園長です。
7月14日、午前中、当園でオープン保育(公開保育)があり、16名の他園の保育士たちが長坂保育園の保育・教育の様子を見学しました。わが八戸市保育連合会は、市内約70園の施設が東西南北の4つの地区に分かれていて、当園が所属する南地区の施設から16施設の保育士が来園しました。園長はまだしも、保育士は他の園を見学することはほとんどないので、貴重な体験になります。我が園でも、今、取り組んでいる保育を始めるときは、東京や岩手奥州市、仙台などに職員を送り込み、勉強したものでした。私は長崎まで足を延ばし、勉強させてもらいました。今でも写真が山のようにあります。見学から帰ってきて、園内でかんかんがくがくと議論し、今の形の保育を作り上げました。だから良い保育をしているとは言いませんが、いろんな園のいろんないろんな良いところ、参考になるところを「真似」させてもらいました。園舎改築の際には大いに参考にさせてもらいました。おかげで我が園では、壁がない、廊下がない、子どもたちが自分で考え、自分で選び、自ら行動するという保育環境を整えることができました。あの時熱く語った職員も一人、二人と去っていきましたが、今でも全職員が同じ方向を向いて保育を行っている自負があります。まさに保育は環境です。当然人的環境も含まれます。
この日は、偶然、昨年度から取り組んでいる保護者が教えてくれる「よさこい」の練習があり、子どもたちの元気な姿を見てもらうことができました。1階も2階もすべて開放し、見たいところ、勉強したいところを見てもらいました。質問もOK。ただし、異年齢での活動が多いので、各場所のリーダーが答えることにしていました。
保育士の目は厳しい。できれば見てほしくないところほど見たいようで、隠したいところをじっくり見ていました。当日はとても気温が高く、外遊びを中止にしようかと思ったくらいですが、私が一番見せたいところが園庭だったので、外で泥んこ遊びを見てもらいました。この園庭を作るにあたり、山形の鶴岡まで行ってきました。そこの園庭には手も足も及びませんが、理念だけは一致していると思います。あれから十数年、我が園に園庭見学に来る親子が増えました。子どもたちも園庭が大好きで、さして広くもない園庭は、隅々まで子どもたちの歓声が響いています。
何はともあれ、よその園の先生方に保育を見てもらうのは勉強になります。今回も見学の後、感想やアドバイスをいただくことになっています。できれば、本音の厳しい意見を聞きたいと思っています。我が園のためにも・・・。
公開保育は、見ても勉強になりますが、見られるほうはもっと勉強になります。我が園も公開保育が失敗して「後悔保育」にならないよう頑張りたいと思います。今年南地区の会長が変わりました。なかなか保育に熱心な園長先生になったのでこれからの南地区の活動が楽しみです。16日には会長の園で公開保育が行われます。八戸の保育会は南地区から変わっていくような気がします。これからも一緒に勉強していきましょう。
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