ数で演出するかーー。余談だが、戦争前夜も「エログロナンセンス」が流行り、一方では軍国主義が足音を忍ばせたり荒々しく庶民を踏みにじったりした。今はスマートにか?
参議院選挙が明日公示される。孫崎氏がツイッターするように、民進党自身が認めるように「伸びがいまいち」だ。民進党はまだ自党がどんな思いで選挙民が見ているか気づいてないようだ。選挙民は鳩山・菅・野田を忌々しい目で見つめている。当たっているかどうかは別にして、決して許してはいない。「伸びがいまいち」とはのんびりしてい過ぎる!GGが何度も指摘してきたように民進党はこのままでは泡沫政党に落伍するのだ。連合中枢に惑わされず、7奉行を放逐して、市民政党として純化するしか生き延び再生する道は無い。現在他党第一党だなどと認識しているとしたら、バカも休み休み言ってくれ。今回の参議院選で4野党共闘候補が民進党を救うことになるのだ。一人区だけでなく比例区でも市民政党である国民怒りの声と共産党など安倍阻止を掲げる野党と共同候補の擁立に進むべきだった。民進党は足元を冷厳に見つめなおさなければ、いずれ敗退、分裂の憂き目をみるだろう。
日本の政治状況の中で共産党含め野党は先覚的な市民運動の域に達していない。求められているのはイデオロギー政党ではない。すでに支配政党が支配できないほど国民との軋轢は総体的に広がっている。このギャップを衝いておおさか維新が公明党に代わり自民党補完政党になり上がろうとしている。この構図で日本政治は展開している)