園長のつぶやき

こんにちは 長坂保育園の園長です。日々成長する子ども達を見ながら、日頃の思いを綴ります。

大雪注意報

2012-01-28 13:29:56 | 日記

園長です。

 今朝、今冬一番の雪が降りました。積雪なんと2センチ。津軽の人たちから顰蹙を買うかもしれませんが、八戸ではそれくらい雪が降っていません。テレビでは毎日のように記録的な大雪ということで青森市の惨状が紹介されますが、本当に南部に生まれて良かったなあとつくづく思います。

 1月も残りわずかになりました。1年の12分の1が過ぎ去るというのに、仕事が遅々として進みません。こんなブログを書いているからなのでしょうか。最近は書き物を頼まれることが多くなり、非常にへこんでいます。元来物を書くこととしゃべることが嫌いなので断ればいいのに「本当はいやだけど何とかしましょう。」などと安請け合いをしてしまいます。そして後で「どうしよう、何をどう書いたらいいかわからない・・・。」と妻に愚痴を言うことになります。妻曰く「自分で受けたんでしょ、何とかしたら・・・。」・・・ごもっともでございます。み~んなわたくしが悪いのであります。それと、もう一つ重大な問題が・・・。物忘れが激しくなってきて「固有名詞」が「代名詞」に負けるようになってしまい、話が次に進まなくなったのです。それに加えて、「字が見えない」(読めないのではない。文字が老眼のために見えないのである。)・・・これには参った。字が見えないということは、すべてがいい加減になってしまうことに気が付いた。なんとなく見たつもり、読んだ気がする・・・。最悪なのは同じ単行本が家に3冊もあることがある。本屋で買うときは、まったく読んだ記憶がないので自信たっぷりで買ってくるのだが、最近買った本の中にそれを見つけると「ガ~ン」という感じで落ち込んでしまう。でもいいこともある。何回読んでもまったく内容を思い出せないので、いつでも新鮮に読めることだ。はなはだしいときは、読み終えて、もう一度最初から読みだすと、まったく初めて読むような気がすることだ。きっとうちの中にある本は、いつまでも新鮮に読むことができるのだろう。

 さて、我が家の長女(嫁に行った)が「おたふく」にかかったと連絡がきた。妻が長女の母子手帳を調べてみたら、やはり子供の時にかかっていないと言う。はしかやおたふくは子供の時にかかっておかないと大人になってかかると重症になるといわれている。まして子供が3人もいて、母親自らが感染症にかかったなんて、笑いごとではない。こんな時には「だんな」の出番・・・ところが旦那は長期出張だという。来週の水曜日まで母子家庭だという。まだ5歳、2歳、0歳の子供をかかえてどうするのだろう・・・・。今日の朝一番で妻が「つくば市」へ駆けつけることになった。去年までは1時間30分で行ける「仙台」だったのだが東日本大震災以降旦那の転勤で「つくば市」に引っ越したのだ。つくば・・・は遠い。八戸から東京まで行き、秋葉原でつくばエクスプレスでつくばまで乗り換えを含めて5時間近くかかる。新幹線が通ったばかりに、距離は東京より近いのに時間は倍近くかかってしまう。それでもかわいい子供と孫には勝てない。困ったときの「親頼み」。私たちもいつか通ってきた道だ。子どもにとっては本当にありがたいものだ・・・と思っているのだろうか。少し疑惑もあるが、今回は孫たちの一大事も重なったようなのでつくばに旅立ったのだ。孫の一大事とは・・・上の長男が「おたふく」、2番目が長男の体当たりで「鼓膜が破れた」て救急病院に運ばれたこと、3番目は何でも口に入れるようになったことだそうで、とにかく一家の一大事なのである。今頃つくばは大騒ぎになっていることだろう。人生にトラブルはつきもの、気持ちを大きく持ち、深呼吸して乗り越えたいものである。

 午後になってようやく太陽が出てきた。今日は朝から雪で、保育園では外で雪遊びをする子供たちで大賑わいだった。4歳児は保育参加&給食試食会で親子で楽しんでいたようだが、外の子供たちは鼻水を垂らしながら、雪だるまや雪合戦を楽しんでいた。それにしてもここ1週間は寒かった。連続真冬日の更新中だが、そろそろ寒いのは飽きてきた。早くほんわかとした気温が欲しいものである。八戸では来月の17日から「えんぶり」という春を呼ぶ国指定民族重要無形文化財に指定されている伝統行事が行われる。子供も大人も楽しみにしている行事だ。南部の春は「えんぶり」から・・・とも言われている。でも、私の感じでは3月中ごろに来る季節外れの湿った大雪「彼岸じゃらく」が来ないと春は来ない気がする。いずれにしてももうすぐである。1月に入ったら、新入園の書類、卒園児の書類と、季節の変わり目、年度の変わり目の仕事がたくさん出てきた。保育園の仕事はこれからが一番忙しいような気がする。インフルエンザも怖いし、頭のボケも怖い。年をとるのは万人同じだが、目に見えない衰えは確実にやってきているようだ。なるべく見ないように、他人に悟られないように静かに生きていこうと思います。今日は土曜日。いつもにぎやかな副園長(妻)もいない・・・。静かだ・・・静かなのにこれくらいの文章しか書けないのは老化というより「中年性痴呆」(若年ではなくなった。本当は真正かも)のせいかもしれません。みんなで私をいたわってください。

