園長のつぶやき

こんにちは 長坂保育園の園長です。日々成長する子ども達を見ながら、日頃の思いを綴ります。

今、何時? いちだいじ!

2015-09-24 15:08:18 | 日記

園長です。

 妖怪体操ではないですが、本当に焦りました。ことの詳細は、シルバーウィークに突入した19日の夕方。わが園は土曜日も普通に保育するのでシルバーウィークといっても「平日」です。さすがに登園するする子も少なかったので「定時退園」(17:45)することが出来ました。我が家には4番目の娘が中学校入学祝いに私の友人からもらった「ラブラドール・レトリーバー」という大型犬がいます。犬の名前は「ゴン」。娘は仕事をしているので犬の散歩は私に回ってきます。この日も、私が帰ると狂ったように吠えまくり「散歩に連れていけ」とせがまれました。時間は午後6時少し前。太陽も西に傾き、私の大好きな「暮れなずむ時間」の少し前。暗くなるとやばいので大急ぎで出かけました。コースはいつものコース。我が家から山道を10分くらい歩き、大きな道路に出て、歩道を約20分歩き、我が家へ戻るというコースです。メタボの私にはちょうど良い(健康的には物足りない)距離だと思っています。その山歩きの最中、ここ数日、雨が多かったせいか、山道の土手に「かっくい」(正式名称:ならたけ)が「あなたのために出ています」状態に発生していました。昨日は見えなかったので、たった一日の成長で「キノコの山」が出来上がっていたのでした。犬の糞用にいつもビニール袋を持って歩くのですが、糞ではなくキノコでふくろはいっぱいになりました。先を急ぐ犬とキノコを採りたい私との綱引きは、時には腕を引きちぎられそうになるまで続きましたが、ふた袋採ったところでおしまいにしました。途中、「ぼとッ」となにか落ちたような音がしましたが、キノコの収穫と犬の散歩で深く考えませんでした。大きな道路に出てから、しばらく歩いたのですが、キノコが邪魔でなりません。あたりはだいぶ暗くなり、来た道を戻ることにしました。そこで「キノコ大量収穫」を我が家へ報告しようと胸ポケットに入れておいた携帯電話を探しました。・・・あれ、ない。出かけるときは胸ポケットに入れたことを確認したので、持って出たことは間違いありません。よくよく考えてみたらあの時の「ぼとッ」が怪しい。きっとキノコに夢中になっていてポケットから落ちたに違いない。急いでそのあたりを探しましたが、暗くなり良く見えません。老体に鞭うち駆け足で家に戻り、出産で我が家に滞在していた次女から携帯を借りようとしたら「スマホ」なので使えない・・・私はまだ「ガラケイ」を使っているので最新式のスマホは使えない。確か妻が持っているのは「ガラケイ」のはず・・・。妻から奪い取るようにして元の山道へ・・・。あたりはすっかり暗くなっていて老眼の眼には携帯の字も見えない。目が悪いのに眼鏡を外さないと良く見えない。何とか私の携帯へ電話するとつながるのだが、すぐ留守番電話になってしまう。保育園にも電話して携帯にかけてもらうが音信がない。そうだ東京へ研修に行ったとき「マナーモード」にしていたのだ。しかも地面は柔らかい土と草が生えているので、机の上のようには響かない・・・。半ばあきらめて、これで最後と後ろを振り返ったら・・・何やら緑色に怪しく光る物体が・・。あった・・・。私の黒い形態が娘からの通信を受けて光っていたのだ。その日の夜には雨が降り、あのまま一夜明けていたら・・・と思うとぞっとする。まして、個人情報がたくさん詰まった携帯が誰かの手に渡ったら・・・なんて考えるだけでも恐ろしくなる。あたりは蚊が私の汗を嗅いでぶんぶん飛び回り、汗が眼鏡に飛び散り、散々な犬の散歩となりました。

 次の日の朝も散歩に出かけ、またしても「かっくい」をビニール袋に一つほど収穫してきました。このきのこは保育園で10月7日に行われる「キノコ汁会」の実として子供たちに食べてもらおうと思っています。それにしても老眼になり「夕方」の落し物は非常に大変な目にあいました。今何時?いちだいじ・・・という妖怪体操のフレーズがシルバーウィーク中、耳の中に流れていました。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シルバーウィーク

