中田真秀(なかたまほ)のブログ

研究について、日常について、その他。

OpenOffice.org:Apache License と LGPLv3

2011-06-06 14:44:30 | 日記
OpenOffice.orgはApache Licenseで配布されるだろうが、LGPLv3とは互換性があるのだろうか。
http://ja.wikipedia.org/wiki/Apache_License

GPLとの互換性 [編集]

Apacheソフトウェア財団とフリーソフトウェア財団は、Apache License 2.0とGNU General Public Licenseバージョン3(GPLv3)が互換であるということで共通認識に達している(即ち両者を同梱するソフトウェアの頒布は許可される)。ただし、フリーソフトウェア財団はApache Licenseのどの版もGPLバージョン1、バージョン2とは非互換であるとしている[3][4]

によると、大丈夫だが、

OOoにはexternalというディレクトリがあり、3rd partyの違ったライセンスのソフトを中で使っている。

ということで、それらのソフトとapache licenseが矛盾しないことを確かめねばならない

OpenOffice.org:ハンブルグは解散か?

2011-06-06 11:16:44 | 日記
なんか切ないな~。Apache OpenOfficeのページをみると、ところどころ
Hamburgのひとがでてきている。

昔は100人規模でいた気がするんだが、SUNになってどんどんリストラされていったな。
多言語、日本語のサポートも昔は何人かいたけど、どんどん減ってきた。Issueみても
わかる。日本のSUNもそう。翻訳が一人抜け、品質保証が一人抜け、二人抜け、とやってきた。

Oracleになって今度はHamburgも潰されるのかな。
話せばわかってくれるし、開発スピードもとても速い。確かにハンブルグ以外のコミュニティの
連中には開発はやりにくかったに違いない。でもこれってお金ないからだよね。
昔はMartin HollmichelやSander Vesikがcommunity cwsとか作ってたもんな。
そこでパッチを吸い上げてたんだよな...

日本語圏で問題になるのはHDUさんだろうな。あの優秀な、温厚な人がどうなるかは
かなり問題。UNICODEのサポート、IVSはどうするんだろうか。相当書き直さねばならない
ようで、HDUもその準備段階の準備段階、みたいなことをやってた。IPAフォントも異体字に
対応したものがでたから、意外と期待してるところはあるのではないか。

Apache OpenOfficeになるのは、とても歓迎。TDFでさえjoinしようといっている(多分
ここは個人個人の判断になって、両方にコミットする、みたいになるのだろうか、あの
ポリティクスでは仕方ないだろう)。

結局誰がお金払う、は、オープンソースに関しては大きな問題で、無料という側面にしか
注目しないのは、無意味だ。

日本人で食べていけてるのはYoshida Koheiさんだけではないか。しかも彼は日本の企業からは
ペイされてないのよな。日本の社会はオープンソースにはとことん冷たい。

cuBLAS, MAGMA on C2050 Fermiのチュートリアル書いた

2011-06-06 10:31:01 | 日記
前回に引き続き、MAGMA on C2050 Fermiのチュートリアルを計算工学に書いた。
cuBLASはdgemm, MAGMAはdgetrf(LU分解)を取り上げた。

また、MAGMA1.0.0rc5のdgemmベンチをとった。結構綺麗なグラフがかけた。

計算工学のチュートリアル担当の方、もう少し長目にちゃんと書かせていただける機会があると
とってもうれしいです! いつも非常に駆け足になってしまうので...

それにしてもご機会いただいて本当に感謝です。

皆様には(おそらく没はないだろうと思われるが)掲載され次第、pdfでご覧になれるように
なるはずです!