園長のつぶやき

こんにちは 長坂保育園の園長です。日々成長する子ども達を見ながら、日頃の思いを綴ります。

雪の古遠部温泉

2015-02-22 20:48:25 | 日記

園長です。

 久しぶりに八戸自動車道を走りました。八戸インターから自宅は車で3分の場所にあるのですが、なかなか高速道路を走る機会がなく11月から約3カ月ぶりでした。最近は仕事が忙しく、大好きな温泉にも近場しか行けなかったので、思い切って八戸の反対側「津軽」に行くことにしました。青森県は温泉の宝庫なのでいたるところに良い温泉が湧いていますが、その中でも薬効効果抜群の碇ヶ関の「古遠部温泉」を選びました。ここは「津軽選挙」で有名になった「平川市」にあります。市会議員のほぼ全員が「収賄」容疑で逮捕された日本で一番有名な市です。あまり自慢にはなりませんが、その中の2人ほどは個人的に知っています。今は少し静かに暮らしていること思います。

 さて、この古遠部(ふるとうべ)温泉は、秋田県の県境にあり、ものの5分で秋田県に抜けることが出来ます。この辺りは知る人ぞ知る「温泉銀座」で近くには、「碇ヶ関温泉」「塔の沢温泉」「日景温泉」など薬効効果に優れた温泉がたくさん存在しています。何に効くかはそこそこで違いますが、一般的適応症のほか、アレルギー疾患、運動機能障害、尿結石などに効くようです。特に病後の健康回復に良いということで今の時期は「湯治」客がたくさん利用しているようです。私は、機能回復に関心があるのですが、そちらの方の効能は不明なようです。何の機能回復かって?・・・これは個人情報保護に当たるので秘密にしたいと思います。

 この温泉は、「湯治に来た客が来るときは、足を引きずり、杖をつきながら歩いてきたのに、帰るときはじゃんじゃん歩いて帰った。」と言われるほど薬効がある温泉で、看板にも「療養古遠部温泉」と書いてあります。この近辺は鉱山が多く、その昔、鉱山調査のために地質を調べていた時に発見された温泉で、運動機能障害には顕著に効果が現れるようです。湯船は4畳ほどで浴場自体は20畳ほどで10人の入れば一杯になります。「含石膏弱食塩泉」という泉質のためか、総檜作りの湯船は石膏でかたまり、レンガ作りのようになっています。ここの温泉の一番の魅力は「味」です。この温泉は「甘い」味がします。砂糖の様な甘さではなく、「味の素」の様なコクのある甘さです。多分この温泉で「湯豆腐」などすれば、最高のうまみになると思います。

 私たちが入ったのは午前11時30分で12時には1回上がり、食事をして少し休み、2回目は1時間ゆっくり浸かり2時30分くらいまでいました。入浴料320円。大広間で休憩ししながら入っても650円。まるで「湯治気分」を味わえます。食事はリーズナブルなのですが、11時までの予約が必要です。私たちはおかみさんに何とか許してもらい「山菜そば」を特別用意してもらい食事にありつけました。ここは山の中の一軒宿なので他には食べる場所もなく、本当にありがたかったわけです。2月下旬といえども、ここはまだまだ山奥。春のひさしにはなってきましたが、積雪1メートル50センチほど。除雪は自家用車で行うので完璧とは程遠く、ずるずる滑り、ハンドルを取られながらやっと進むことができる状態です。対向車が来れば万事休す、きっと応援を頼まないと脱出不可能だと思いました。帰りはくだりだったのですが、雪解けのためにハンドルにしがみつきながら運転してやっと国道に出ました。ここはまだまだ雪国。お客さんも少なく、本当にのんびりした一日でした。明日からまた忙しい毎日が続きます。あと1週間で3月です。本当の春が待ち遠しい園長でした。

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えんぶり

2015-02-19 14:23:31 | 日記

園長です。

 木偏に八と書いて「えんぶり」と読みます。800年の伝統を持つ、青森県南地方の一大イベントです。国の重要無形文化財にも指定されており、八戸はえんぶり一色に染まっています。保育園の近くに「根城」という日本の城百選に選ばれた平城があり、毎年ここで「えんぶり写真コンテスト」が行われます。えんぶり組3組くらいが順番で舞や摺り(すり)をおこない、その姿を写真に撮るというものです。全国から素人カメラマンが訪れているようです。雪の中で舞うえんぶりは幽玄で趣があります。昨年は記録的な大雪に見舞われ、見る方も見せる方も苦労したようですが、えんぶりには雪が似合います。特に夜、「かがり火」に照らされた烏帽子や太夫の一心不乱な舞には感動を覚えます。私も夜のえんぶりは1度しか見たことがないので大きな顔はできませんが、更上閣で見た「お庭えんぶり」は最高でした。もっとも「せんべい汁」や「甘酒」も出されたので、よけい印象が良かったのでしょう。その時も雪が積もっていて、粉雪がかがり火に照らされ輝いて見えました。

