園長のつぶやき

こんにちは 長坂保育園の園長です。日々成長する子ども達を見ながら、日頃の思いを綴ります。

さつまいも

2013-11-18 16:23:07 | 日記

園長です。

 今年も法人の理事さんから「サツマイモができたけどいつ来る?」と電話をいただきました。実は10月に電話が来ていたのですが、こちらの都合で、ついつい遅くなってしまいました。11月の10日には初雪も降り、芋のツルも枯れていました。

 11月3日に「長坂保育園35周年新園舎落成記念」が予定されており、これをやってしまわなければ落ち着かなかったのです。9月10日が法人と保育園の指導監査になっていたので、9月の中旬から落成記念に向けて全力を傾けていたのですが、妻の父親が滑って転んで救急車で運ばれたころから、それまでの順風満帆が急に怪しくなり、妻の妹が10月22日に盛岡で入院。10月28日に市民病院へ転院。11月1日に急逝。その日の午後に妻の父親が体調を崩し、入院。診断は「肝膿瘍」。危険が非常に危ない状態だという医師の説明に絶句。一時は記念式典の延期を考えましたが、多くの方々に迷惑がかかると思い、悲しみをこらえて強行しました。5日通夜、6日葬儀。「父が危ない」と親戚が集合したのが7日。9日午前3時40分、天国へ旅立ちました。13日の通夜、14日の葬儀・・・何だ、どうした、どうなった?・・・という状態でした。妻はもっと大変な状態だったようです。妹を看取り、10日もたたないうちに父親を看取り・・・。きっと彼女の心は「神も仏もないのか」という状態だったと思います。保育園ではいつも通りの行事が行われ、日々淡々とした保育が行われました。職員に深く感謝したいと思います。

 そんな中での「サツマイモ掘り」でしたが、例年だと強靭なツルも、寒さのために枯れてしまい、掘りやすい状態になっていました。年中と年長児約50人、職員4人、実習生1人、総勢55人が「畑あらし」をしてきました。粘土質の畑は、ミミズやモグラが良質な土に変えてくれ、大きな芋が出来ていました。1時間ほどで畑を荒らし終わり、お土産をたくさんもらい、元気に帰路に着いた子供たちでした。天麩羅がいい、とか大学芋にしてもらう、とか芋料理に花を咲かせながら保育園に向かったのでした。保育園では子供たちに傷つけられたサツマイモを中心に「天麩羅」にすることにしました。残りは、天日にさらして糖度を高め、ふかしイモにしようと調理員に言っておいたので、中居先生がおいしい芋料理を作ってくれることと思います。

 毎年招待されて申し訳ない思いがしますが、私の小学、中学時代の同級生なので、お言葉に甘えることにしています。持つべきは「畑を持った同級生」だとつくづく思います。たまには「船を持った同級生」「田圃を持った同級生」もあればいいなあとひそかに思っています。秋は食欲の秋、食育の成果も考えながら、残り少ない秋を楽しみたいと思います。雨にも負けず、風にも負けず、悲しみにも負けないで食欲の秋を満喫したいと思います。これからもよろしくお願いいたします。

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