園長のつぶやき

こんにちは 長坂保育園の園長です。日々成長する子ども達を見ながら、日頃の思いを綴ります。

朋あり遠方より来る また楽しからずや

2013-11-29 15:10:40 | 日記

園長です。

 今年も残すところあと1か月。11月はいろんなことがありました。あまりうれしくない出来事が多かったですが、嬉しいこともありました。九州長崎からお客様が見えたことです。本当は当園の「新園舎落成記念祝賀会」にご招待したのですが、都合がつかず、盛岡で行われた全国保育士研究大会に参加した後で寄っていただきました。実は、ちょうどそのころ我が家では大変な事態に直面していたのですが、保育の大恩人をないがしろにはできません。

 長坂保育園で新しい保育に取り組んでいた時、同じような保育を目指している保育園に「見学」を打診したところ、「当園で良かったらいつでもどうぞ。」と言ってくれたのが、この長崎の保育園だったのです。八戸から同じ保育に関心のある園長8人で「保育視察」に行ったのですが、素晴らしい園でした。園名は「かきどうピノキオ保育園」といい、園舎にはピノキオの絵が輝いていました。約半日、園舎の見学、保育士の動き、保育の環境など勉強させてもらいました。そこでは、私たちが得意とする「経営の話」ではなく、「保育の話」を熱く語る理事長先生がいました。快く「どうぞ」と言ってくれた先生でした。その後、私は妻と一回見学に行ったのですが、本当に温かく迎えてもらいました。松尾先生は長坂保育園で見守る保育に取り組んで3年目に「東北ブロック見守る保育研究会」の公開保育を行った時にわざわざ長崎から参加してくださいました。もう10年くらいも前の話です。それ以来いろんな場面で応援してくれる先生です。

 今回は、奥様の園長先生とご一緒でした。園長先生は飛行機が嫌いだそうで、長崎から福岡、東京で乗り換え、11時間かけて八戸まで来たそうです。園長先生は学生時代に十和田湖へ修学旅行で一度来たことがあったそうですが、それ以来の青森県と言うことでとても楽しみにしていたそうです。この時期の八戸はおいしい食べ物がたくさんあり、一番いい時期だったのですが、いつもの店が改装中で大したおもてなしもできず、心残りです。それでも、「イチゴ煮」「せんべい汁」「きんきん焼」を食べていただいたので、一応八戸の味は堪能していただいたつもりです。

 9日の土曜日は、園長先生の思い出の地「十和田湖」へ案内しました。車で約1時間ちょっと。紅葉の時期を過ぎてしまいましたが、「奥入瀬渓流」を散策していただきました。天気は良かったのですが風が強く、晩秋のみちのくを堪能してもらいました。十和田湖では、年老いてしまった「乙女の像」を見て、秋田県名物の「稲庭うどん」、十和田湖名産の「ひめますの姿焼」を食べました。その後、少しだけ八甲田方向へ向かい、名湯「蔦温泉」で汗を流してもらいました。この温泉は、吉田卓郎が大ヒットさせた名曲「旅の宿」が作られた宿として有名です。この日は旅館の冬囲いの最中で、作詞した部屋は見ることができませんでしたが、温泉には入ることができました。地底から時々「ごぼごぼ」と音をたてて湧き上がる温泉は格別です。あまり時間がなかったのでゆっくり・・・とは行きませんでしたが、秘湯の温泉旅館を堪能したと思います。

 次の日は大荒れの天気で、朝から雨が降り、大変でした。私のほうも少し大変な事態になっていたので、申し訳なかったのですが、見送りができませんでした。今度またゆっくり遊びに来てください。私たちも少し時間に余裕ができたら、是非また長崎に行きたいと思っています。今回は制度改革の話が主でしたが、「見守る保育」について深く話し合いたいと思います。長崎は見守る保育の研究会も活動が活発でとてもうらやましく思っています。日本が近代国家を目指した時に多くの偉人を輩出した長崎、2年前の「竜馬伝」は毎週熱くなって見ていました。日本の歴史は「西」からできてきたことが良くわかります。でも八戸はその前の文化・・・「縄文」時代が花でした。東北はまだまだこれから可能性がたくさんある地だと思っています。これからも北の地から子どもたちの様子、保育の取り組みなど情報を発信していきます。よろしくお願いいたします。朋あり遠方より来る また楽しからずや・・・ありがたいことです。

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