園長のつぶやき

こんにちは 長坂保育園の園長です。日々成長する子ども達を見ながら、日頃の思いを綴ります。

総会

2011-04-26 14:17:42 | 日記

 園長です。

 昨日は、我が園が所属する「八戸市保育連合会」の総会がありました。今年は役員改選の年でもあったので、少しだけ時間がかかりました。例年だと1時間くらいで済んでいたのですが、去年、今年と2時間くらいかかるようになりました。原因ははっきりしていますが、あえて言及しません。この分だと来年も時間がかかりそうです。原因は・・・・皆がわかっています。

 さて、今回初めて、八戸市保育連合会から女性の事務局長が誕生しました。会長、副会長に人徳がないので、なかなか決まりませんでしたが、最後の最後に立派な事務局長が誕生しました。事務処理能力は織り込み済みなので安心ですが、事務局長となると、役所や議員、他の保育団体など交渉や折衝の場があり、押しも強くなければいけません。その点については少し心配な点もありますが、これからの役員人選について大きな節目を越えたといってもいいかもしれません。大事に大事に育てていこうと思います。これからは女性の役員がたくさん出てくるような気がします。その意味では、画期的な出来事だったと思います。これからの活躍に期待します。

 

 

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2011-04-21 09:58:48 | 日記

園長です。

 3月の東日本大震災では、多くの命が失われました。地震の被害もさることながら、「つなみ」の被害の甚大さには言葉もありません。この時期になって、「卒園式」をおこなったというニュースも涙なくしては見られませんでした。園舎が壊れても再生できますが、人間の命は再び生き返ることはありません。本当に残酷な自然からの脅威でした。亡くなった方々には改めてご冥福をお祈りいたします。

 さて、今日は保育園で「避難訓練」を行ないました。今年度最初の訓練です。新入園児にとってははじめての非常ベルの鳴る中での訓練です。非常ベルが鳴っただけでもパニックを起こす子もいます。何事も経験とその積み重ねが大切です。3月の大地震のときは、放送も途中で停電のため途切れてしまいましたが、私もいい勉強になりました。いつものことをいつも通りにできると言うことは大切です。いざとなったときは誰かがリーダーシップを発揮し、皆が不安にならないよう「ものごとを見極める判断力」が必要になります。今回の震災で、改めてその重要性を確認することができました。子ども達の命を守るためにこれからも訓練を重ねていきたいと思います。

 4月20日朝5時14分。私は3人の孫の「おじいさん」になりました。仙台から震災直後に救助してきた長女が予定日より3日早く3番目の子を出産しました。4時30分に自宅をでて、1時間も経たない内の出産でした。元気な女の子でした。泣き声も外に聞こえるくらい元気な声で、まさに「赤ちゃん」そのものでした。名前はまだありません。今の現状を払拭してくれるような明るい名前を付けて欲しいと思います。夕方、二人の孫を連れて、兄弟の初顔合わせをしましたが、4歳と2歳の兄と姉は母親との面会の方が嬉しいらしく、赤ちゃんはそっちのけではしゃぎまくっていました。騒がしいお兄ちゃんと、お姉ちゃんちゃんですがこれから仲良くしてくださいね。

 赤ちゃんへ  無事に生まれてきてくれてありがとう。君が生まれた年は、日本の歴史上に残る大惨事の年でした。お母さんのお腹の中で良く判らなかったかも知れませんが、君はこのじいじが、混乱する仙台から命がけで連れ出し、余震が続く4号線を8時間かけて八戸まで連れてきたのだよ。君はその内成長し、一人で大きくなったと思うだろうが、君の周りのたくさんの人が応援して君は産まれてきたことをわかって欲しい。君が生まれる少し前、東北地方から多くの命が失われました。君はその人たちの分も人生を楽しまなければいけません。辛いとも楽しいときもあります。辛いことは皆で分け合い、楽しいことは皆で盛り上げ、逞しく育って欲しいと思います。君の両親はケンカが多いかもしれません。でもそれは君たちの事を思ってのことだからあまり心配をしないでください。君のお兄さんとお姉さんは騒がしいです。君はそれに巻き込まれること無く、上手に甘えてください。そして家族、兄弟楽しく過してください。君たちは少し落ち着いたら君の父上が待つ、茨城県つくば市へ行くことになります。私達は歳だからなかなか行くことは出来ないと思いますが、病気などしないよう、よく食べ、よく眠り、丈夫な体をつくり、たまには八戸へ顔を見せにきてください。まずは、おめでとう。これからもよろしくお願いします。

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梅は咲いたか桜はまだかいな

2011-04-16 14:33:30 | 日記

園長です。

 梅の花が咲きました。今年の冬は寒さが厳しく、その上、3月には未曾有の大災害に見舞われ、今年は春が来ないのかと心配していましたが、季節は裏切りません。いつものように穏やかな春がやってきました。福島の原発や三陸沿岸の被災地の人々にも必ず、春がやってきます。いつの世でも夜が明けない朝はないのです。ここが辛抱のしどころです。

 我が八戸の町は先週は県議会議員の選挙があり、明日から市議会議員の選挙が始まります。東日本大震災の影響で選挙カーによる凱旋運動はしないことになったようです。静かなのは良いのですが、4年に1度のお祭り感覚が私にはあったので、少し寂しいような気がします。市議会議員は私達に身近な存在なので、しっかり話をきいて、「寄らば大樹の陰」に埋没しない自分の意見を言える人に投票したいと思います。この市議会選挙は身近すぎて知り合いがたくさんいるので、とても大変です。・・・でも意中の人はあの人しかいません。是非当選回数を伸ばし、実力をもっとつけて欲しいと思います。