 保育園には毎年「新組えんぶり組」が子供たちにえんぶりを披露してくれます。今年は子育て支援センター開催の時間帯だったので「ねっこジュニア」に参加の子供たちも一緒に見学しました。なかなか見ることのないえんぶりの摺りや子供たちの祝舞など熱心に見ていました。子供たちは恵比寿舞の餌(飴)につられ、大騒ぎしていましたが、太夫の摺りの時はさすがに真剣に見つめていました。長坂保育園の園児や卒園児、元保護者、現保護者も多数参加しており、子供たちから喝さいを浴びていました。この中には、先月保育実習に来た八戸短期大学の学生も参加しており、楽しそうに子供たちの面倒を見ていました。このえんぶりは、地域の中で人と人の関係を結びつける素晴らしい伝統行事だと思います。伝統行事は継承者不足に泣かされていますが、このえんぶりだけは世代交代がうまくいっているようです。頂点はえんぶりを摺る「太夫」ですがそれを取り巻くいろんな役を子供たちや大人が支えています。こういう行事は長く生き残るのだと思います。えんぶり組が帰った後は園児だけの「えんぶりコンテスト」をおこない盛り上がりました。明日一日しかないえんぶりですが楽しみたいと思います。

 今年は暖冬で、えんぶりを見る方は楽ですが、趣に欠けるようです。今日の朝も雪は降ったものの、すぐに解けてしまいました。夜の街も、えんぶり一色で、門付けのえんぶり組で中心街も賑わっていました。なぜ、夜の中心街に出かけたって?・・・それは、昨日大変な思いをしたからです。午後2時から始まった会議は延々と4時過ぎまで行われ、やっと来年度の役員が決まったのです。2年に一度の役員改選は、いつもすんなり決まったためしはなく、関係者には地獄の時間になっています。今年は来年度からスタートする子ども子育て支援新制度に向けて、規約の改正もしたので余計時間がかかってしまいました。終わったと、何人かの園長に「反省会とご苦労さんかい」をやろうと誘われ、重い気分を引きずりながら夜の街に出たのでした。夜の街は、えんぶりでにぎわっていました。少し時間が早かったので、わざわざ「みろく横丁」の中を通り、ロー町に抜け、吉永小百合が大人の休日のロケで有名になった「やまき」を素通りし、長横町を横断し、岩泉町のいつもの場所へいきました。反省と愚痴と不安と期待の混じったアルコールは、弱っていた体に敏感に反応し、すぐに酔ってしまいました。慰めと同情と叱咤激励をいただき早めに家路につきました。今日の朝は頭が重く、目は腫れぼったく膨れ、一目で飲み過ぎ・・とわかる状態でした。人はこれを「二日酔い」と呼ぶそうです。まあ、仕方がない。飲んでしまったものは元に戻らない。今度から気を付けよう・・・と何度誓ったことか。まあ、そういうことで少しだけ気分が落ち込んでいる園長でした。

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建国記念の日

2015-02-11 18:34:47 | 日記

園長です。

 今日は建国記念の日です。保育園はお休みです。久しぶりの休日の感じです。日曜日以外に休めるのは何となくお得感がして「やったあ」という感じです。おかげで今日は、午前中はテレビの映画、金田一耕助シリーズ「悪霊島」を観ました。横溝正史シリーズは大学生の時、暇な時間でほとんど読みました。当時は「犬神家の一族」が映画化され、「読んでから見るか、観てから読むか」というキャッチフレーズが流行しました。ついでに当時印象深く読んだ本に、森村桂の「天国に一番近い島」があります。若かったせいもあり一気に読んだ記憶があります。また、先輩にもらった超長編の「阿片戦争」上下巻も読破しました。あの頃は本当に時間が有り余るくらいあり、一日をどうやって過ごそうかと真剣に悩んでいたような気がします。私たちのころは、「ゆとり教育」の最たるもので、高校の先生も三者面談の時に「大学は社会勉強のため。」などと我が家の親に説明していました。今、そんなことを言ったら保護者からクレームの嵐が来そうです。今は昔。昔の時間が今の時代にあったらもっともっと仕事がはかどるのに・・・。たった40年前のことなのに社会の変化はすさまじいものがあります。今は、忙しすぎるのではないでしょうか。もっと自由を・・・。自分だけの時間が欲しい・・・。えッ、学生時代十分に遊んだからいらないだろうって・・・そういうわけにはいかないのです。老化も考えなければ・・。