2015-09-19 11:41:48 | 日記

園長です。

 例年、「大型連休」と言えば、5月の連休、俗に言う「ゴールデンウィーク」です。しかし今年は9月にも4連休があり「シルバーウィーク」と呼ばれています。大きな企業では本日から5連休の会社もあるようです。保育園は零細企業なのでしっかり「暦」通りの開園です。天気の良くないので、登園する園児はあまり多くはないのですが、その分職員もお休みしているのでしっかりした保育を心がけています。

 私の家には現在、私たちの次女が新生児とともに暮らしています。明日でちょうど1か月になります。泣き声も力強くなり、さすがに隣の部屋では仕事にさしつかえるので私だけ2階に避難しています。無くときは妻と二人係りで抱っこしたり、ミルクをあげたりしています。夜中に2時間おきくらいに泣いて起きるようです。最近は、泣き声にも「温度差」があるのがわかります。眠いのか、おっぱいが欲しいのか、おしめの交換なのか・・・。要求により泣き方、声の大きさが微妙に違います。たまに私が抱くと、じっと私の顔を見ています。そしてあくびをし、口を動かします。なんともかわいい仕草です。そのうち機嫌を損ねたように大泣きを始めるので、そこで交代をします。両手に赤ちゃんのぬくもりが残り、「私はじいさん」と実感します。「孫はかわいい」とよく言われますが、まさにその通り。あと何人の孫に恵まれるかわかりませんが、「まごかて」を楽しみたいと思います。

 その孫が、このシルバーウィークに「帰る」という。帰ると言っても娘たちの家と我が家は数キロ、歩いても15分くらい、車だと3分くらいの距離なので、長女の子供たちみたいに「つくばへ帰る」という状況ではありません。今年の5月に引っ越したばかりの娘たちの家は、旦那が一人で守っています。これから親子3人での生活が始まります。たまにはお手伝いに参上したいと思いますが、しっかり育ててほしいものです。これからお宮参りなどいろいろ子供の行事があるので頑張ってください。孫たちを見ていて自分の子育てを反省しています。保育園ではいいことを言っても、我が家では父親失格だったと思います。だからこそ「まごかて」に力が入るのかもしれません。あまり力にはなれないと思いますが、これからもよろしくお願いします。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

わくわく教室2

2015-09-18 16:14:28 | 日記

園長です。

 先週から今週は目が回るくらいの忙しさでした。それに大雨の被害が重なり、いつもは楽しみな「出張」が苦痛になっています。特に先週の山形は、台風の影響をもろに受け、「本当に帰れるの?」という状況でした。ジャンボタクシーに救われ何とか仙台にたどり着き、事なきを得ましたが、帰りの新幹線で見た「川の氾濫」の状況には心が痛みました。

 そして今週初めの「東京」での「認定こども園研修」では仙台から先の「川の氾濫」を見せつけられました。広い河川敷はまだ濁流が流れ、たくさんのごみが散乱し、柳の木が根こそぎ水流に流され、至る所で障害物になっていました。あの4年前の3.11の津波と同じような光景が見られました。一日も早い復旧を心から願いました。

 さて、そんな中、今年から新たに保育に取り入れた「わくわく教室」が16日に6回目を迎えました。今年は1年を通して12回行う予定なので、ちょうど半分になりました。認定こども園に移行するに当たり、なにか特徴的なことを・・・と考えていましたが、当園の理念に合致する「運動をしながら心と体を鍛える」という指導をしてくれる素晴らしい講師に巡り合い「わくわく教室」と名付け事業を始めました。外部講師なのですが、わが園で行っている支援センターのマタニティビクス、ベビービクスの人気講師でもあり、すんなり進めることが出来ました。最近は「教育」という名のもとに「英語指導」や「英会話」など行っているところが多いのですが、私は、「子どもは体力」、そこから考える力や忍耐力が養われると思っています。太陽先生は私の考え方と近く、体を動かすことにより筋力、持久力、柔軟性を総合的に高めながら体のコンデショニングを整える指導や親子のスキンシップ体操、産後のママケア(ベビーマッサージ)指導などを行っています。そして子供たちの脳を刺激する「シナプソロジー」の指導も得意としています。年長と年中の子供たちが月一回、1時間づつ指導を受けるのですが、毎回笑い声や歓声が絶えない時間帯になっています。職員も参加するのですが、とても参考になる指導方法だそうで、今月は職員にも指導してもらうことになっています。太陽先生が自家用車で来園すると「太陽先生コール」が起こるほど子供たちから絶大の信頼を得ています。それまでは「園長先生コール」がたまにありましたが、いまではすっかりかすんでいます。でも、東京の研修のお土産で子供たちに「飴っこ」を買ってきたら2,3日は「園長先生ありがとうコール」がありました。「ものでつる」ことしか私には勝ち目がないようです。

