平成27年12月26日
離島勤務も終わりに近づいた頃に長崎と五島を結ぶ九州商船の航路にジェットフォイルが
就航したのを覚えています。フェリーの2倍以上の料金ながらその時間短縮効果はかなり
魅力的で数回乗船しました。
あれから25年以上の時が過ぎ、先日の平成27年10月25日付けでネット配信された岩勢
敏美さん執筆『乗り物ニュース』に気になる記事が。それは日本各地の離島航路で活躍して
いるジェットフォイルが今後は建造されることなくその歴史が終わる可能性があるとのこと。
1970年代アメリカのボーイング社が開発、その後生産から撤退した同社より川崎重工がラ
イセンスを購入して建造。しかしながらかれこれ20年近くも建造の実績がなく、運航が30年
を超えて耐用年数に近づく船があるものの5隻程度のロット需要が見込めなければ生産体
制を組めないとのこと。数社まとめての発注も考えられますが、20年前に比べると船価が高
騰しているために経営が厳しい離島航路各社にとっては難しいかもとのこと。
人口がますます減少していく離島、そしてジェットフォイルほどのスピードは出ないまでも高
速航行可能な旅客船も登場しています。
長崎港では日常的に見かけるジェットフォイルですが後継船の動向が気になる時期が近づ
いているようです。







