なごやん京子のふるさとづくり奮闘記

わたしが出会ったふるさとを元気にしようと頑張っている人をご紹介します。

炭でまちおこし

2009年10月31日 17時10分00秒 | 新着情報
昨日30日朝~31日にかけて安芸高田市へ行ってきました。
炭やきおやじの会の皆さんががんばった炭を使った商品をいよいよ
正式に世にお披露目することになりました。
それは。。。。「炭入りぼかし」!

炭はもともと木を高熱で焼いたもの。
ただの灰になってしまうのではなく、燃料となるだけでなく、いろんな役割が
あります。

炭には小さな孔がいっぱいあります。
土に混ぜると、そこにバクテリアなどの微生物の棲家になって土づくりに最適
なのです。

炭やきおやじの会は昨年から自分たちが焼いた炭を粉砕して、ぼかしとまぜて
ねかせながら堆肥を作ってきました。
先日検査機関へ成分分析も頼んで、野菜にいい土になることを証明するため
炭を入れたものと入れないものでの成長度の比較も試みました。

昨日は、まちおこしに取り組む大学の先生のお話もうかがい、いよいよ
売るぞー!いうことになりました。

いよいよ盛り上がってきた炭での町おこしチャレンジプロジェクトです。



炭やきおやじの会

2009年10月29日 21時18分52秒 | 新着情報
安芸高田の皆さんの活動のひとつをご紹介します。

安芸高田をはじめ日本の山村は明治のころまでは炭やきというエネルギー文化が
ありました。
ご飯の煮炊きをはじめ、囲炉裏をかこむ家族の中心には、原始の時代から火が
ありました。
炭が燃える囲炉裏を囲んで、家族で暖をとり、そこで煮込んだ鍋、かまどで炊いたご飯、薪を燃やして沸かしたお風呂という、山の薪や、竹で炭をやき、燃料として
活用してきました。

安芸高田は明治のころに炭やきを広めた「楢崎桂三」という方の生誕地でもあります。
「炭やきおやじの会」は6人の安芸高田の出身のかたがたが炭やきというものに
とりこになってがんばっておられます。
昨年は廃材を集め、自腹もきりながらみなさんのお手製の炭やき窯をつくりました。

竹にこだわり、炭をやき、全国にいる炭やきを通じた町おこしに取り組む
方々との交流をしながら、炭やき事業をどうやって広めていくか。。。。

いつもお会いするたびに、地元のおいしいごはんとお酒をいただきながら
そんな炭やき談義に花を咲かせます。

次では、炭のすごい力についてご紹介していきます。

伝統食の代表 「つけもの」

2009年10月18日 00時46分00秒 | 新着情報
日本のどこにでもある伝統食といえば、つけもの。
でもその味、漬物にする野菜はその土地ならではの野菜であり、その味はその
土地の気候にかかわるものであって、どれもそれなりに納得!の感があります。

とくにその土地のおばあちゃんがつくる漬物は伝統食の究極の逸品です。
たとえば秋田の「いぶりがっこ」とか名古屋の「守口漬け」とか商品になって
売られていますが、その土地のおばあちゃんがつくる漬物はその家の味が
あって、その味が世代を超えて伝わってきたのだといつも思います。

どうやら私は「世代を超える」とか「伝える」という言葉に琴線があるようで
そんな匂いのする代物には、「くんくん」と嗅覚を働かせてしまいます。

今、産地直売所が結構はやっています。
道の駅や、農協が経営している産地直売所や、有機野菜を取り扱うお店や
自然食品のお店も増えてきています。

おばあちゃんが作った漬物も商品として、お店にならんでいることが増えました。
「安心」「安全」の食材であることが人気であることはもちろんなのですが、
そんなおばあちゃんの味を感じながら、自分のおばあちゃんや、おかあさんが
つくってくれた漬物の味、そんな自分の子どものころを思いだすことも
人気がある理由かななどと思います。

そんな思いを引き出す時空間がいま、都会の人たちの心に求められていると
思うとうれしくなって、

つい

「う・ふ・ふ」と一人でほくそ笑む不気味な癖を私は持っているようです。




養父市へ行ってきました

2009年10月06日 01時15分31秒 | 新着情報
まちむら交流きこう様の着地型旅行企画「市長村長と語る旅」に参加してまいりました。
養父市は京都から「きのさき1号」にのって1時間強の兵庫県但馬の国にあります。

市長様より、まちづくりの方針を伺いました。
①3万人のまちづくり
(H16当時は3万人を超えていたましたが、今は2万8千人ほどだそうです)
②観光交流人口150万のまちづくり
(ハチ高原をたずねるスキー客は今は100万人くらいだそうです)

養父市は「子ども夢プロジェクト」に手を上げられていて、今までも行ってきた子ども達の自然学校などの取組をさらに広げ、民泊にも取り組もうとしています。

おいしいお米、有機野菜、鉱山探検などなど盛りだくさんの25、26日の二日
間でした。

市長様のエネルギッシュなお話や、鉱山探検のガイドさんの地球資源の大切さ、
命をかけて銅を掘り、日本の発展を支えてくださった方々の仕事をご説明して
くださった熱い思いに感動しながらの二日間でした。

都市との交流はただ、観光地を回るのではなく、そこに住む人たちから
都市では感じられない、歴史や、生活の知恵を学び、また、さとの人たちは
自分のさとを訪れる人たちへ心からおもてなしをする。

そんな着地型旅行は、ただ通り過ぎるのではない思い出をつくってくれるように感じます。

ぜひ、養父市にお出かけを。。。。。