 幼保連携型認定こども園教育・保育要領には「環境を通して行う教育及び保育が基本と謳われています。その中で園児一人一人の特性や発達の過程に応じること。遊びを通しての指導を中心としてねらいが総合的に達成されるようにすること。とあります。まさに「わくわく教室」はわが園に必要な活動になっています。このような活動がどんどん広がっていけば、子どもたちにも良い刺激になり、望ましい成長につながっていくのではないでしょうか。私ももう少し成長したいので、次のわくわく教室には特別参加しようかと一人で考えています。でも子供たちには勝てないだろうなあと落ち込んでいる園長です。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

陸の孤島

2015-09-13 09:15:53 | 日記

園長です。

 このたびの水害にあわれた方々には、心からお見舞い申し上げます。ここ数年、大雨の災害が多発しています。そして火山爆発、台風、竜巻・・・。確実に地球の環境が変化していることがわかります。そしてこのたびの茨城、栃木、宮城での水害は大きな被害を呼び起こしました。地球温暖化が一因と思われますが、この先どうなっていくのか少しばかりではなく心配な今日このころです。

 さて、私は9月10、11日と「山形」へ行っていました。ちょうど台風17号が茨城県や栃木県を猛襲しているさなかでした。「台風に向かっていく」というなんとも気が滅入る出発でしたが、仕事なので仕方がない。仙台までの東北新幹線は順調でしたが、仙台から山形までの「仙山線」が怪しい。11時18分発の山形行きが「山形新幹線が運休」ということで出発が遅れるとのこと。まして出発はするが、途中で引き返す、あるいは途中の「愛子」(あやし)駅で降りてもらうかも・・・覚悟して乗ってください。とのこと。何の因果でこんな目に逢わなければならないのか・・・。それでも私たちの乗った列車は途中で止まることもなく、無事に山形へつきました。この後に乗った県保連会長は「愛子駅」で下ろされ、山形まで2時間かけて(電車だと1時間ちょっと、高速だと1時間弱)タクシーで行ったそうです。タクシー代も相当かかったとか・・・。私ならきっと引き返したと思いますが、会長は「講演の講師」だったので頑張ったのでしょう。本当にご苦労様でした。

 と、ここまでは順調だったのですが、翌日、台風の影響でとんでもないことに・・・。テレビのニュースでは知っていましたが、関東、東北に特別警報が発令され、交通機関は全面ストップ。電車、高速道路、一般道も一部閉鎖・・・山形から出られない。まさに「陸の孤島」となってしまいました。ホテル関係者は「もう一泊いかがですか」などと冗談を言っていたが、そんな言葉も上の空。頭の中は「どうやって仙台まで戻ろうか」でいっぱいになっていました。山形市は台風一過で雨も止み、晴れ間が広がっていましたが、川が増水して危険水域だという。仙山線は奥羽山脈を越えるので山あり、谷ありの山岳路線。夕方5時まで運休だという。福島からの山形新幹線は昨日から運休。さあ、どうする。研修会どころではなくなりましたが、それでも会議は淡々と進み、30分ほど繰り上げて終了となりました。青森県と岩手県から6名が急遽、ジャンボタクシーで仙台まで行くことになり、タクシー会社に予約。3時間とタクシー代4万円以上は覚悟して下さい・・・それでも拒否権は使えない。覚悟して乗ったら「高速道路の規制解除」という無線連絡。タクシーは一路高速で仙台まで行くことになった。おかげで1時間弱、料金も格安ですんだ。本来であれば風光明美なところで見どころがたくさんあるのですが、雨に煙る「山寺」を車窓から眺めるのが精いっぱいでした。おかげで山形名物「でんろく豆」を買うこともできませんでした。久しぶりの山形はある意味とても思い出に残る出来事になりました。それでも名物「板そば」は、今回の大きな目的でもあったので着いた日の昼食に腹いっぱい食した園長でした。

