園長のつぶやき

こんにちは 長坂保育園の園長です。日々成長する子ども達を見ながら、日頃の思いを綴ります。

前途多難の一年?

2013-01-22 10:43:57 | 日記

園長です。

 久々の登場です。いや~今年の冬は寒い。年が明けてから真冬日の連続です。昨年少し降った雪が解けずに、今月16日には10センチの積雪がありました。たまに寒気が緩むと、道路はぐちゃぐちゃ、次の日はそれが凍っててかてかになり、交通事故が絶えません。今が一年で一番寒い季節、栄養を蓄え、来るべき春に備えて残り少ない冬眠を全うしたいと思います。

 さて、年が明けて・・・あまり良い話はありません。というか、逆によくないことばかり起こっています。びっくりするくらいの凶事の連続です。そのうちの一つが、隣の保育園の園長先生の死亡です。昨年11月に全国保育研究大会で一緒に沖縄まで行ってきました。バイタリティあふれる元気な方だったのですが、「心不全」という病気でこの世に別れを告げてしまいました。たぶん、本人も全く考えていないことだったと思います。12月には「はばきぬぎ」もおこない、来年の名古屋大会にも行こうと息巻いていたのですから・・。今日はその告別式があります。先生の無念を伝えるかのように雪が降っています。細かい雪です。津軽には7つの雪があるそうですが、南部八戸の今日の雪は、「涙雪」になりそうです。細かくたくさん降る雪は「大雪」になります。悲しみを覆い隠すかのように・・・。ご冥福をお祈りいたします。

 保育園の園舎改築は1か月遅れで順調に進んでいます。明日は、「上棟祭」が行われます。現代ではなかなか経験することのない棟上げ式なので、子供たちと一緒に楽しみお祝いしたいと思い計画しました。先輩の宮司さんにお願いし、祈祷してもらうことになりました。保育園が安全に完成し、子供たちが幸せに生活できるようお祈りしたいと思います。最大のお楽しみは「散餅銭の儀」です。紅白の2種類の切り餅と、紅白のひもを通した5円玉をまいてお祝いする行事です。500個ほど用意しましたが足りるでしょうか。3歳以上児が参加する予定ですが、一般の参加者も可能です。たくさん参加してほしいと思います。今、雪が「もさもさ」という感じで降り続いています。この分では、夕方までに結構な積雪になりそうです。雪の中での「もちまき」も楽しいかも知れません。でも、よりによって・・・という感じです。やはり前途多難の兆候なのでしょうか。上棟式が終れば本格的に建築工事に入ります。今は、2階の床部分を張っていますが、外壁も内装も急ピッチで行われ行きます。今、保育園では、備品の調整作業を行っています。予算がないので、できるだけあるものを利用しますが、新しい園舎に古い・汚い備品では悲しいので、無い袖を目いっぱい振りながら、職員と相談しながら進めています。着々と新園舎が出来上がるのを見ていると、子供たちのたわいもない歓声が聞こえてきました。新園舎が子供たちにとって生活しやすく、楽しい場所であってほしいものだと思います。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

台風一家(一過)?

2013-01-05 11:04:51 | 日記

 園長です。

 新年、明けましておめでとうございます。

昨年末より寒い冬が続いています。昨日(1月4日)は、この冬一番の寒さでした。最高気温がー4度。道路は圧雪されつるつる、風が強く、おまけに横殴りの雪が襲ってきます。そんな中、市役所と銀行と保険所と税務署に出かけてきました。保育園というところはどうしてこんなに書類が多いところなのでしょう。年々、老眼が強くなっている身にはとても堪える書類の量です。パソコンを導入し、経理も給食もIT化し、仕事量を減らしたはずなのに、一向に減る様子はありません。世の中が忙しくなったせいか、私の頭が老化したせいなのかわかりませんが、今年も書類に追われる毎日が続きそうです。

