「日本における OSS 人材に関するレポート」日本からのコミットメント2-3%

「日本における OSS 人材に関するレポート」というのがIPAから出ている。p.11
> メジャーなプロジェクトにおける日本の開発者
> 開発プロジェクトにおけるコード提供者の署名における国名の分析から、コアな開発者の国籍比率をわりだす調査
> 手法により、主要なグローバル開発プロジェクトにおける日本の開発者の比率は
> 以下の通りである(三菱総合研究所,2003)。

表 3.8 メジャーなプロジェクトにおける日本人比率 (三菱総合研究所, 2003)
プロジェクト リリース コード提供者 日本人 日本人比率
Linux 2.6.0 test1 2003/07/31 3101 65 2.09%
FreeBSD 5.1 2003/06/09 7907 176 2.22%
NetBSD 1.6.1 2003/04/21 7426 248 3.34%
GNOME 2.2 2003/04/01 2135 35 1.64%
KDE 3.1 2003/04/01 3126 24 0.77%
Apache 2.0.40 2003/04/01 523 17 3.25%
Mozilla 1.4 2003/08/27 840 11 1.31%
OpenOffice 1.1 rc3 2003/10/01 315 12 3.80%


すくなすぎる。あまりにも少ない。GDPなどと比較すると悲しくなる。
なおOpenOffice.org 1.1 rc3 のは、きっとJCAの人数だろう。これはほぼ私が出させたものであるが、この12といってもコードを書いている人はほとんどいないはずだ。FreeBSDのなかには私も入るはず。まぁこんな感じかなと。2.22%は寂しい。ポリティクスはどうなんだろう。これもこの比くらいかな、実感では。

原稿送った!

OR学会の原稿送った。色々ご指摘があってとても助かったがちょっと実験の要素が強すぎるなと思った。いまいち理論的な考察が進んでいないため、今後の課題は理論的考察もある。唯マイナーではあろう。

とにかくソフトウェアを書いて高精度な結果が欲しかったのだ。よい顕微鏡があれば分野が進展するように、解像度の高い結果はやはり分野の進展を促す...と信じたい。

2月からこれで4p+6p+6p結構書いた。もう少しスピードをあげたい。

またこれでMPACKの開発に戻れる。