 さて、お昼からは「温泉」に行ってきました。私の友人が「最近の楽しみは温泉に入って、ゆっくりすることだ。」と言う言葉に、「年寄り臭いなあ。」と笑っていたのですが、私も、まさに「年寄りの楽しみ」にどっぷり浸かってしまいました。なんだかんだいって忙しい日が続くと、「温泉に浸かりたい」というきもちがむくむくとわき起こり、いてもたってもいられなくなります。塩味の聞いた近くの「沢里の湯」か「八戸温泉」がいつものパターンですが、たまに妻とドライブを兼ねて遠出することもあります。そんなときはだいたい新郷村の「野沢温泉」か五戸町の「まきば場温」、南部町の「福田温泉」にいきます。今日は、回数券を使って「八戸温泉」にいきました。ここは、朝5:00からやっていて「朝風呂」を求めて多くの人が入りに来ます。朝の風呂は、お湯もきれいで、とても癒されます。私はここの「ぬるゆ源泉」と「サウナ」がお気に入りで、時間があれば3時間くらい入っています。今日も約3時間ゆっくりサウナに5回入り、休憩の椅子で居眠りするくらい休み、料金以上の温泉を堪能しました。

 明日からまた忙しい毎日が続きます。今日はしばしの休息を楽しんだ園長でした。

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三寒四温

2015-02-10 10:47:15 | 日記

園長です。

 「暖冬」だと喜んでいたら、2月とともに「冬将軍」が居座ってしまった。この時期特有の湿った大雪はまだ降っていませんが、厳しい寒さはやがて訪れる「春」を予感させます。あと1週間で八戸は「えんぶり」です。本格的な春の訪れももうすぐです。

 2月は28日しかないので「ラッキー」なのか「アンラッキー」なのかわかりませんが、今の私にはものすごい速さで1日が過ぎ去っていく感じがします。12月26日に「幼保連携型認定こども園」の申請をし、1月に「確認事項」が県からあり、回答書と学校薬剤師の就任などほぼ提出書類は出し尽くした感があります。「果報は寝て待て」ということわざがありますが、寝てなんかいられない。認定こども園移行に伴う就業規則、給与規定をはじめとした規則の改定、職員人数の確認・・・。実際の4月からの入園等の契約などまだまだ決めること、準備しなければならないことなどたくさんあります。1月に入り、新入園の申請などてんてこ舞いの毎日ですが、制度自体が確定していないので、やっていることが正しいのかどうか判断が尽きません。たとえば、「公定価格」ですが、このなかで謳われている1号認定と2・3号認定の職員配置がすっきりしない。国はこれまでの「認定こども園」の考え方しか示していないが、保育園から移行する認定こども園は、1号認定が少人数(10名以下)が多いと思うが、あの公定価格のソフトでは、どこまで職員を配置したら「加算」になるのかわからない。クラス編成加算、チーム保育加算、主任専任代替加算、休憩保育士加算、保育標準時間加算など職員がいなくても加算になるのかどうか判断がつかない状況です。こども子育て支援新制度自体の予算は、十分な確保に至ったようですが、実際に使う配分、条件などがまだ不明(私には)です。毎日、1月22日に出された資料5「公定価格に係る調整課題について」を見ていますが、認知症を思わせる症状が出て、なかなか理解できない状態です。最近は、国も県も市も、丁寧な説明がないので右往左往の毎日です。いつになったら頭がすっきり、くっきりするのでしょうか。

 今日が一連の寒波の最後だということですが、早く暖かくなってほしいものです。季節は春に向かって進んでいますが、気持ちの方は一向に春を迎える雰囲気ではありません。インフルエンザはひところの流行時期が終わりましたが、それに代わる「胃腸炎」や「熱」の発生が気にかかります。今週末の土曜日は2歳児の「クラス懇談会&給食試食会」があります。10月25日から始まったクラス懇談会もやっと終了になります。5か月にわたりじっくり話し合いをしてきましたが、これから来年度の計画を立てますが、よりよい保育を目指したいと思います。参加していただいた保護者の皆様には大いに感謝します・・・・まだ終わってなかった・・・。来週は、私にとって大きな意味のある会議があります。できれば、穏便に、静かに過ぎ去ることを期待します。今まで本当に忙しい日々を過ごしてきたので、少しゆっくり保育・教育に取り組みたいと思っています。4月からは新制度が発足します。いろんなことを考えながら長坂の子供達の最善の利益をまもるために頑張りたいと思います。2月19日の「えんぶり鑑賞会」は、すっきりした顔でえんぶりを見たいと思います。

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