 さて、昨年から孫たちが我が家に居座っています。3人の孫を、つくばから妻が連れてきたのが昨年の12月23日。孫たちの母親、父親は仕事のために29日から合流することになり、にぎやかなクリスマスを過ごしました。今日は1月5日。まだ2人の孫が居座っています。最初のころよりより強く、よりわがままに成長した孫たちはまさに台風。12月29日に3番目の孫と母親が来てからはさらに猛威を振るい、子供のパワーに圧倒されっぱなしでした。3日に母親が仕事にために3番目の子(1歳)だけを連れて帰ったときは、家じゅうに暴風警報が発令されました。それでも子供の変わり身には感心させられます。母親が玄関から姿を消した10分後には、急激に天気が回復し、「曇り時々晴れ」まで回復しました。親がいると甘えたくなるのはどこの家庭でも一緒のようです。

 その孫たちがいよいよ明日、つくばへ帰還します。嬉しいやら楽しいやら・・・。妻は私の背中をつつき、「明日帰るんだって・・・」と寂しそうにつぶやいていましたが、言葉とは裏腹に明らかに顔がうれしそうでした。一番上の孫は、4月には小学校へ上がります。ランドセルも父親方の祖父から買ってもらい期待に胸を膨らませているようです。問題は2番目の2歳の孫。女の子なのに兄に口でも勝ち、体力でも圧倒します。都会育ちのためか「~ジャン。」という姿は、勝ち誇った小悪魔そのものです。母親と別れる時のセレモニーも一番張り切り泣き叫びました。でも考えてみるとまだ3歳未満児なのです。怒られそうなことはまずしてみる。怒られたら、素直に謝らない。時には反抗的な言葉を発し、大人を挑発する・・・。世間では「気になる子」と言われても「違う」とは絶対言えない。それでもけなげに6日に帰る日を毎日バアバ(妻のこと、ちなみに私はジイジと呼ばれている)に指を折って教えている。連れてきたときと逆のコースをたどり、妻がつくばまで送り届けることになっている。しかし、これからの世の中、世間では気になるこかもしれないが、自分の主張を曲げることもなく、自分の進むべき道、進みたい道を切り開き、周りの雑音を気にしないのは、逞しく生きていけるという証拠なのではないでしょうか。変に助けを求めるよりは、よほどしっかりしているのだと思う。ただ、私としてはもう少し優しい女の子になってほしいと思っている。最近は物事をネガティブにばかり取り、自信のない子が増えているそうだが、ここはポジティブにとらえ、逞しく育っていると言っておこう。いるとうるさい、いなくなると寂しい孫たちだが、大人の思惑に負けないで元気に育って欲しい。15日間のにぎやかな生活ありがとう。しばらくはジイジとバアバは静かに暮らします。明日の昼には我が家も温帯低気圧から穏やかな高気圧に覆われそうです。

 何はともあれ、今年は良い年でありたい。園舎の改築は今日から再開しています。この寒い中、2階で骨組みを組み立てている姿を見ると、感謝の言葉しかありません。3月の完成をめざしていよいよ突貫工事に入ります。雪も気温もこれからが冬本番の八戸ですが、けがをしないよう頑張ってほしいものだと思います。昨年は、園舎改築のために、あまり子供たちと遊べなかったので、今年は新園舎と整備された園庭で楽しく、一緒に過ごしたいと思います。新園舎になったら、あれもしたい、これもしたい、といろんなことを考えていますが、是非実行したいのは、「カブトムシ捕り」です。昨年は園児の親から秘伝のカブト捕りアイテムを教えてもらい、大量のカブトムシをゲットしました。春になったらカブトムシの大好きな「なら」「しい」などの木を園庭の周りに植林し、一大昆虫園を作りたいと思います。1、2年ではできないと思いますが、中長期的には虫取りのできる保育園を目指したいと思っています。繁殖用の腐葉土も用意し、夏には小学生も招待し虫取り大会も面白いかもしれません。まだまだ夢のような構想ですが子どもたちの喜ぶ姿を思い浮かべながら楽しみたいと思います。本年もよろしくお願いいたします。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする