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園長のつぶやき

こんにちは 長坂保育園の園長です。日々成長する子ども達を見ながら、日頃の思いを綴ります。

掟破り(おきてやぶり)

2013-07-13 13:02:42 | 日記

園長です。

 7月は、毎週のように行事があり、分身の術でも使いたくなるようです。7月7日は「運動会」(6日の予定が雨で順延。その後午後から結婚式)。11~12日は、「北海道・東北ブロック保育研究大会」。そして7月18,19日は「お泊り保育」。7月27日は「夕涼み会」が予定されています。そして、7月31日からの「八戸三社大祭」。保育園でも8月3日の「お還り(おかえり)」には年長、年長組30数名が「根城・新組町」の山車に参加することが決まっています。旬の過ぎた私はこの過酷な状況を乗り切れるのでしょうか。でも、建て替えの定款変更・実績報告も提出し、少しだけ肩の荷は下りたようです。

 そんな中、昨日まで青森市で開催された「第62回北海道・東北ブロック保育研究大会」に参加してきました。参加したというよりは、強制的に仕事をさせられたという感じです。2日目の分科会では司会、閉会式では閉会の言葉を担当され、ノミの心臓は破裂寸前までバクバクしてしまいました。分科会の司会は、自分から選んだものだったので大変楽しく行うことができました。私が担当したのは、第5分科会「家庭や地域との連携による食育の推進」でした。わが長坂保育園でも「食育」にはとても関心があり、これまでたくさんの試行錯誤を繰り返し、「楽しい食事」を目指してきました。まさに願ったり叶ったりの分kぁ位でしたが、司会者に問題あり。普通司会者は、理路整然と進行に努め、質疑応答の交通整理をし、助言者を立てる・・・という役割がありますが、3組ある発表が終わると、参加者よりも先に質問し、質問がないと、参加者名簿を見ながらいきなり指名するという・・・とんでもない司会者だったのです。それが私でした。3組の発表は素晴らしく、嫉妬に狂った司会者は、あらさがしに専念し、あらが見つからないと、自分の保育園の取り組みをとうとうと述べるなど、まさに掟破りの司会者でした。それでも何とか役目を全うできたのは、素晴らしい発表者と理解ある参加者、そして優しい助言者のおかげでした。

 食育は、子供たちにとって欠かせないものです。保育園では、畑つくりからクッキング、保存食など保育園だけでなく、地域のおじいさん、おばあさんも巻き込んでおこなっているので、どうしても紹介したかったのです。野菜つくりもそうですが、普段の保育で行っている「セミバイキング」方式の食事、給食係りの「味見し隊」。調理員とのクイズ形式の問答など子供たちとの楽しい食育の様子を・・・。でもそれはやはり、「掟破り」だったのでしょう。深く深く反省したいと思います。次は司会者ではなく、「発表者」になって参加したいものだと思っています。

 今日は、7月の「試食会」の日でした。9名の参加者が朝から子供たちの活動と給食の様子を見学し、給食の味見をしてくれました。保護者も「食育」には大きな関心を持っているようです。この取り組みをどのように各家庭、各地域に発信していくか、それがわが園の検討課題になっています。それにしても保育は奥が深い。ただ単に「養護」と「教育」が保育です・・・だけでは説明しきれません。今、保育制度が大きく変わろうとしていますが、大人の都合ではなく、子供主体の制度になってほしいと心から思っています。経済効率だけで制度を変えてほしくはありません。子供への費用は「未来への投資」です。国の責任、大人の責任が問われているように思います。  

コメント
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