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長野周辺の山歩きと山野草

長野県北部を中心に山歩きと野草の開花状況を報告しています。植物の不思議な生態についてもレポートしています。

高山村の桜巡り

2010年04月26日 | 風景
2010年4月25日に高山村に桜を見に行ってきました。
信州高山桜まつりというページでマップをダウンロードして持って行きました。まずはソメイヨシノがきれいな北部運動広場に駐車してそこから自転車で巡りました。「しだれ桜&句碑・歌碑めぐり」というパンフレットがありますので手に入れましょう。ダウンロードのものよりこちらの方が桜の場所や見所がもっと詳しくかかれています。私が手にいれたのは終盤でしたので見逃したところがありました。


西光寺のしだれ桜
 北部運動広場から西に走って最初に西光寺に行きました。赤い屋根の小さなお寺です。その分満開の桜で溢れていました。


高山大橋南のしだれ桜
 高山大橋を渡ってすぐの交差点近くにあります。写ってはいませんが、この桜には大きなヤドリギがついていました。桜の下はお墓になっています。
 この近くの一茶館では村内各所の桜を採り上げた写真展が開催されていました。これを見ておくと桜の見所がいっぺんで把握できるかもしれません。


神明社のソメイヨシノ
 社殿の前に幟が立っていました。今日は村内各所で道や水路の掃除や神社の手入れをしていました。桜がたくさんある神社です。


紫のしだれ桜
 この桜の下もお墓です。とにかく高山村では桜の下がお墓という所が多いのです。桜を植えた当時の人々の心が伝わってくるようです。この近くには牛さんがいました。人懐っこく近くに寄ってきます。でもそこはグジュグジュのぬかるみ(牛さんのおしっこ入り)。なので泥を掛けられてはばっちいので離れました。


和美の桜
 和美と書いて「なごみ」と読みます。村役場の近くにあり、広めの無料駐車場がありました。満開の桜の隣には菜の花畑がありました(この写真の右方向)。アングルを変えると様々な表情を見せてくれる桜です。


坪井のしだれ桜
 まだ5~6分咲き程度でしょうか。やはり満開前はインパクトが弱いですね。かなりの老樹で多くの棒に支えられています。
 ロープが張られていて右奥にある案内板には近づけませんでした。遠くなので肉眼では読めません。デジカメ撮影で判読。
目通り周囲・8.1m 樹高約・10m 枝張り東西約14m
 しだれ桜では樹齢・太さ共に村内第一の古木であり巨樹です。古文書や墓碑の歴史から推定すると樹齢は400年以上と思われます。
 中山地区には付近にしだれ桜の巨樹が数本見られますが、坪井のしだれ桜は村内の老樹でも特筆すべき大樹であり正面に出ている根(二次根)で全体を若返らせていると思われます。幹に付いているシダは木曽の社貢寺の林中で最初に発見されたオシャグジデンダという種類です。

 そしてもう一つ新しい案内板には
日本彼岸桜見立番付で西の小結に選定された名木です。樹齢は600年以上と推定され、老樹の気品が漂う桜と評価されています。
村指定の天然記念物で、樹高約10m、幹周約8m、根元の直径4m、樹冠約16m。村の五大桜の一つ。

と書かれていました。先の案内板が作られてからこれが作られるまで200年は経っていないと思うのですがね。箔をつけるために言った者勝ちのようなものでしょうか。


横道のしだれ桜
 巨木ですが枯れた枝が切られてややスカスカな感じです。晴天の朝なら北アルプス?など西方の山並みと桜が撮れるアングルがあります。やって来たときはお昼過ぎで既に山は霞んでいました。
 案内板引用 
大振りの樹木で、りんご園に囲まれながら遠目によく見えます。樹高約10m、樹冠も約10m余り、幹周約4.5m。幹の太さなどから樹齢は250年から300年と推定されています。



中塩のしだれ桜
 赤い屋根の阿弥陀堂のところにあります。樹形も美しく樹下にはお地蔵さまがあり、絵になる要素がそろっています。しかしそれをうまく引き出すアングルが見つけられません。背景がよくないのですね。スチール製の物置だし、反対側に回れば駐車中の自動車と金網で。正面から引いて撮れればよいようですが畑なので立ち入ってはいけません。心の目で鑑賞することにしましょう。
 案内板引用
推定樹齢約150年、樹高約10mで、枝張りが程よくまとまっていて八頭身美人をみるがごとく優雅です。色も赤みが濃く樹勢も良好です。枝が滝のように数段さがり、滝さくらの風貌をもっています。村の五大桜の一つ。




 この後、駐車場を和美の桜に移して再度自転車で出発!!