 我が家の梅が咲きました。ばたばたと忙しくて、目が梅ノ木にまで行きませんでしたが、昨日、4歳の孫を車から降ろそうとして、ふと振り返ったら、見事に満開に近いくらい咲いていました。あまり大きな木ではありませんが、我が家を新築したときに妻の家からもらったもので、毎年見事な咲きっぷりをみせてくれます。品種は「かるうめ」といい、熟すと黄色になり、おいしそうな匂いがします。実はジュースにしたり梅酒(もどき)にしたり、工夫しているようですが、「梅漬け」はまだ作ったことがありません。腕がないわけではありません。量が揃わないのです。それにもらった「梅漬け」や「梅干」がおいしすぎて、作るまでもないからです。なんでもそうですが「もらって食べる」のが一番・・・かな。

 まだ桜が咲くのは先のようですが、今年は震災のための「自粛」が花見を寂しくしそうです。青森県は全国的に有名な「弘前城の桜」などは花見の場所には事欠きません。八戸では「八戸公園」「金吹沢公園」などが賑わいそうですが、私は、誰もいない山の中の一本の山桜に心を打たれます。みんなでわいわい見る桜もいいですが、一人でひっそり見る桜もなかなか風情があっていいものです。今年は趣味の渓流つりにもいっていません。仕事も一段落付いたようなので来週あたりのんびりしてこようかなと思います。・・・でも孫が2人来ているのでそうもいかないのかなあ。賑やかな孫達が今年の春を彩ってくれそうです。

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一段落

2011-04-06 09:37:03 | 日記

園長です。

 いやはや、この年度末、年度初めの忙しかったこと・・・。特に3月11日の大震災の後の忙しさは、これまでの54年間の中でも特筆する忙しさだったと思います。今年の元旦、家族が大移動するので事なきようにとお参りしたのが功を奏したのかどうかわかりませんが、この未曾有の大震災を我が家と保育園は無事に乗り切りました。今は平常の生活に戻っています。普通の生活がどれだけ大切なことか切実に感じています。

 3月と4月に5回仙台へ行って来ました。3月19日のことは前回のブログで書きましたが、その後、娘達の引越しのために2度、軽トラックで仙台を往復しました。娘達が住む仙台は震災で大パニック。引越しどころか荷物も運べない状況でした。運送会社は燃料不足のため軒並み開店休業。3月中の引越しをあきらめろと言ったのですが、次の借り手からいつ引っ越すのかと矢のような催促を迫られたとの事・・・。仕方がないので妻の父親から軽トラックを借りて、ガソリンを携行缶に詰めて開通したばかりの東北自動車道をひた走りました。29日には末娘の引越し完了、後は粗大ゴミだけ。しかし仙台市では震災で粗大ゴミの収集はしていないとの事。仕方がないので再び私の出番。もみじマークの付いた軽トラックにまたがり、並み居る大型トラックを追い越しながら再び仙台へ。29日も宮城県付近はガソリンを求める車がスタンド付近で並んでいました。そういえば19日に行ったときは、高速道路のサービスエリアでは入りきれない車が本線の路肩に2キロくらい並んでいて、高速道路を人が歩いていました。長年高速道路を走っていますが高速道路を人が歩いているのを見たのは初めてでした。それだけ今回の事情は厳しかったと言うことでしょう。仙台市内は軒並みスタンドは閉まっていて、あいているスタンドは数珠繋ぎの状態でした。それでも仙台から粗大ゴミを山のように積み込んで八戸へ帰らなければいけません。昔、東京の職場で教わった「南京縛り」で荷物をきっちり縛り、はやてのように高速道を駆け抜けました。最近の「軽」は馬鹿に出来ないくらいスピードが出ます。2400ccクラスの高級車をスイスイと追い抜いていく軽もいます。でも、荷物を山のように積み、もみじマークの付いた軽トラックに抜かれた大型トラックの運転手は悔しい思いをしたことでしょう。

 末娘の学校は15日に卒業式の予定でしたが、震災のため4月3日に延期になり、再び仙台へ。3月6日から数えて5回目の仙台です。今回は新車プリウスで快適な走りでした。腰も痛くないし、荷物もあまりありません。一般道で実証済みの燃費も今回も健在で、まさに経済的な車です。しかし、少しスピードを出しすぎたせいか、前回よりは燃費が伸びませんでした。やはり90~100キロくらいが適正なスピードだったようです。卒業式はとても素晴らしく、はじめて見る専門学校の卒業式に感動してしまいました。震災で学生が1名亡くなったそうですが、学生達を見守る学校の姿勢に胸が熱くなりました。式が終わり、3番目の娘が住むアパートで昼食兼夕食を親子4人で食べ、寂しそうな3番目の娘の見送りで八戸へ向かったのでした。

 3月末から4月にかけて、保育園はいろんな書類を出さなければなりません。特にうちの園は特別保育事業をたくさんしているので、その請求、実績報告などで目が回るほどの忙しさです。いつも大変なのに、今年は地震の影響もありなかなか仕事がはかどりませんでした。そんな中、卒園、入園と職員はいつもどおりの仕事をテキパキとこなし、子ども達、保護者といつもどおりの保育をしています。見守る保育を推進して7年が過ぎましたが、子ども達の成長もさることながら、保育士の力が確実についてきたことを実感しています。こんな非常時のときこそ保育園の実力、保育者の力が見えてくるのだと思います。保育園は子どもがいて、職員がいて初めて「保育園」と呼べるのではないでしょうか。みんなに感謝したいと思います。

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