只の道…淡々と歩く

無いものを在るとする…ゆくゆくは苦悩となる
無いものは無いのです。

想像する楽しみは幻想ですので少しだけでいいですね。

2016-12-12 10:00:49 | 日記

心をみだりに動かさないことが、「思考癖」を
弱らせて取り付かなくなるのですね。

今、今、今と今を離さない“只なる実践”を
継続していると、過去も未来も無くなってくるのです。

それと同じく心配、不安、苦悩、恐れ等も
無くなってくるのです。

本来、心配や不安はもともと無いのですが、
過去や未来を捕まえると心配、不安、苦悩、恐れ等に
なってくるのです。

ですから“今”に無い過去や未来は
「思考癖」ということですね。

この「思考癖」というものは本当に厄介なもので、
見たら見たものに、聞いたら聞いたものに、
想像したら想像したものに、ありとあらゆるものに
超強力な磁石みたいに引き付くのです。

そして引き付いたら最後、幻想が事実に
置き換えられて自分として離れなくなるのです。

この幻想の自分から引き離れるには
弛まぬ“只なる実践”の継続ということです。

せっかくの人生を心配、不安、苦悩、恐れ等の
「思考癖」を完全に落とし、
本来の“お気楽な人生”としてくださいね。



只の道…淡々と歩く

心の研究もされている禅師、井上御老師のホームページから
一節ずつを、私(思考)が観てみましょう。
あくまで私(思考)から観たものです。
このことは信じないで、常に“実践”で明らかにしていってくださいね。


どうやって外すか。枯れ木のように成り、石のように成り、
 空気のように「只」に成るのです。
 どうすれば枯れ木になり石になれるかです。
 何が目に入っても耳に入っても、それはそれだから
 そのままにしておくことです。
 こうして空しく時を送っておるのが修行であり仏道です
。』

いかがでしょう。
実践で腑に落とされたでしょうか?
遠い過去を振り返る「思考癖」を
どうやって外すか…と仰っています。

何もしない、どうもしない、手をつけない、
空から浮かんだ念をスルーしてそのままに
しておくことですね。

つまり、頭の中を“空っぽ”にして想念を入れないと
いうことです。
これをただ空しいままに継続していくということです。

いつまでかということですが、振り返らなくなるまで、
今、今、今に只居るだけになるまで、
常に“空っぽ”のままになる迄です

そこは何とも言えない“お気楽そのもの”といえます。
嫌な事の「思考癖」が“まったく無い”からですね。