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総合こども園

2012-01-19 16:20:32 | 日記

園長です。

 平成25年度から段階的に導入予定の新子ども・子育て新システムの幼保一体化施設の名称が決まりました。「総合こども園」呼ばれる幼稚園と保育園が一体となったこの施設は保育園が3年で、幼稚園は期限なしで収斂されるようです。期限なしで収斂されるという言い方もおかしいのですが、よほど幼稚園業界の反発が強かったようです。これで幼保一体化といいながらも実は保育園改革だけが行われる子ども・子育て新システムは事実上OKサインが出たようなものです。とはいっても消費税が10%にならないと発足できないこの制度はまだまだ紆余曲折する可能性はあります。それにしても幼稚園団体のごり押しはすさまじいものがあったようです。内閣府の審議の様子を聞いていても「私たちは保育園になりたくはない。」とはっきり言う姿には、この人たちは本当に子どものことを考えているのだろうかと疑問すら覚えました。幼稚園の教育もいいですが、今の日本の状態を考えると、「就労支援」は避けて通れない問題だと思います。幼稚園だけが「幼児教育」をしているという大きな錯覚は早く捨て去ったほうがいいと思います。誰だって変化は好みません。これまで通りのほうが慣れているし、やりやすいのは当然です。でも時代は変化しているのです。好む、好まないにかかわらず、変わらなくてはいけない時があるのだと思います。それが今です。これまでの「右肩上がり」の時代は終わったのです。政治家や経済学者は「景気の回復」を声高に叫びますが、人口も減少、子供も生まれない右肩下がりの状況では考えられないことは当人たちが一番知っているのではないでしょうか。そもそも、この幼保一体化の出発点は「待機児童解消」が大前提であり、足りない保育所の代わりに幼稚園に引き受けてもらおうということだったはずです。幼稚園に移行の期限が設けられないのはなんの解決にもならないと思います。第一、待機児童がいるのはほとんどが大都会の政令市、中核市です。青森県には待機児童はいません。日本の人口の2割は東京周辺に集中しています。近郊のとれた国土開発になっていないからです。まして、地方は景気も雇用もドン底です。若者は職を探しに都会に出るのです。都会はますます待機児童が増え、地方は定員割れが激しくなっていくのです。所詮負け犬の遠吠えなのはわかっていますが、都会の子と同じ条件で地方の子にも手厚い支援をしてほしいものだと思います。

 最近、北国の天気は大荒れです。記録的な積雪、記録的な寒波、そのうえこの制度改革・・。私たちの心はいつになったら平穏になるのでしょうか。

 「氷が溶けたらなにになる。」という問いに、「春になる。」という発想が生まれる子供たちを育てるには、私たちが心に余裕を持たなければなりません。いい保育はいい保育士が行います。よい保育士を育てるにはそれなりの投資をしなければなりません。保育園は「人が人を育てる素晴らしい場所」なのです。子供たちが素直で、元気に、丈夫に育つにはよい保育士の存在が欠かせません。保育士が自信と誇りを持てるような制度にしてほしいと心から願います。何回も言いますが、子どもを大切にしない国、子供が生まれない国は亡びるのです。日本がそうならないように祈るばかりです。

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お正月

2012-01-09 16:42:54 | 日記

 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

 昨年12月22日につくば市からから孫達がやってきて、本日1月9日にやっと帰りました。たった3週間でしたが、3人の孫はまるで台風のように暴れ回り、大人達を振りまわしてめでたくお帰りになりました。午前10時57分の新幹線で帰ったのですが、帰った後の静けさは「祭りの後の静けさ」のごとく、せいせいした・・・ような感じではなく、なにか寂しいようなうら哀しいような感じがします。5歳、1歳、0歳の泣き声の3重奏はとても迫力があり、なにも考えられない空白の時間を醸し出します。特に1歳児の孫は女の子なのに我が家では「怪獣あやゴン」と命名されその暴れ振りは「もっと大きくなってから八戸に来てね」と呆れかえられています。

 孫はかわいい。確かにかわいい。でも我が家の孫達はとてもうるさい。0歳の乳児はやっと9カ月になったが、「人見知り」が激しく、私が抱っこすると火がついたように泣く。前回来た時はお風呂に一緒に入ったが、今回は2度しか入れなかったが、2度ともお風呂で大泣きをされ、危うくおぼれさせそうになった。お正月は久しぶりで家族全員揃ったので、3人の孫を大人5人で見たのだが、それでも大変だった。しかし、うらを返せば、娘は毎日つくばで、この怪獣3人を相手に奮闘しているわけで、大変だなあと思ってしまう。今回は妻が一番大変だったようで、孫達がいなくなった居間のこたつですぐに寝てしまった。本当にご苦労様。

 そういうことで、少し静かになったので、これからボチボチブログも更新したいと思っています。最近心に余裕が無くなったせいか、気のきいたコメントやユーモアがある文章が書けなくなりました。私の今年の運勢は悪くないようですので、自分の考えていることや思っていることをしっかり言葉や文字にして表に出していきたいと思います。真面目もいいけど、たまにはハメをはずすくらいの無茶もしてみたいと思います。とりあえず今年も飲み過ぎと運動不足に注意しながら頑張ります。

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