園長です。
本日、保育園にお客さんが4人来園しました。大分県、岐阜県から一人づつ、東京から二人でした。平均年齢は・・・かなり高い。皆さん高度な話術を持っており、とても楽しい方々でした。この人たちは、「全国童話会」のメンバーで、八戸童話会90周年をお祝いしに来八したのでした。昨日、大々的に記念式典を行い、本日は保育園、幼稚園、児童館など10か所以上で「おはなし」をしに回っているそうです。わが園には4名の方が来園し、3名の方のお話を聞きました。岐阜県から来たおじいちゃんの話は、「おばあさんの時計」という題で、体全体を使い、声も大きく、抑揚が聞いた話し方で、子供たちも真剣に聞いていました。予定では30~40分くらいという時間でしたが、子供たちの聞く態度に感心して、予定外の追加口演(こうえん)になってしまいました。約1時間にわたり、述べ4人のお話を聞くことが出来ました。子供たちは偉かった。15分の長い話もしっかり聞いており、わかりにくいジョークにも鋭く反応し、話し手を大いに盛り上げてくれました。一番若い東京からの女性は、現職の幼稚園教諭ということで、手遊びも含めた面白いお話をしていただきました。新園舎にも大変関心があるようで、さすがに専門性を刺激されていたようです。タクシーを15分以上も待たせてお帰りになりましたが、子供たちにはよい刺激になったようです。2月にも「八戸読書団体連合会」の皆さんが来て、お話や紙芝居をしていただきましたが、その時も「2歳児までも静かに聞いていた。」と感心していました。わが園には、本がたくさんあります。いろんなコーナーに「図書スペース」があり、子供たちはいつでも、どこでも本を手にし、読むことができます。自分の好きな本は、表紙がぼろぼろになっても読んでいます。今の時期は「昆虫」の図鑑が人気です。虫博士と言われる子供たちが過去に何人もいましたが、この時期はいつも昆虫図鑑の周りに子供たちが群がっています。保育園では「清潔」「整理整頓」を心がけているので、虫の類はあまり見られませんが、園外へ散歩に行くとき保育士は必ずビニール袋を持参します。行きはよいよい、帰りは恐い・・・保育園に帰ってきた子供たちの手には「ダンゴ虫」「カメムシ」「アリ」などが走り回っています。保育士はそれを見て、身震いしていますが、子供たちの顔は笑顔で、光り輝いています。怖がる保育士にわざと虫を触らせ面白がっています。長坂の子供たちは本当に子供らしい子供です。
また、長坂の子供たちは「きのこ」も大好きです。先日行った園外保育では、雨の中の散策途中でそれはそれは見事な「たまごたけ」を3本もゲットしました。朱色に輝くこのきのこは、知る人ぞ知る幻のキノコなのです。この日ゲットした幻のキノコは、高さが15センチ、太さ。直径は4センチ、カラオケのマイクくらいの大きさでした。なぜ幻と言われるのか・・・。誰も食べようとしないからです。あの真っ赤な色を見ると食べられるとは思えないからです。実際、ほとんどの人は「毒キノコ」だと思うようです。仮に手にとっても踏んづけてしまうようです。実際無残な姿になったたまごたけを多数見かけたことがあります。今回収穫したたまごたけは、子供たちが持って帰りました。きっと捨てられてしまうだろうなあと思っていたら、「食べました。園長先生を信じています。」と言われ、ドキドキしてしまいました。でも大丈夫、これには絶対的に自信があります。私的にはマツタケとシイタケくらいはっきりと区別することができます。味の感想を聞くと「おいしかった。でも園長先生の大丈夫という言葉がなければ絶対に食べないと思います。」と言われた。大丈夫・・・そんなに簡単に見つからないキノコなので採ることはないでしょう。ホームページの日記のコーナーに写真を載せています。どうぞご覧ください。知っているととてもおいしいキノコです。雨降りの楽しみ方にもいろんなことがあるものです。梅雨も楽しい季節になりそうです。