高山小学校の桜
 オオヤマザクラがあったようで、そちらが注目ポイントだったようです。写真のはソメイヨシノですね。


十王堂のしだれ桜
 品種が異なる二本のしだれ桜がありました。


黒部のエドヒガン桜
 ここは長い坂の上にあるので自転車で上るのは辛いですよ。そんな辛い思いをしてたどり着いたのに、ほんのすこーしだけしか咲いていませんでした。まぁ、ネットで調べて咲いていないことはわかっていたのですがね。蕾は赤く膨らんでいるのでもう少しです。
 平成13年4月、善光寺のお上人一行が催された野点に、高山村桜紀行を取材していた故立松和平氏が客人として参加しました。そのときのお上人の詠歌が石碑になっていました。
 爛漫の桜下の野点行き摩りの客人まねきいよいよ華やぐ(現代語的に勝手に改変)
 
 案内板が3つも設置されていました。そのうち平成11年に設置された黒部区のものが最も味のある看板なので引用したいと思います。
黒部区では”十二宮(じょんのみや)の桜”と呼ぶ。樹種はエドヒガン桜で、花の赤みが濃く、田中にあって孤高な気品をただよわせる。
樹高13m幹周約6.8m 風神雷神のいたずらか幹が割れている。樹冠約10m。樹齢は500年余と推定される。
 江戸時代の初期延宝年間(1673-81)の村絵図に既に大樹として描かれているので、中世は戦国時代に植えられた可能性がある。
 樹下に十二宮跡の石碑が立つ。往古黒部の穀倉地帯であったこの地に山の神、水の神、農業の神として祀られ、その時神の依代として植えられた記念樹であろう。



天照大神社のしだれ桜
 エドヒガンから坂道を下ってくるとき見えたので寄ったのです。自転車利用の気ままな臨機応変さが好きです。しだれ桜は、焼失した社殿を昭和11年に再建したときに植樹されたと伝えられてます。こちらでも住民の方々が神社周りの清掃と整備をしていました。


歴史民俗資料館のソメイヨシノ
 桜マップの最も東にあります。黒部のエドヒガンで体力を使い果たしてひーひーなのですが、ここまで来たからにはと根性で行きました。なのにここもまだ未開。つぼみはほころび始めているので連休中は満開なのでしょう。桜を見るためだけなら敢えて行くほどのこともないかな。桜マップ制覇を目指す人は行かなければなりません。


二ツ石のしだれ桜
 目通り周囲4m 樹高約7m 枝張り東西約14m 樹齢約330年
 このしだれ桜は二ツ石地区で家の数が増えはじめた1680年頃に植えられたと見られています。老木で中心部が朽ちていましたが、薄桃色の小さめで愛らしい花を咲かせていました。樹下には庚申塔と馬頭観音が祀られています。


高山中学校の桜
 部外者は校内立ち入り禁止ですよね。昔は校庭には自由に入れたところが多かったと思いますが、いろいろ凶悪な事件が起きましたからね。だから門の外側から撮りました。


和美の桜
 再び戻ってきました。疲れました。夕方の色もまた美しいですね。広場にアップライトピアノが置かれていて自由に弾けます。男の子が弾いていました。ふくろうの彫刻が愛らしい。

 桜マッぷ制覇を目指したものの、赤和観音のしだれ桜と水中のしだれ桜へは行けませんでした。両者とも咲き始めたばかりなようなので行けたとしても感動は味わえなかったでしょう(・・・と負け惜しみ)。

上田城跡公園の桜(上田市)

2010年04月15日 | 風景
2010年4月14日に上田城跡公園に行ってきました。
満開のソメイヨシノは見事でした。平日にも関わらず公園の駐車場は満車で入れず、離れたところに停めて歩いて訪問しました。上田市のホームページ公園と駐車場情報があります。


西櫓(にしやぐら)とソメイヨシノ
 青空の下、満開のソメイヨシノは気持ちも晴れ晴れさせてくれます。天気は良かったものの風が強い一日でした。そこで今日のテーマは「微動だにしないお城と風に揺れ動く桜」にしました。ところが、PLフィルターもNDフィルターも忘れまして、テーマの写真は一枚も撮れませんでした。残念。


西虎口(にしこぐち)
 黒っぽい建物と薄桃色の桜の組み合わせも良い感じです。本丸を囲む堀の外側を一周できます。時計回りに歩きました。


花木園上のベンチ
 花木園では椿やつつじも咲いていました。植えられた植物に名前札がついているのは良いです。エノキの枝影は風情がありました。


堀とソメイヨシノ
 このように堀の周りにソメイヨシノが植えられています。若木が植えられている一方で老木のソメイヨシノは傷口の手当と土壌改良で養生させていました。


北櫓と桜
 お城らしく見えるのは東側からです。朝から午前中の方がよいみたいです。午後になると逆光気味でこのようにスッキリしない写真になってしまいます。


北櫓の前のしだれ桜
 しだれ桜は落花さかんで見頃を過ぎていました。ここのしだれ桜は、必ずソメイヨシノに先駆けて満開になります。逆転することはないのです。独自に計算しながら咲いているということなのですね。植物とは不思議なものです。
 ここはビューポイントの一つ。「写真お撮りしますよ~」という写真撮影のボランティアがいらっしゃいました。鎧を着けた人もいて一緒に記念撮影もできます。本格的というより、ジーンズにスニーカーで鎧です。


