園長のつぶやき

こんにちは 長坂保育園の園長です。日々成長する子ども達を見ながら、日頃の思いを綴ります。

飛龍乗雲

2011-12-29 16:09:45 | 日記

園長です。

 今年もあと2日で大晦日を迎えることとなりました。今年はいろんなことが起こり、ここ数年では一番中身の濃い年だったと思います。3.11の大震災は別格としても、その後の放射能汚染はこの先何年も私達を悩ませることでしょう。また、自然災害の多い年でもありました。各地で大雨、洪水の被害が相次ぎ、自然環境破壊がもたらした復讐としか思えません。それでも女子ワールドカップでは「なでしこJAPAN」が世界の強豪を次々破り、優勝と言う快挙を成し遂げました。震災で落ち込んでいた私達には大きな励みになりました。 

 保育園では「見守る保育」が大分浸透し、職員も自分達で考え、行動できるように成長しました。細かいところはいろいろ問題もありますが、みんなが同じ方向を向いて仕事が出来るようになった・・・ように私には見えます。この姿勢は子ども達にも良い環境として伝わると思っています。

 来年、24年度はいよいよ保育園の建て替えが予定されています。まだ仮申請の段階ですが、設計図も出来上がり、見守る保育がますます発展していきそうな感じです。私の人生においても大きなイベントの一つになることは間違いありません。3年位前からいろんな保育園を見学し、長坂保育園にもっともふさわしい園舎にしたいと思っています。これからいろんな問題が起きるかもしれませんが「子どもの最善の利益が保証される」保育園にしていきたいと思います。建物だけではなく保育もしっかり行える環境も作りたいと思います。子育てをするなら長坂で・・・と言われたいものです。

 今年1年、本当に地域の皆様に見守られてきたと実感しています。どれくらいお返しできるかわかりませんが、保育園が協力できることを考えていきたいと思います。来年もよろしくお願いいたします。

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勝って兜の緒をしめよ

2011-12-26 16:06:26 | 日記

園長です。

 「本日、天気晴朗なれど 波高し」という名台詞を残して始まった「日露戦争日本海会戦」。連合艦隊がロシアバルチック艦隊を撃破し奇跡のような勝利を挙げた模様が、昨日の「坂の上の雲」で放送されていました。3年越しで放送されたこの「坂の上の雲」はとても見応えのある番組でした。3年前は何も知らずに愛媛県松山市の保育研究大会に参加し、「もっとじっくり見学してくればよかった。」と後の祭りを悔やみました。今年は戦争を主にした第三部でしたが、私は第一部の秋山兄弟と正岡子規の青年期の活躍が好きでした。誰にもある「青春時代」・・時代は変われど心に期すことは同じだと思います。青雲の志を持った青年達の苦しみや葛藤・・。現代のように個人の自由がほとんどない時代に自分の進む道を捜し求め、生死をかける様は、何度観ても感動して涙が出てきます。

 昨日の最終回は感動する場面が少なく、戦争の悲惨さ醜さだけが強調されていたようです。その中でロシアのバルチック艦隊に勝ち、連合艦隊の解散の辞には感動しました。渡哲也演じる東郷平八郎の武士道には心を揺さぶられる思いがしました。その中に「勝って兜の緒をしめよ」という言葉には自分自身を含めたすべの人に聞いてもらいたい言葉だと思いました。

 本日の読売新聞に「こども・子育て新システム」の最終案がまとまったと記事に出ていましたが、子どものことを一番に考えた案であって欲しいと思います。日本の伝統と歴史が分断されるような子育ては誰も望んでいません。省や庁の面子などは考えず、日本の行く末、10年、20年後日本を考えて欲しいと思います。坂の上の雲は激動の時代の話ですが、今の日本も同じような状況なのだと思います。右肩上がりの成長から右肩下がりになったとき、今までと同じ方法、同じ作戦は通用しません。誰もが気づいているのに誰も言わない・・。でも誰かがやらなければいけないのです。勝って兜の緒を締めよ・・・これから日本が勝つ場面はあまりないかもしれませんが、子供たちには明るい未来であって欲しいと思います。

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12月

2011-12-16 11:37:31 | 日記

園長です。

 なんだか忙しいなあ、と思っていたら12月になっていました。「師走」とはよく言ったもので「師」ではないですが毎日を走り回っています。と言っても実際に走っているわけではないので、精神的に忙しいだけで、体はメタボを維持しています。11月に行なった「健康診断」の結果も無事に手に入り、いつもどおりの指摘事項に、「さもありなん」と一人納得しています。すべての原因は「運動不足」と「ストレス」だそうです。運動不足はともかく、ストレスはたまる一方で、これがお金だったら、今頃は大金持ちになっているところです。

 さて、3日に「クリスマス発表会」が終わり、9、10日は老人の施設で交流会を行い、今日は「クリスマス会」がありました。私はそのほかにも「年末調整」という1年に1度の給料計算をしなければなりません。最近は職員の数も多くなり、事務量も膨大になっています。保育園に事務職員がいないのが不思議に思います。

 さて、12月といえば、私の父と母の命日でもあります。3年違いですが12月19日の同じ日に亡くなりました。平成13年と平成16年の12月19日でした。まるで昨日のような気がしますが父が亡くなってもう10年が経とうとしています。何も親孝行らしきものをして上げられなかった分、後悔の気持ちが年々大きくなっていくようです。先日、法人の設立理事である元県会議員さんが亡くなりました。父のつながりの人たちがだんだん減っていくのはとても寂しい気がします。時代は移ろい主役がめまぐるしく変わっていく現代。自分の立ち位置を探すのにとても苦労しています。改めていろんな人たちから見守られて生きてているのだと感じています。

 今年は3.11を初め、多くの事件、事故がありました。私自身を顧みても、あまり良い年だったとはいえません。その代わり保育園は良い事ずくめの1年でした。どこかでバランスが取れているのですね。来年はいよいよ保育園の建替えの予定です。一応基本設計は出来上がり、これから細部を詰めていこうと思います。年が明ければますます忙しくなりそうです。今のうちに心も体調も整えようと思っているのですが、雑念、雑事が次々とやってきてなかなか心が落ち着きません。来年こそはゆっくり、ゆったりとした保育を心がけたいと思っています。皆さんよろしくお願いします。あまり揉め事を起こさないように・・・・。

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