園長のつぶやき

こんにちは 長坂保育園の園長です。日々成長する子ども達を見ながら、日頃の思いを綴ります。

秋の気配

2015-08-17 11:10:15 | 日記

園長です。

 お盆もすぎ、夏の風物詩「花火大会」も昨日終わりました。暑い暑いと言っていた今年の夏も、いつしかセミの声から秋の虫の音に変わってきました。早咲きのコスモスも赤やピンクの花弁を風に揺らしています。肌を伝わる風も涼やかに通り過ぎていきます。

 今日からお盆明けの保育がはじまっています。お盆期間中はさすがにお休みする子が多く、職員も交代で久しぶりの休暇をいただきました。私も14,15日と連休をとりました。つくばから孫たちが遊びに来ていたので、十分な休息とはいきませんでしたが、それなりに休暇を楽しむことが出来ました。小さいころは「お盆」が楽しみで、指折り数えて待っていたものですが、最近はある事情から心から楽しめなくなっています。その上、今年は終戦70年ということで太平洋戦争の総括がおこなわれ、阿部総理の談話がテレビやニュースで話題に揚がりました。時、折しも安全保障関連法の審議で「戦争」が大きく取り上げられました。中国の強権的言動には閉口しますが、それでも戦争のない国を目指してほしいと思います。私の父は、満州へ戦争に行き、戦後だいぶ経ってから八戸へ帰ってきたと聞いています。その間どんなことがあったのか、今でも聞くこともかないませんが、きっと辛く切ない事情があったのでしょう。私たちには戦争の明るい部分(部隊での調理のことや食べ物の話など)を冗談交じりに聞かせてくれたものでした。その父も13年前に亡くなり、調理のために豚のお尻から肉を切り取り、そこに赤チンを塗ったという話の真偽も確認できなくなりました。戦後70年になり、「最後の伝達者」として年老いた元軍人たちが「絶対戦争をしてはいけない」と声を出し始めました。今の時代がそれほど危険な時代だということなのでしょうか。

 今、世界では「紛争・戦争」と呼ばれる状態になっているところがたくさんあります。昔は経済発展のための資源確保や植民地化などが戦争の原因でしたが、今は領土もそうですが「宗教」「イデオロギー」の違いが多くの紛争の種となっているようです。私たちは戦争を知らない世代ですが、長崎や広島に行くと戦争の悲惨さ原爆の残酷さ、廃墟になるまで破壊する戦争のはかなさが心に大きく語りかけてきます。よもや核爆弾を使用するなど考えても欲しくない思いです。福島の原子力発電所1か所でも何十年と人が住めなくなります。世界の核爆弾を合わせると地球を7回全滅させるくらいの威力があるそうです。地球が生まれて約40億年。人間が誕生してからたったの2万年、何の権利があって地球を滅ぼそうというのでしょうか。戦争のない世界は机上の空論なのでしょうか。今一度立ち止まり、足元から見つめなおしてほしいものだと思います。

 そんななか、保育園では来月おこなわれる「運動会」の練習が始まりました。毎月「ミニ運動会」を行い、競技やルールは確認していますが、お楽しみの開会式と閉会式は毎年違います。子供たちが職員と一緒に考え行うので、毎年子どもたちの個性が出ていて、とても面白い中身になっています。あと3週間後の運動会は親子で楽しめる内容になっています。今年はどんな趣向を凝らしてくれるのか今から楽しみです。

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