なごらいの活動レポート

なごや外来種を考える会
・・・略して「なごらい」です。
http://nagorai.org/

埋土種子調査

2012-03-06 | 日記
'12年3月4日10~12時 

なごや生物多様性センター主催の埋土種子調査になごらいのメンバー4人で参加してきました。
植物の種子は土の中で長年眠っていて何かの刺激を受けて初めて発芽します。それらを毎度状態で調べる調査に立ち会うことは私たちなごらいの外来植物調査にも必ず役に立つだろうと思っての参加です。

  

まずは講師小菅さんと中村さんの講義を受けます。市内各地のため池における外来スイレンの侵略状況とそれを防除するための遮光シート作戦など、なごらいにとってもためになる活動報告を聞かせていただきました。また埋土種子をそのまま見分ける方法は現実的にはないという事実も聞かされました。ではどうするのか?人工的に発芽させて確認するしかないのです。

  

検体は猪高緑地内の塚ノ杁池14カ所から持ってきたそれぞれの泥。中にはどんな種子が混じっているのかわかりません。それを14個のタフブネパレットに赤玉土を苗床とした上に手で揉み解して広げていきます。検体によって採取した場所が違うためか砂質・粘土質・柔らかいもの・凝り固まったものまで様々な状態です。この日参加した人員はなごらいも含めて8人ですが、汚れ作業を想定して来ない方も見えたので実質5人の作業となりました。野中も参加したけど硬い泥は水を加えて柔らかくするのに非常に力が要ります。しまいにはバールでコジリながらやりましたが、最後の1つは時間切れで水浸け放置となりました。泥んこになったので良く手を洗ってからの解散です。
これらのパレットの中から地域絶滅したヒツジグサなどが芽を出してほしいものです。


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