今年度は、伊賀市危機管理課から講師を派遣いただき、HUGと段ボールベット設置体験を、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から規模及び参加人員を限定して開催しました。
内容は、次の通りです。
1 HUG(避難所で起こる様々な出来事にどう対応していくかを模擬体験するゲーム)
避難者の情報が書かれたカードを、避難所となる小学校の教室や体育館の平面図に配置していくという内容です。5~6名のグループでリーダーを決め、どのように避難所で対応するかを検討しながら進めていきました。
やって来る避難者の情報が書かれたカードが順番に読み上げられ、そのカードを平面図に配置していきました。最初のうちは「○○さんの家族3名」、「○○さん4名」などで、あまり悩まず配置できたのですが、しだいに、「猫と一緒に避難」「遠方から来た観光客」などがあり、配置に頭を悩ませることになりました。中には、「受付をつくろうという声がでてきた」「トイレが詰まった」などのカードがあり、その対応も必要となりました。
時間の関係で最後まではできませんでしたが、良かった点や改正点などを話し合って終了しました。
2 段ボールベットの設置体験
段ボールベットを組み立て、その後、実際に寝てみました。
快適とは言えませんが、簡単に組み立てられ、寝心地は、床に寝るよりはるかに良かったです。
HUGではいろいろなケースが設定されており、避難所運営の難しさを痛感しました。
今後、避難所まで来られない住民への対応等の検討も必要と思われます。