 仙台から八戸に帰るまでの景色は壮絶なものがありました。北上川をはじめとした川と言う川はほとんど増水、濁流。ところどころ決壊して田んぼが水没。テレビで見た悲惨な光景がそこにありました。自然災害の恐ろしさを実感しました。今年のコメは高くなりそうです。

 まだ、天候はすっきり回復しそうではありませんが、明日から東京で「認定こども園研修」があります。老体に鞭打って頑張っていますが、東京でも昨日震度5弱の地震が発生しています。山形みたいなことが東京で起こったら・・・と考えるとめまいがしてきますが、とりあえず行ってこようと思います。ここで「晴れ男」の真骨頂発揮と行きたいものです。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

野分け

2015-09-09 21:32:06 | 日記

園長です。

 今年は台風の当たり年みたいです。今日は台風17号と台風18号の影響で全国的に荒れた天気になったようです。私は、青森県の仕事で青森市まで行ったのですが、行きはよいよい、帰りは怖い・・・の通り、大変な天候の中を、「八甲田越え」してきました。雨はそんなに強くなかったのですが、風が「ビュービュー」とうなりをあげて吠えていました。ブナの林がざわめく中、八甲田越えをしたのですが、愛車のプリウスが風にあおられているのが手に取るように伝わってきました。それでも何とか生還したのですが、台風は遠い、東海や関東、北陸を過ぎて日本海に抜けたというのに、雨台風となって関東を直撃したようです。青森県は影響がないかといえば、そうではなく、東北、北海道まで延びた寒冷前線のお陰で、どこも大雨の状態です。今、この時間も我が家の2階は風と雨の音が不気味に響いています。

 明日は青森県保育連合会の仕事で山形まで行かなければならないのですが、天気が心配です。予報では11日くらいまで台風の影響で天気が悪いそうですが、私は「晴れ男」なので何とかなると思います。

 9月は私にとってとても忙しい季節になりそうです。山形をはじめ、東京にもいかなければなりません。認定こども園の研修があるのです。今年始まったばかりの制度ですが、いろんな複雑な問題があり、少し自分自身整理していかないと煮詰まってしまう気がします。少しでも情報得を得て、保育に役立てたいと思います。

 先日、9月5日は保育園の運動会でえした。それまでの天気が嘘のように晴れ渡ったのですが、気温が20度に満たない低温で、肌寒い中で行いました。今年から定員も増えて、競技内容も工夫してなんとか午前中で終わりましたが、こども達の成長は手に取るように伝わってきました。勝負にこだわるのは年長組くらいからですが、親子競技に軸足を移しても運動会は最後は勝負です。今年は紅組の完勝でしたが、負けた白組の団長は、表彰式のあたりから目がうるんできて、閉会式ではなんとか耐えていましたが、終わりの言葉が終わると悔しくて大泣きをしていました。友達やご両親から慰められていましたが、本当に悔しかったようです。でもその悔しさが成長につながるのです。今度は10月にライオンズ杯サッカー大会があります。昨年度に引き続きの連覇と今年サッカー大会3冠を目指して気持ちを切り替えて欲しいものだと思います。8日には抽選会も終わり、最後の決戦を迎えます。終わりよければすべてよし・・・で今年を締めくくりたいと思います。保護者の盛大な応援が不可能を可能にします。あと1カ月、こども達に大きな声援をお願いします。

 それにしても天気が良くありません。いい加減晴れて欲しいと思うのは我がままでしょうか。「男心と秋の空」私は「晴れ男」、そろそろ本領を発揮したいと思います。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする