PMAA 2012@Londonで発表

Valenciaで発表と思ったら、次はPMAA 2012@Londonで発表。ロンドンはすてきな街でした。

で、初めてBo Kargstrom教授をみて、線形代数の実装で有名な先生というのは知っていたが
迫力あるトークを楽しんだ。ブロック化、level3 based BLASを初めて提唱した人である。

今村先生の京上での固有値問題のExaにむけてのトークも面白かった。深いメモリ階層を
意識したアルゴリズムになる。原研の山田さんのトークも。

また、Tomovのところにいた研究者にも質問していただいたり、後でMPACKのことをほめていただいた。
セッションをオーガナイズしてくださった長谷川先生にも、良い着眼点だといっていただけた。

自分の発表はバレンシアよりショボかったというか、疲れと、20-人程度きてくれたのだが、
少し反応もないかなみたいな感じだったので、テンションはそこまで上がらなかった。ま、
こういうテーマだし熱気というわけにも行くまい。

大英博物館にも行けたし、すてきな町並みだったし、ま、少し楽しめた。

おつかれさまでした。

首都大講義分析化学II十一回目

今回はフガシティー。理想気体を少しいじって慣れて(?)、ギブスの自由エネルギーを導出、
ビリアル展開を少しやって、フガシティへ。
本来はファンデルワールス状態方程式もやるべきなのだが、時間の関係でそういう方程式があるよ
程度しかできない。もう少し演習させないと厳しいなぁ。

理想気体は理想気体で状態方程式がある。古典熱力学の範囲ではどうやってこの状態方程式を
導出するかというのはできない。この手の状態方程式はすべて量子力学と分子論と統計熱力学に
立脚するので、ここは状態方程式が出てくるといっても、そんなものか、くらいしか言えない。
さすがにこの時間で統計熱力学までからめるわけにもゆくまい。というか安易に解釈するのではなく
古典だけのロジックにも慣れてほしい。

バレンシア出張、帰国、講義、ロンドン出張、帰国で次の日講義なのでさすがに疲れた!