真田神社横からの北櫓
 真田神社は真田幸村の聖地。その他、櫓門の石垣には真田石とよばれている緑色凝灰岩の大石があったり、神社奥には真田井戸など見所もいっぱい。桜だけでなく歴史も感じられます。


本丸跡(隅櫓跡)からの風景
 露店がたくさん来ていました。鮎の塩焼きも売っていました。後で買おうと思っていたら忘れました。この公園にはゴミ箱がありません。ゴミは各自で持ち帰るようにということです。


西側のお堀
 一周して西虎口に戻ってきました。お堀に映る桜が素敵です。もうちょっとアングルを工夫すればよかったと後悔しています。

22時までライトアップもしているそうです。また違った風情があるのでしょう。今年は行きませんが、来年ライトアップ桜を撮ってみようかなと思いました。

光林寺のさくら(長野市篠ノ井)

2010年04月14日 | 風景
2010年4月13日に長野市篠ノ井の光林寺に行ってきました。
桜が満開でした。とてもきれいでした。

場所がよくわからなくて寺の前の道路を2回も通り過ぎてしまいました。入り口に2本の石柱があって、その間の細い参道を入って駐車することができます。


山門と桜
 階段を上って山門の手前の桜がすばらしい。


六地蔵と桜
 六地蔵の前に満開のしだれ桜が下がって趣があります。


満開の桜
 六地蔵の裏側の桜です。鐘楼の屋根にかかる桜が素敵です。


子どもたちと桜
 小学生たちがお花見に来ていました。賑やかになりました。


本堂と桜
 立派なしだれ桜が多くあるお寺です。


篠ノ井の展望
 お寺は高台にあって展望が良いのです。果樹園が広がっています。


桜に囲まれた道
 道を散歩する人の点景があればもっとよかったのですが。電線はしかたありません。


下から見上げる桜
 現像で色を調節していますが、撮影時にPLフィルターを使って桜色をもっと濃く、青空をもっと青く撮っていればよかったなと思いました。


遠くからみる光林寺の桜
 最近望遠レンズをあまり使っていなかったのでここで使用。遠くの風景を近づけて撮れるのもそうですが、望遠レンズの魅力はボケ。花のアップで背景をぼかす写真を撮っておきたいところでした。しかし時間がなくて叶いませんでした。この後仕事に向かいました。

ろうかく梅園(長野市信州新町)

2010年04月07日 | 風景
2010年4月6日 信州新町・琅鶴湖(ろうかくこ)湖畔にある「ろうかく梅園」に行ってきました。
信州新町は2010年1月に長野市に編入合併されました。


梅園と琅鶴湖
 琅鶴湖は犀川の一部で水内ダムによるダム湖です。梅園は信州新町美術館や化石館の対岸にあります。夕方近くで曇でもあったため写真の色があまり良くありませんでした。


梅園と琅鶴湖2
 高台から梅園を見渡せるところも有ります。風にのって梅花の良い香りが漂っていました。


折れた梅
 折れた先でもちゃんと咲いていました。先月の強風の影響でしょうか?花は満開過ぎといった感じです。傷んでいる花も見られましたので、計画している人はお早めに。


幹が立派な梅
 古来から絵のテーマになり盆栽にもなる梅。風格がある幹は魅力があります。梅の盆栽が欲しくなりました。


梅園と新町橋
 青い新町橋が遠くに見えます。山間を犀川が流れ、その河畔の僅かな平地に街がつくられています。関東平野出身の私としては、両側にせまる山にかなりの圧迫感を感じました。


梅園と斜面の紅梅
 斜面に紅梅が植えられています。まだ若い木です。電線がなければもっといいのですがね。


紅梅
 紅梅は一つひとつの花が色鮮やかできれいです。

安曇野市・再び大王わさび農場

2010年04月05日 | 風景
2012年4月4日 再び安曇野市を訪問しました。

穂高有明の文字碑
 大黒天と書かれています。近くにも大黒天と書かれた石碑が見られます。日本では豊穣の神として信仰されています。背景の台形の山は有明山です。


安曇追分駅の西方にある道祖神
 酒器を持っている道祖神です。この他にも安曇野には多数の道祖神があります。それらを歩いて、または自転車で巡るのもおもしろそうですね。
 

大王わさび農場の道祖神。
 背景のわさび畑が良いです。



 わさび農場で桜が咲いていました。